【日本一周ツーリング2周目(4)】【2019年春(4)】函館(旧南茅部)~青森

 2019年春のツーリング4日目の朝を迎えた。現在地は函館市(旧南茅部)となっていた。

 今朝は気温の確認まではしなかったが、かなり骨身にしみる寒さだったのはここ数日と同様だった。


 今朝の起床時刻は4:20。すぐに朝食を食べ、身支度を整えて、可及的速やかにテントを片付けて、出発準備まで整った。その出発時刻は5:49だった。

 昨日のキャンプ場出発が9:10だったのを思うと、今朝の出発は相当早いと言えるだろう。

 そんなに引っ張っておくネタでもないので、早々にバラしてしまうと、今日は函館港から青森港行の青函フェリーに乗船予定になっており既に予約済み。そのフェリーの出港時刻に合わせるため、今朝は6時前と言う早い時間にキャンプ場を出発するのである。


 こちらはフロント側の荷物の積載状況。

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 こちらはリア側の荷物の積載状況。

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 そしてこちらが、つい少し前まで私のテントがあった跡地。立つ鳥跡を濁さずの精神と言う奴である。

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 自転車を押して駐車場へ移動。

 6時前という早朝の時間帯だったためか、駐車場内のキャンピングカーの人達はまだ起き出していないようだった。


 キャンプ場を出発し、採石場を右手に見ながら急な坂を下っていった。

 やがて直進方向が国道278号の旧道、右折方向が国道278号のバイパス道となる丁字路交差点。

 その交差点を右折して進むと、バイパス道はすぐに真新しいトンネルになった。

 トンネルを抜けて少し進むと、南かやべの道の駅が国道沿いにあったが、まだまだ元気いっぱいで休憩の必要はなかったので素通りした。


 やがてバイパス道が終わり、国道278号は海岸線を進む道となった。

 この辺りの海岸線は岩礁地帯となっており、時折、岩肌をぶち抜いて作ったトンネルを抜けていく感じだった。

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 目の前に形が少し歪な山が見えてきた。渡島半島南東部にある"恵山"である。

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 本来ならこの恵山を横目に見ながら海岸線をグルっと廻りたいところだが、海岸線の道は恵山岬のところで行き止まり。そこから先は未だ未開通となっているので、ここは国道沿いに恵山の西側を超えていくことにする。


 恵山西側の山間を抜けると今日2つ目の道の駅"なとわ・えさん"があった。

 山道で少し汗をかいたので、ここで小休止していくことにした。まあ、時刻は7:50でまだトイレしか開いていなかったが…。

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 こちらは道の駅"なとわ・えさん"の駐車場の様子だが、白い車率が高い様だった。

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 この辺りで、ちょっと気掛かりがあった…。

 何かと言うと、両足のアキレス腱、それと膝の裏辺りに少し痛みを感じる事である。


 膝の裏の痛みの方は今回が初だが、アキレス腱痛の方は2年前のG/W(山陰から北陸に掛けて走った時)に同じ痛みを経験。

 その時のアキレス腱痛は悪化の一途を辿り、最終的には痛み止め(ロキソニン)無しではペダルを回せられなるという酷い状況になったのは忘れられない記憶である。

 今はまだそれ程の痛みではないが、最終的にその時と同じ様な症状にまで至るのでは? という不安を感じずにはいられないのである。

 2年前の時は出雲大社前での転倒が原因と思っていたが、今回は特に目立った転倒はしていない。そうなると原因は別と言うことになる。

 一番可能性が高いのはSPDクリートの位置だと思うが、下手に調整してもっと悪くなっても困るので、今は痛みが一時的なものであることを信じて進むことにした。


 写真は今日の走行区間最長のサンタロトンネル(1355m)。

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 サンタロトンネルには進行方向左側に広い歩道が備わっていたので、そこを走らせてもらい無事にトンネルを通り抜けることができた。


 更に進み、写真は汐首岬の近くにある北海道~本州最短の場所である。

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 遠くには薄っすらと本州の下北半島が見えているが、そこまで直線距離で17.5kmということらしい。


 汐首岬から更に進み戸井の辺り。遠くに函館山が見えてきた。

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 私の生まれが函館市であることは以前書いた通り。

 その為、学生時代に走り尽くした感のある函館市には敢えてあまり立ち寄っていなかった訳だが、それにしてもである… 思い返してみると、函館市に自転車で立ち寄ったのは10年前の日本縦断の時の一度きりだった! これには自分自身ちょっとビックリだったw


 海岸沿いを走り、湯の川温泉を過ぎ、啄木小公園前まで進んできた。写真にも写っているが、この辺りはジョギングしている人が多かった。

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 大森稲荷神社前で右折し、函館駅周辺まで来た。時刻は10時過ぎとなっていた。

 函館駅前と言えばこの茶色の外壁の"棒二森屋デパート"を思い浮かべる人も多いと思う。

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 その棒二森屋だが、非常に残念なことに2019年1月31日を以て閉店となっている。

 これは全盛期の頃の棒二森屋を知っている自分としては、非常に寂しい思いである。

 ちょうど、『ご愛顧いただき、ありがとうございました。』の看板が取り付けられている最中と言うのが、タイミング良かったのか悪かったのか…。

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 松風町寄りにあった"さいかデパート"、棒二森屋の向かいのこちらにあった"和光デパート"は既に閉店済み。これで函館駅前のデパートは全滅したことになる、残念である。

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 こちらの"ボーニアネックス"の方が、函館駅前ビルとして再利用が決まっているのが唯一の救いかなと思う。

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 折角なので、JR函館駅前にて記念撮影。今更だが『はるばるきたぜ 函館~♪』

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 その函館駅前広場から見た棒二森屋と旧和光デパートがこちら。

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 函館駅前にあった青看板がこちらだが、国道5号経由だと札幌まで282kmあるらしい。鍛えまくっているロード乗りなら一日で走りきれる距離なのかもしれないが、私には無理そうである。

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 函館から青森へ渡るフェリーは、"青函フェリー"と"津軽海峡フェリー"の2系統があり、それぞれ別会社が運航している。今回私が乗船するのは青函フェリーの方で、その青函フェリーの乗り場はフェリー埠頭ではなく、北ふ頭にあるらしい。

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 案内標識に従って進むと、やがてその青函フェリーの乗り場へとたどり着いた。

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 時刻は10:34。取り敢えず、自転車を一旦駐輪場にとめてフェリーターミナルへと移動した。

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 今回乗船する青函フェリーは、14:35発のあさかぜ5号を予定しているので、実を言うと現在時刻(10時半)からだとまだ4時間も先なのであるw。

 キャンプ場からここまではまあまあの距離があったのでマージンを多めに取っていたが、これ程順調に進んで来れると思っていなかった…。まあ嬉しい誤算と言うことにしておこう。


 一瞬、五稜郭公園に行って桜でも見てこようかと思ったが、ターミナルの人から「二輪車が最初に乗船となるので、1時間から1時間半前には乗船できるように準備しておいてほしい」と言われており、(乗船1時間半前の)13時までの実質2時間半くらいの残り時間だと少々危ない気がしたので、五稜郭公園はやめておくことにした。

 そんな訳で、その2時間半くらいの時間を有効活用すべくやって来たのは、こちらの"ラッキーピエロ 港北大前店"。

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 私が函館出身であることは前述の通りだが、何を隠そう私はまだラッキーピエロのハンバーガーを食べたことがなかったりするのである。

 まあその機会に恵まれなかったのが理由だが、今回はその機会に恵まれたと言うことで、こうしてやって来た訳である。


 それにしてもである! 函館のラッキーピエロが有名になってから随分経つと思うのだが、その人気は未だ衰えずと言ったところで、このラッキーピエロ 港北大前店の混雑具合は凄かった!

 注文口に辿り着くまで30分を要し、更に注文したハンバーガを受け取るまで更に30分を要し、結局1時間も掛かってしまった…。

 今日は時間に大幅な余裕があったから良かったものの、普通の待ち時間の中で来ていたら危ないところだったと思う。


 取り敢えず、そんな長い時間を要して手にしたラッキーピエロのハンバーガがこちら。

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 中身は、1番人気の"チャイニーズチキンバーガー"と、2番人気の"ラッキーエッグバーガー"の二品である。

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 それらはテイクアウトにして、フェリーターミナル内のベンチで食べた。


 やがて、乗船時間が近くなったので、指定された乗船待ち位置へ。

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 結局、乗船開始は13時半頃だったと思う。

 二輪車は私の自転車1台とオートバイが1台となっていた。その2台は最初にフェリーに乗船。勿論船室の一等地は二輪車ドライバーの物となった。

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 青函フェリーの船室の窓からは、もう一方の津軽海峡フェリーが遠目に見えていた。

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 料金的な話をすると、そのライバル会社の津軽海峡フェリーの方は、運賃(スタンダード)3,190円+自転車1,770円で計4,960円。

 一方、青函フェリーの方はと言うと、運賃1,600円+自転車800円の計2,400円で、青函フェリーの方が半額以下とかなりお安くなっているのが特徴である。

 船は津軽海峡フェリーと比べてだいぶ古いようだが、まあこの料金設定なら文句の付けようがないと思う。


 14:35になり、フェリーは定刻通り函館港を出港した。

 船内は10連休のゴールデンウィーク期間とあって、足の踏み場もないくらい混み合っていた。

 この混雑具合を見ると、一番最初に乗船できる二輪車ドライバーで良かったと本気で思った。


 フェリーは定刻通り青森港に到着したらしく、ドライバーは車両甲板へ降りるよう船内放送が掛かった。

 その放送に従い、私も車両甲板へ移動した。

 車両甲板内は乗船時には居なかった自動車がビッシリだった。

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 その車両甲板の壁際に私の愛車が鎮座していた。

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 下船は乗船とは逆順で、二輪車が一番最後。私が青森の大地に降り立ったのは18:36だった。

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 この時刻だと流石に外は薄暗くなってきていた。


 今日の宿泊先だが、前回同様、今回も青森市内のビジネスホテルにしたかったが、軒並み満室で予約は取れなかった。

 そこで今回の宿泊先に選定したのは"あおもり健康ランド"という入浴施設。

 健康ランドと言うと、休憩室での雑魚寝を想像するかもしれないが、あおもり健康ランドには鍵のかかる個室の休憩室(プライベートルーム)があり、それが一泊1500円で利用出来ると言うことだったので、今回はそのプライベートルームを予約してあった訳である。ちなみに、ゴールデンウィーク期間中は利用料金が倍の3000円となっていたが、それでも普通にビジネスホテルよりも安いのでまあOKである。


 そんな訳で、その"あおもり健康ランド"へとやって来た。時刻は18:57。

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 私と同じく、ビジネスホテルを取れなかった人達なのか、それとも単純に入浴施設を利用しに来た人達なのかは不明だったが、駐輪場にはオートバイが物凄くたくさんとめてあったのが印象的だった。

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 1階の受付でプライベートルームを予約している旨を伝えチェックイン。2階で部屋の鍵を受け取り、あてがわれたプライベートルームへと入室した。

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 プライベートルーム内は手狭ではあったものの、ちゃんとしたベッドやコンセントもあり、自分には必要十分だった。

 持ってきたバッグ類を置くスペースも、ご覧の通り問題なかった。

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 壁には液晶テレビもあった。

 面白い作りなのが、枕の中にイヤホンスピーカーが封入されており、それでテレビの音声を聴くと言うルールになっている点。

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 プライベートルームは完全な密室になっておらず、壁上部が開いていて、外に音が漏れるのでそういうルールだと言う話だった。


 駐車場や駐輪場の混み具合から予想していた通り、健康ランドの建物の中はかなり混んでいた。休憩室もレストランも風呂も、どこもかしこも人、人、人…。

 周囲の話し声を聞くと、どうやら日本人の他に、中国人や韓国人も相当数混じっているようだった。


 レストランの混雑具合が特に酷く、入店待ちの人が廊下まで溢れていたので先に入浴を済ませてみたものの、入浴を終えた後も相変わらず人が溢れている状態。

 仕方ないので、一旦自分のプライベートルームへ戻って、少し時間をおいてから再びレストランへ行ってみようと決めた。


 その後、20時半過ぎに再びレストランへ向かってみたが、やはり待ち行列は解消していない状態…。

 これ以上遅い時間に出直すのも空腹状態的に厳しいので、諦めて並ぶしかないかと思ったのだが、ふと待ち行列の最後尾に立て札があるのに気付いた。

 その立て札には『本日の営業は終了しました』の文字! えっ?(汗)


 レストランの本来のラストオーダーは21:30のようだったが、どうやら食材切れで早くに店仕舞となってしまったらしい。

 この"あおもり健康ランド"では一度入場した後の外出は出来ない規則になっているので、外に食べに行くこともできないし、一体どうすれば…。


 売店を覗いてみたがソフトクリームくらいしかなかったので、自販機コーナーへ。

 お、カップラーメンの自販機発見! これだ!

 …と思ったら、全部売り切れだった。周囲でカップ麺をすすっている人達が大勢居るので、どうやらこの人達に食べ尽くされてしまったらしい。

 別の自販機コーナーへ行ってみると、フェリー内で見かける おにぎりやタコ焼き等の自販機があるのを発見! 今度は売り切れていないようだった!

 もう選択の余地はなさそうだったので、その自販機で おにぎりと唐揚げのセット(280円)を購入し、それを夜食に食べた。


 あとでその自販機の前を通り掛かったが、多分中国人だと思う団体が群がっていたので、程なくしてその自販機も売り切れになったのは間違いないだろう。

 最近は東北地方がインバウンドに人気だと聞いてはいたが、今日のここでの様子を見て、ナルホドと凄く納得してしまった。


 プライベートルームでの飲食は禁止となっていたので、おにぎりと唐揚げのセットは共有スペースの座席で食べ、飲み物もそこで飲んだ。

 空いていたならそのままそこで寛いでいても良かったのだが、健康ランド内は夜になっても一向に人が減らない状態。

 多分、ビジネスホテルを取れず、そのまま朝までここで過ごす人達が多いのだろう。ガヤガヤ騒がしくて落ち着かないので、早々に自分のプライベートルームへと戻ることにした。



 プライベートルームは共有スペースから少し離れたところにあり、静かだったので助かった。

 ベッドに寝転んでいるとすぐに睡魔が襲ってきたのでそれに身を任せることにした。


■走行ルート


■2019/04/30(火) くもり

 ルート:  函館(旧南茅部)~青森

 走行距離: 88.82km

 平均速度: 19.7km/h

 最高速度: 54.4km/h

 獲得標高:  474m

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 宿泊地:  青森

 宿泊先:  あおもり健康ランド


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