【日本一周ツーリング2周目(6)】【2019年春(6)】むつ~むつ
下北半島北部に位置するむつ矢立温泉キャンプ場で6日目の朝を迎えた。
7時半頃にキャンプ場を出発しようと思い、今朝はその2時間前の5時半に起床した。
昨晩のキャンプ場の様子だが、一棟1000円のバンガローが満室の件は昨日の記事に書いたとおり。
テントサイトの方は、多分バンガロー住人のものだと思うテントがバンガロー付近に1張。遠くにオートバイ乗りのソロテントが1張。そして私のソロテントが1張。
その合計3張のまま朝を迎えると思っていたが、日が落ちてから、カンカンとペクを打つ音が時折聞こえてきていて、続々とテントが増築されている気配はあった。
そして今朝実際にテントを出て見渡した限りだと10張はテントがあったと思う。
あんなに水溜りだらけの芝生だったのに大丈夫だったのだろうか? 他人事ながら、ちょっと床上浸水が心配になってしまった。
いつものように、テントの中で朝食のパンを食べながらスマホで今日の天気予報をチェックした。
天気予報的には今日は晴れで、好天に恵まれて絶好の行楽日和になると言うこと。
今日は下北半島北西部の海岸沿いに走り大間まで行く予定で考えているが、地図で見るところだと結構勾配がキツイ山道が延々続く感じ。
そんな走行予定なので、天気が良いのは有り難いと言うものである。
今日も両足とも、アキレス腱と膝裏の痛みは相変わらずの状態…と、言うか益々悪化している状態。忘れずに痛み止めとしてロキソニンを飲んでおいた。
その後、テントを片付けて後は荷物を自転車に積み込むだけとなった。
ご覧のように、キャンプ場内は今日も桜が美しく咲いていた。
周囲には自転車を立て掛ける場所がなかったので、炊事場の横で荷物の積み込み作業を行った。
後部には旅のシンボルであるホクレンフラッグを取り付けたが、やはりこのホクレンフラッグは旅情感が出ていて良いものである!
出発準備が整ったので、予定通り7時半にキャンプ場を出発した。
キャンプ場滞在時はそれなりに雲は多かったが、それでも青空も見えていて日差しもジリジリ来ていた。
なので、出発時の服装は上は半袖で、下は七分丈のレーサーパンツという服装だった。
それがキャンプ場を出発して徐々にだが、陰りだしてきて、風も出てきた。
雲はどんどん厚くなり、正面から吹き付ける風はどんどん風力を強めてくる。気温も下がっているらしく、流石に半袖だとつらくなってきたので、途中でウィンドブレーカーを着た。
まだこの辺りまでは良かったが、薄暗くなっていた周囲がパッと眩いて、少し間をおいてゴロゴロ~!という大音響。
そして、ウガーーー!といきなり大粒のスコールのような大雨が降ってきた! ギャーー!!
大急ぎでサイドバッグを漁ってレインウェアを上下とも着込んだが、あまりに急な雨だったので随分濡れてしまった。
大雨で視野が極端に狭くなってしまい、このまま走るのは非常に危険な状況だったので、雨が弱まるまで暫くは停車して待つことにした。
タイミング悪く周囲には雨宿りするような場所もない状態。仕方なく道路脇が少し広くなっている場所の端に自転車を止めて大人しくしていた。
10分くらいそんな感じで待っていると、やっと雨脚が少し弱まったので再び走り出した。正面からの強風は相変わらずだったが、まあ走るしかないと言うことで。
川内市の市街地手前にある"田野沢の海底林"という看板のあるところまで来た。
この辺りでは小雨には変わってくれていたが、相変わらず強風向かい風は続いており、海岸はこんなに波立っていた。「なにが絶好の行楽日和だー!」と海に向かって叫んでみた。
そんな私の叫びに応えるように、強風に乗った波飛沫がビシャーと私の顔面を直撃! しょっぱかった。
気を取り直して道を進み、川内市街に入った。そして右折方向が県道46号となっている丁字路交差点に差し掛かった。
この県道46号方向へ進むと、内陸側にかなりの距離をショートカット出来そうではあったが、海岸寄りの険しそうな道よりも更に険しそうな道の形…、止めておくことにした。
その丁字路交差点を直進したところで、少し自転車を止めた。
強風向かい風の中、頑張ってクランクを回してここまで進んで来た訳だが、この辺りで少々疲れてきたのがその理由である。
サイクルコンピュータのDST(本日の走行距離)は、24.93kmとなっていた。
そして現在時刻は9:53となっていた。
キャンプ場出発が7時半だったので、約2時間半走って、たったの24.93kmだった訳である。
今日は強風や大雨にやられてペースが上がらないなぁと漠然と思ってはいたが、まさかここまでのローアベレージだったとは…。
勿論、強風や大雨のせいもあるとは思うが、(現在痛み止めを飲んで無理している)足自体にもそろそろ限界が来ている感はあった。
現在地の川内から後17~18kmくらいの距離は今までと進行方向が変わらないので、強風向かい風の中の走行が続く見通し…(汗)。
そしてその先からは、険しい山道が大間まで延々続く見通し……(大汗)。
その方向に目を向けてみると、その上空には真っ黒い雲。きっと現在地よりも酷い天気になっているのは確実に見えた。
これって、日没まで大間に辿り着けるのだろうか? と言うか、この足でこの悪天候の山道を無事に走り切れるのだろうか? そんな酷い不安に苛まれてしまっていた。
明日以降の予定について少し触れておくと、明日のゴールは八戸を予定。
今回のツーリングでは折角なので、下北半島の北東にある尻屋埼灯台"にも立ち寄ろうと決めてあった。
そうすると、大間出発で尻屋埼経由で八戸まで走行距離は190kmの見込み。
八戸からは22時発のフェリーに乗船予定なので、多少夜になっても構わないと思い、そんな走行距離でも時間的にはOKだろうと、当初の計画だと思っていたものだが、現在の足の状態を思うとあまりOKではなくなってきていると思う。
一応、尻屋埼を諦める手もありその場合は約150kmと40km短縮可。まあ日本縦断の時と同じ走行ルートとなるので面白味には欠けるとは思うが。
これは昨日の走行時から思っていた事だが、仮に"むつ矢立温泉キャンプ場"から八戸港を目指した場合、尻屋埼を経由しても走行距離は145km。
走行距離145kmなら今までのツーリングで何度も走ったことのある距離なので、それ程不安には感じない距離だと思う。
まあその明日のこともあるが、正直な話、今日の現在地 川内から大間までの残り85kmの方が不安でいっぱいだった。
強風向かい風と悪天候、険しいと思われる山道、足の状態を思うと過酷な挑戦と言わざるを得ない。
暫く悩んでいたが、決心した。
潔い撤退、大間へ行くことは諦めて今日はここでUターン。"むつ矢立温泉キャンプ場"まで戻ることにした。
今までのツーリングで、身体的不調でルートを短縮したり、車両トラブルで途中で帰ったことはあったが、出発地にUターンという選択をしたのは今回が多分初になると思う。
まあ、今回は下北半島周回のような廻り方だったためでもあると思うが、こんな長く走っていればこういうこともある。
Uターンし、対向車線へ移動。
走り始めてすぐ感じたのが、体に当たる風が全く異なる点。
先程までは向かい風に喘ぎ15km/hくらいがやっとだった速度が、Uターン後は追い風を受けて軽々と35km/hの速度なのである!
お蔭で、むつ市までは40分くらいの所要時間で戻ってこれた。たいして漕がずに進んでくれたので足の負担も最小限で済んでくれたのも有難かった。
そのままキャンプ場へ行くには少々早すぎる時間だったので、むつ市街で昼食を食べることにした。
スマホで調べてやって来たのは、ガスト むつ中央店。
注文したのは写真の"ハンバーグ&チキン南蛮"(799円税抜)。それにライス・日替わりスープ・ドリンクバーの付くAセット(429円税抜)を注文した。
11時過ぎに入店で昼食には少し早い時間だったが、通された席は2名用のテーブルで手狭だったのと、近所の主婦が話(悪口や愚痴)に花を咲かせていて、少々居心地が悪かった。
外を見ると、また集中豪雨の様な雨が降ってきていたが、今回は店の中だったので濡れずに済んだ。愛車の方はスマン…
昼食を終えて店外へ。集中豪雨の様な雨は通り雨だったらしく、現在は止んでくれていた。
ローソンへ立ち寄って夕食と明日の朝食の食べ物を調達。その後、坂を登って今朝出発したばかりの"むつ矢立温泉"へ戻ってきた。
今日のような天気だとキャンプ場をと考える人は少なかったらしく、一棟1000円のバンガローに空室があると言うこと。今回はバンガローを利用することにした。
自転車はバンガロー裏の軒下にとめておくことにした。
今朝の出発時には沢山のテントが設営してあったテントサイトだったが、こちらは無人だった。
写真は撮らなかったが、実は炊事場の東屋の下にはオートバイが1台と、そのオートバイの持ち主の人が居た。
話を聞くと、私の2軒隣のバンガローの住人らしく、オートバイのウィンカーランプの土台(樹脂の部品)が折れてしまったので修理していると言うこと。作業していたら大雨が降ってきたので、一時的に東屋の下に避難して現在に至ると言うことだった。
お互い、今日の大雨には苦労しているらしく、お疲れ様と言う思いだった。
聞くところによると、このオートバイの人も昨晩は むつ矢立温泉キャンプ場でテント泊だったと言うこと。
オートバイの人は日暮れ後に到着だったらしく、顔を合わせることが無かったのでお互いに面識がなかったようである。
私が明日、尻屋埼を立ち寄る予定であることを話すと、馬が放牧されていて雰囲気の良い岬だと教えてくれた。
あまり長く話していてオートバイの人の修理作業の邪魔をしても悪いので、そろそろおいとまを告げて自分のバンガローへと入ることにした。
バンガロー室内の様子はこちら。お、水道がある!
入り口側には下駄箱。
反対側にはゴミ箱。それとコンセントもあった。絨毯はほんのりと暖かく、触れ込みの通り床暖房となっているようだった。
残り日数的に、今日は洗濯は不要。風呂道具だけ持って温泉入浴に行った。
今日のむつ矢立温泉も激アツ。それと源泉掛け流しの恩恵に預かるべく、湯船の側で寝転んでいる人が大勢居たのも昨日と同様で嬉しかった。
入浴後は再びバンガローへ。
アキレス腱痛と膝裏痛は治まるところか、益々悪化の一途だったので、ネット情報を基にクリートの位置を少し踵寄りに調整してみることにした。
そんな訳で、こちらは調整前。
泥汚れで汚いのは目を瞑ってもらうとして、金属製のクリートの下に見える丸い輪っかとその下のレール状の樹脂の部分に注目。調整前は結構上の方に取り付けてある形。
こちらが調整後のクリート。
クリート下の輪っかの下に見えていた樹脂のレールがほぼ見えなくなる位置まで下げている。
クリートを下の輪っかに固定することもできるので、一番下まで下げている訳ではなく、大体真ん中辺りまで下げた形で、可動域的には5mmくらい下がった感じになる。
それと、開き幅や開き角度は変更なしにしておいた。
これで明日走ってみて、却って足が痛くなるようなら元の状態に戻すつもりで考えている。
日没頃、ローソンで買ってきたオニギリと惣菜を夕食に食べた。
そしてその後は地図を眺めたり、携帯ゲーム機で遊んだりした。
そんな感じで、今日の午後はバンガローの室内でかなりのんびりと過ごした訳だが、結局今日は一日中雨が降ったり止んだりの繰り返しだったし、結果的に今日は引き返すことにして良かったと思う。
まあ大間のマグロを食べ損なってしまったのは心残りだが、またの機会に期待しよう。
■走行ルート
■2019/05/02(木) 大雨
ルート: むつ~川内~むつ
走行距離: 51.89km
平均速度: 15.8km/h
最高速度: 44.6km/h
獲得標高: 447m
-------------------------------
宿泊地: むつ
宿泊先: むつ矢立温泉キャンプ場

7時半頃にキャンプ場を出発しようと思い、今朝はその2時間前の5時半に起床した。
昨晩のキャンプ場の様子だが、一棟1000円のバンガローが満室の件は昨日の記事に書いたとおり。
テントサイトの方は、多分バンガロー住人のものだと思うテントがバンガロー付近に1張。遠くにオートバイ乗りのソロテントが1張。そして私のソロテントが1張。
その合計3張のまま朝を迎えると思っていたが、日が落ちてから、カンカンとペクを打つ音が時折聞こえてきていて、続々とテントが増築されている気配はあった。
そして今朝実際にテントを出て見渡した限りだと10張はテントがあったと思う。
あんなに水溜りだらけの芝生だったのに大丈夫だったのだろうか? 他人事ながら、ちょっと床上浸水が心配になってしまった。
いつものように、テントの中で朝食のパンを食べながらスマホで今日の天気予報をチェックした。
天気予報的には今日は晴れで、好天に恵まれて絶好の行楽日和になると言うこと。
今日は下北半島北西部の海岸沿いに走り大間まで行く予定で考えているが、地図で見るところだと結構勾配がキツイ山道が延々続く感じ。
そんな走行予定なので、天気が良いのは有り難いと言うものである。
今日も両足とも、アキレス腱と膝裏の痛みは相変わらずの状態…と、言うか益々悪化している状態。忘れずに痛み止めとしてロキソニンを飲んでおいた。
その後、テントを片付けて後は荷物を自転車に積み込むだけとなった。
ご覧のように、キャンプ場内は今日も桜が美しく咲いていた。
周囲には自転車を立て掛ける場所がなかったので、炊事場の横で荷物の積み込み作業を行った。
後部には旅のシンボルであるホクレンフラッグを取り付けたが、やはりこのホクレンフラッグは旅情感が出ていて良いものである!
出発準備が整ったので、予定通り7時半にキャンプ場を出発した。
キャンプ場滞在時はそれなりに雲は多かったが、それでも青空も見えていて日差しもジリジリ来ていた。
なので、出発時の服装は上は半袖で、下は七分丈のレーサーパンツという服装だった。
それがキャンプ場を出発して徐々にだが、陰りだしてきて、風も出てきた。
雲はどんどん厚くなり、正面から吹き付ける風はどんどん風力を強めてくる。気温も下がっているらしく、流石に半袖だとつらくなってきたので、途中でウィンドブレーカーを着た。
まだこの辺りまでは良かったが、薄暗くなっていた周囲がパッと眩いて、少し間をおいてゴロゴロ~!という大音響。
そして、ウガーーー!といきなり大粒のスコールのような大雨が降ってきた! ギャーー!!
大急ぎでサイドバッグを漁ってレインウェアを上下とも着込んだが、あまりに急な雨だったので随分濡れてしまった。
大雨で視野が極端に狭くなってしまい、このまま走るのは非常に危険な状況だったので、雨が弱まるまで暫くは停車して待つことにした。
タイミング悪く周囲には雨宿りするような場所もない状態。仕方なく道路脇が少し広くなっている場所の端に自転車を止めて大人しくしていた。
10分くらいそんな感じで待っていると、やっと雨脚が少し弱まったので再び走り出した。正面からの強風は相変わらずだったが、まあ走るしかないと言うことで。
川内市の市街地手前にある"田野沢の海底林"という看板のあるところまで来た。
この辺りでは小雨には変わってくれていたが、相変わらず強風向かい風は続いており、海岸はこんなに波立っていた。「なにが絶好の行楽日和だー!」と海に向かって叫んでみた。
そんな私の叫びに応えるように、強風に乗った波飛沫がビシャーと私の顔面を直撃! しょっぱかった。
気を取り直して道を進み、川内市街に入った。そして右折方向が県道46号となっている丁字路交差点に差し掛かった。
この県道46号方向へ進むと、内陸側にかなりの距離をショートカット出来そうではあったが、海岸寄りの険しそうな道よりも更に険しそうな道の形…、止めておくことにした。
その丁字路交差点を直進したところで、少し自転車を止めた。
強風向かい風の中、頑張ってクランクを回してここまで進んで来た訳だが、この辺りで少々疲れてきたのがその理由である。
サイクルコンピュータのDST(本日の走行距離)は、24.93kmとなっていた。
そして現在時刻は9:53となっていた。
キャンプ場出発が7時半だったので、約2時間半走って、たったの24.93kmだった訳である。
今日は強風や大雨にやられてペースが上がらないなぁと漠然と思ってはいたが、まさかここまでのローアベレージだったとは…。
勿論、強風や大雨のせいもあるとは思うが、(現在痛み止めを飲んで無理している)足自体にもそろそろ限界が来ている感はあった。
現在地の川内から後17~18kmくらいの距離は今までと進行方向が変わらないので、強風向かい風の中の走行が続く見通し…(汗)。
そしてその先からは、険しい山道が大間まで延々続く見通し……(大汗)。
その方向に目を向けてみると、その上空には真っ黒い雲。きっと現在地よりも酷い天気になっているのは確実に見えた。
これって、日没まで大間に辿り着けるのだろうか? と言うか、この足でこの悪天候の山道を無事に走り切れるのだろうか? そんな酷い不安に苛まれてしまっていた。
明日以降の予定について少し触れておくと、明日のゴールは八戸を予定。
今回のツーリングでは折角なので、下北半島の北東にある尻屋埼灯台"にも立ち寄ろうと決めてあった。
そうすると、大間出発で尻屋埼経由で八戸まで走行距離は190kmの見込み。
八戸からは22時発のフェリーに乗船予定なので、多少夜になっても構わないと思い、そんな走行距離でも時間的にはOKだろうと、当初の計画だと思っていたものだが、現在の足の状態を思うとあまりOKではなくなってきていると思う。
一応、尻屋埼を諦める手もありその場合は約150kmと40km短縮可。まあ日本縦断の時と同じ走行ルートとなるので面白味には欠けるとは思うが。
これは昨日の走行時から思っていた事だが、仮に"むつ矢立温泉キャンプ場"から八戸港を目指した場合、尻屋埼を経由しても走行距離は145km。
走行距離145kmなら今までのツーリングで何度も走ったことのある距離なので、それ程不安には感じない距離だと思う。
まあその明日のこともあるが、正直な話、今日の現在地 川内から大間までの残り85kmの方が不安でいっぱいだった。
強風向かい風と悪天候、険しいと思われる山道、足の状態を思うと過酷な挑戦と言わざるを得ない。
暫く悩んでいたが、決心した。
潔い撤退、大間へ行くことは諦めて今日はここでUターン。"むつ矢立温泉キャンプ場"まで戻ることにした。
今までのツーリングで、身体的不調でルートを短縮したり、車両トラブルで途中で帰ったことはあったが、出発地にUターンという選択をしたのは今回が多分初になると思う。
まあ、今回は下北半島周回のような廻り方だったためでもあると思うが、こんな長く走っていればこういうこともある。
Uターンし、対向車線へ移動。
走り始めてすぐ感じたのが、体に当たる風が全く異なる点。
先程までは向かい風に喘ぎ15km/hくらいがやっとだった速度が、Uターン後は追い風を受けて軽々と35km/hの速度なのである!
お蔭で、むつ市までは40分くらいの所要時間で戻ってこれた。たいして漕がずに進んでくれたので足の負担も最小限で済んでくれたのも有難かった。
そのままキャンプ場へ行くには少々早すぎる時間だったので、むつ市街で昼食を食べることにした。
スマホで調べてやって来たのは、ガスト むつ中央店。
注文したのは写真の"ハンバーグ&チキン南蛮"(799円税抜)。それにライス・日替わりスープ・ドリンクバーの付くAセット(429円税抜)を注文した。
11時過ぎに入店で昼食には少し早い時間だったが、通された席は2名用のテーブルで手狭だったのと、近所の主婦が話(悪口や愚痴)に花を咲かせていて、少々居心地が悪かった。
外を見ると、また集中豪雨の様な雨が降ってきていたが、今回は店の中だったので濡れずに済んだ。愛車の方はスマン…
昼食を終えて店外へ。集中豪雨の様な雨は通り雨だったらしく、現在は止んでくれていた。
ローソンへ立ち寄って夕食と明日の朝食の食べ物を調達。その後、坂を登って今朝出発したばかりの"むつ矢立温泉"へ戻ってきた。
今日のような天気だとキャンプ場をと考える人は少なかったらしく、一棟1000円のバンガローに空室があると言うこと。今回はバンガローを利用することにした。
自転車はバンガロー裏の軒下にとめておくことにした。
今朝の出発時には沢山のテントが設営してあったテントサイトだったが、こちらは無人だった。
写真は撮らなかったが、実は炊事場の東屋の下にはオートバイが1台と、そのオートバイの持ち主の人が居た。
話を聞くと、私の2軒隣のバンガローの住人らしく、オートバイのウィンカーランプの土台(樹脂の部品)が折れてしまったので修理していると言うこと。作業していたら大雨が降ってきたので、一時的に東屋の下に避難して現在に至ると言うことだった。
お互い、今日の大雨には苦労しているらしく、お疲れ様と言う思いだった。
聞くところによると、このオートバイの人も昨晩は むつ矢立温泉キャンプ場でテント泊だったと言うこと。
オートバイの人は日暮れ後に到着だったらしく、顔を合わせることが無かったのでお互いに面識がなかったようである。
私が明日、尻屋埼を立ち寄る予定であることを話すと、馬が放牧されていて雰囲気の良い岬だと教えてくれた。
あまり長く話していてオートバイの人の修理作業の邪魔をしても悪いので、そろそろおいとまを告げて自分のバンガローへと入ることにした。
バンガロー室内の様子はこちら。お、水道がある!
入り口側には下駄箱。
反対側にはゴミ箱。それとコンセントもあった。絨毯はほんのりと暖かく、触れ込みの通り床暖房となっているようだった。
残り日数的に、今日は洗濯は不要。風呂道具だけ持って温泉入浴に行った。
今日のむつ矢立温泉も激アツ。それと源泉掛け流しの恩恵に預かるべく、湯船の側で寝転んでいる人が大勢居たのも昨日と同様で嬉しかった。
入浴後は再びバンガローへ。
アキレス腱痛と膝裏痛は治まるところか、益々悪化の一途だったので、ネット情報を基にクリートの位置を少し踵寄りに調整してみることにした。
そんな訳で、こちらは調整前。
泥汚れで汚いのは目を瞑ってもらうとして、金属製のクリートの下に見える丸い輪っかとその下のレール状の樹脂の部分に注目。調整前は結構上の方に取り付けてある形。
こちらが調整後のクリート。
クリート下の輪っかの下に見えていた樹脂のレールがほぼ見えなくなる位置まで下げている。
クリートを下の輪っかに固定することもできるので、一番下まで下げている訳ではなく、大体真ん中辺りまで下げた形で、可動域的には5mmくらい下がった感じになる。
それと、開き幅や開き角度は変更なしにしておいた。
これで明日走ってみて、却って足が痛くなるようなら元の状態に戻すつもりで考えている。
日没頃、ローソンで買ってきたオニギリと惣菜を夕食に食べた。
そしてその後は地図を眺めたり、携帯ゲーム機で遊んだりした。
そんな感じで、今日の午後はバンガローの室内でかなりのんびりと過ごした訳だが、結局今日は一日中雨が降ったり止んだりの繰り返しだったし、結果的に今日は引き返すことにして良かったと思う。
まあ大間のマグロを食べ損なってしまったのは心残りだが、またの機会に期待しよう。
■走行ルート
■2019/05/02(木) 大雨
ルート: むつ~川内~むつ
走行距離: 51.89km
平均速度: 15.8km/h
最高速度: 44.6km/h
獲得標高: 447m
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宿泊地: むつ
宿泊先: むつ矢立温泉キャンプ場



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