【日本一周ツーリング1周目(75)】【2018年夏(6)】厚沢部~奥尻島

 楽しい時間が過ぎるのは早いもので、今年の夏のツーリングも気が付けば6日目となっていた。
 現在地は道南地方の厚沢部町にあるレクの森キャンプ場である。

 今日の行き先は記事タイトルにある通り、"奥尻島"を予定している。
 北海道内は私の10年に及ぶ自転車ライフの中で走り倒した感はあるが、奥尻島はまだ訪れたことのなかった数少ない場所なので、今夏の旅行の中でもかなり楽しみにしていた訳である。
 だが、残念ながら今日の天気は一日中雨の予報である。まあこればっかりは運が悪かったと割り切るしかないが、やはり晴れてほしかった。はぁ。

 奥尻島までは、現在地から13.4km先にある江差港からのフェリーに乗船して渡る予定で、今日乗るフェリーは江差港09:30発~奥尻島11:40着の便を予定している。
 昨日の記事の最後で少しだけ触れたが、今回のフェリーは予約を受け付けておらず、当日窓口に並んで乗船券を買う先着順となっているので、確実に乗るためには窓口が開く1時間前(8:30)よりも、もっと早くに到着しておく必要があると思ったので、今日はその1時間前の7:30到着目標で出発することに決めていた。
 まあそこまで早くなくても…、と言う気もしたが、今回の旅では青函フェリーで苦い思いをしているので、念には念を入れてと思った次第である。

 7:30江差港に到着目標とし、厚沢部町のキャンプ場からそこまでは13.4kmなので45分くらい。少し余裕をみて6:30にキャンプ場を出発するくらいがちょうど良さそう。
 私の場合、起床してからキャンプ場を出発するまでに要する時間は大抵2時間くらいになる。そうすると今日の起床時刻は4:30かな。
 いや、朝食はフェリーのチケットを買った後から乗船までの待ち時間またはフェリーの中で食べても良いかな。そうすると起床時刻は5時でも大丈夫かな。
 そんな感じで今日の朝の予定をあれこれ考えていたのは昨日の夜のこと。今朝は昨日の夜に立てたその予定に沿って行動し、予定通り6:30にキャンプ場を出発できる状態になった。
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 上の写真からは分からないと思うが、昨日の夜から降り出した雨は朝になっても止まず、結局ずぶ濡れのテントを強引に丸めて仕舞い込んでの出発になってしまった。
 今晩もテント泊の予定なので、出来れば今日のキャンプ場で少しテントを乾かす余地があれば助かるが、まあ厳しいかな。

 レインウェアフル装備でずぶ濡れの国道227号を走行し、ノートラブルで江差港にあるハートランドフェリーのフェリー乗り場に着いた。時刻は7:15(所要時間45分)と、まあ見積もり通りだった。
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 自転車を建物の壁に立て掛けて施錠してからターミナル内へと移動しようとしたところ、建物の入口は施錠されており、まだ入ることは出来なかった。まあ外で待つことにしよう。
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 すぐに職員の人が来て建物入口の鍵を開けてくれたので、結局外で待っていたのは10分にも満たない時間だった。乗船受付の窓口はまだ開かないようだったので、待合室のベンチシートに座って朝食を食べつつ待つことにした。
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 8時前くらいからポツリポツリと人が待合室にやって来始めた。
 待合室に居る人数だけを見た感じだと乗船できないことはなさそうだったが、念の為窓口が開く少し前くらい(5分くらい前)に窓口前に立ってみたところ、私を先頭に窓口に並ぶ列が形成されたようだった。
 やがて乗船受付の時刻になり、私はトップバッターとして乗船受付手続きを行った。
 今回の江差~奥尻島のフェリーは二等旅客運賃2,470円+自転車1,360円の合計3,830円だった。自動車だと一番小さいクラスでも軽く1万円を越えるのでそれを考えると破格だと思う。

 チケット購入後はすぐに所定の乗船待ち合わせ場所に移動して船の到着を待つことにした。今回の二輪車は私の自転車1台だけだった。
 8:50頃、今回乗る"カランセ奥尻"号が港に入ってきた。
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 車両デッキから下りる車列を見送った後、唯一の二輪車として私の自転車が先頭で車両デッキに乗り込んだ。
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 そんな訳で、今回のフェリーでも私が乗船一番乗り! 進行方向左側の座敷の窓際の角地という一等地をキープできたのだった。
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 フェリーは定刻9:30に江差港を出港し奥尻島を目指して進み始めた。

 乗船時は一時的に止んでくれていた雨だったが、海上に出て暫くすると再び降り出していた。
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 11時半少し前になり、下船準備の船内放送が掛かったので、それに従い車両デッキへ移動した。
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 下船は乗船時とは逆順となっており、まず最初に一般の自動車、次にトラック、最後に二輪車の私が下船となった。
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 奥尻島も結構な雨が降った後らしく、地面はずぶ濡れだった。

 フェリー埠頭を出てすぐのところに"おくしり食堂"という食事処があったので、そこで昼食にすることにした。
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 ウニ丼がオススメと言うことで、こちらのお店ではウニ丼(2000円)を注文した。
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 私はそれ程ウニは好物と言う訳ではなく、ウニの美味しさについてはうまく語れないが、今がちょうど旬と言うこともあり、今まで他で食べたウニとは一味違っていたと思う。

 昼食後は、再びレインウェアを着込んでから出発した。
 こちらが奥尻島の全体図(地図は右側が北になっている)。今回の走行では島を時計回りで進む予定である。
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 奥尻港を出て南方面へ。
 最初の目的地は奥尻島観光ガイドでお馴染みのこちらの"鍋釣岩(なべつるいわ)"。
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 どうすればこうなるのか不思議な形の岩である。この形に因んだカレーライスも奥尻島の名物としてあるとか。

 奥尻島の2つ目の目的地は青看板にある"うにまる公園"である。
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 よく見ると青看板の背景が、うにまる公園のモニュメントになっているのが面白い。

 青看板を右折し、小高い丘を登ったところに"うにまる公園"はあった。
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 モニュメントの前で記念撮影してみたが、これは実に絵になるモニュメントだと言うのが感想だった。

 そうそう、今回利用したハートランドフェリーでは、奥尻島行のフェリーに乗船した自転車やオートバイ限定でオリジナルフラッグをプレゼントするキャンペーンが実施されており、私もその対象だったので、こちらのフラッグを頂いている。
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 夏場のオートバイ限定のホクレンフラッグもレアリティの高いアイテムではあるが、こちらの奥尻島フラッグはよりレアリティの高いアイテムなのは間違いないだろう。
 折角なので、奥尻島内では他のフラッグは仕舞っておき、この奥尻島フラッグのみにして目立たせることにした。
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 うにまる公園を出発し、海岸線の道道39号に戻ってきた。
 この辺りは小雨だったが、前方には薄っすら霧がかかっていて、視界が悪くなりそうだった。
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 少ししてその霧の中に突入となったが、やはり予想通りで、霧の中はかなり視界が悪く、大粒の雨が降っている状態だった。(デジカメを濡らしたくなかったので写真は勘弁)

 悪天候エリアは限定的で、まさに局所的と言う表現がピッタリだった。そこを抜けると、雨は止みご覧のように乾き始めた路面となってくれた。
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 ちなみに写真は奥尻島の南端に位置する"青笛岬"の手前の集落。

 上の交差点を直進し青笛岬にやって来た。写真は青笛岬にある"青苗岬徳洋記念碑"。
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 ここで折り返して、ここからは西側の海岸線沿いに北へと向かう訳だが、前方はまたしても霧で霞んでいるのが見えて不安になってきた。
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 奥尻島の4つ目の目的地、"奥尻空港"へやって来た。
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 奥尻空港からは函館空港行の便があり、一日一便運行されているらしい。現在はその発着時刻ではないらしく、周囲は静まり返っていた。

 東海岸は、なだらかな海岸線だったが、西海岸は奇岩の多い岩礁地帯ということ。確かに独特の雰囲気のある海岸線と言う感じだった。
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 こちらに見えるのは"無縁島"。
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 『見方によって数珠を持って祈っているお坊さんの姿に見え、その姿から、この岩にまつわる悲しい恋物語が伝わる島。』(奥尻島観光協会の原文まま)

 次に見えてきて奇岩は"ホヤ岩"。
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 『海に生息している「ホヤ」に似ていることからその名がつきました。高さ25mもあり、横から見るとマキを積んだかのように見えます。』(同じく奥尻島観光協会の原文で紹介)
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 ホヤ岩には"ホヤ石の滝"という滝があるらしいが、これがその滝だろうか。
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 更に海岸線を北上。
 てっぺんが丸くなったこちらの奇岩は看板にある通り"モッ立岩"。
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 最後に紹介する奇岩はこちらの"カブト岩"。
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 『戦国武将の鎧兜に似ていることからその名がつきました。震災の時にはその半分が崩れ落ちました。』(奥尻島観光協会の紹介文より)
 なんかあまりカブトに見えないなぁと思ったら、震災で崩れてしまったらしい…、なるほど。

 西海岸では奇岩の他に、カモメやウミネコといった海鳥が多く見られたのも特徴的だった。まあ私はどちらがカモメでどちらがウミネコかは見分けられないが。
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 左方向に"北追岬公園"の看板が見えた。
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 北追岬公園内には無料のキャンプ場があり、今日の宿泊先はそのキャンプ場を予定していたので、宿泊地到着ということになる。
 到着時刻は14:35とまだまだ早かったが、取り敢えずまた雨が降り出す前にテントを張ってしまうのが良いだろう。
 北追岬公園に入ってすぐの場所にあったのがこちらのモニュメント。
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 うにまる公園のモニュメント同様、こちらのモニュメントも絵になる建造物である。

 公園内は思っていたよりも広く、さらに案内板もすくなかったので、キャンプ場の場所がわからず若干迷いそうになった。周囲に立ち込めていた霧がまた不安を掻き立ててくれていた。
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 それでも何とか、スマホのGoogleマップで現在位置とキャンプ場の場所を見ながらキャンプ場に辿り着くことが出来た。
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 小じんまりとしたキャンプ場で、先客はオートバイのソロテントが一張だけ。今日は静かに過ごせそうだった。
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 小さいながらもトイレと炊事場はあるし、有り難いことにゴミ捨て場もあった。まあ私的には十分である。
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 自転車から荷物を下ろし、テントの設営を開始した。
 まずは今朝の撤収時にずぶ濡れのまま仕舞ったテントを乾かす必要があったので、まずはインナーテントだけ設営し、逆さまにして底面を乾かした。それとグラウンドシートも同時に乾かした。
 その後、グラウンドシートを敷き、その上にインナーテントをペグダウンし、更にその上にフライシートを裏返しにして仮止めし、こちらも乾くまで少しそのまま。
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 やがてフライシートの裏側が乾いたところで、裏表を逆にして正しく設営し直した。
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 雨が降っていたらこの乾かす作業が出来ない状態で、ずぶ濡れのままのテントで一夜を過ごす羽目になったが、タイミング良く雨が止んでくれていたので今回は助かった。

 フライシートの表面にはいつの間にくっついたのか知らないが、変わった虫が這っていた。
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 15時過ぎ、入浴のため出掛けることにした。徒歩で移動するには少々距離があったので、今回は自転車移動にした。
 北追岬公園を出て少し北に位置するこちらの"神威脇温泉"が今回利用する入浴施設。
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 建物は古い感じだが、ここは源泉掛け流しで港がよく見える温泉となっており、かなり開放感があって良かった。

 入浴を終えて外に出ると、粒の大きい雨がポツポツ降り始めていたので、急いでテントまで戻ることにした。
 と、その前に、テント内で飲む飲料を用立てておくことにした。神威脇温泉の建物内の自販機と、神威脇温泉から北追岬公園に戻る道道39号沿いに自販機があったので、そこで用立てておいた。
 急いで北追岬公園に戻り、自分のテントの中に滑り込むように戻ってきた。

 今日の宿泊地周辺には食事処や食料品店の類は無いという前情報だったので、夕食はフェリー埠頭のある奥尻町のファミマで仕入れておいた おにぎりと惣菜。ちなみに明日の朝食用には同じ所でパンも買ってあったりする。インターネットの前情報がなかったらきっと今晩の食事には困った筈だが、ホント便利な世の中だなぁと思う。

 テントで夕食を食べていると雨脚はどんどん強くなってきた。
 今日は日中雨に降られはしたが、テント設営時や入浴後に濡れずに済んだのは幸運だった。
 明日以降も雨が続く予報となっているのが少々気掛かりではあるが、まあ成るようにしか成らないし、今は深く考えないでおこう。

■走行ルート

■2018/08/14(火) 雨時々曇り
 ルート:  厚沢部~江差→<フェリー輪行>→奥尻島
 走行距離: 51.74km
 平均速度: 16.9km/h
 最高速度: 48.7km/h
 獲得標高:  487m
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 宿泊地:  奥尻島
 宿泊先:  北追岬公園キャンプ場

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