【日本一周ツーリング1周目(74)】【2018年夏(5)】青森→北斗~厚沢部
昨晩はちょっとバタバタしてしまったが、そんな夜から一夜明け、本日5日目の朝を青森市のホテルで迎えた。私の自転車旅行時では遅めの6時が今朝の起床時刻だった。
朝食なしの素泊まりプランとなっているので、今朝の朝食は、昨日最寄りのパン屋で買ってきた調理パンを食べている。
さてさて、結局今日は11:35青森港発の青函フェリーに輪行袋を抱えて乗ることに決まったと、前回の記事の最後はそれで締めくくってはいたのであるが…
15:25函館港着と言うのがどうにも自分の中で気に入っていないと言う気持ちがあった。
もう今日の予定をネタばらししてしまうと、今日は函館港に着いた後、山間部に入って江差町手前にある厚沢部町まで行く予定で考えている。予想走行距離は函館の青函フェリーのターミナルから厚沢部までで大凡57kmとなっている。
函館港に船が着いた後、自転車を組み立ててから走り出すことを考えると、函館港出発は16時頃になりそうで、そこから57km。山道なのでアベレージ17km/h辺りで見積もると3時間20分くらい…。休憩時間も考慮すると4時間前後になりそうな計算。そうなると山道を進んでいる間に日が落ちて周囲が真っ暗なのは確実である。
私の場合、自転車旅行中に事故に合うリスクを減らす上で、なるべく夜間走行は避けており、街頭の無い山道での夜間走行などもってのほかと言うのが本音。まあ命あっての物種と言う奴である。
そんな訳で、やはり15:25函館港着では遅くので、もっと早い時間に到着する方法を改めて模索していたのである。ということで、それが朝食中のこと。
ふと『北海道新幹線』という単語がピン!と頭の中に閃いた!
そうそう、どうせ今回のフェリーでは輪行袋に入れて持ち込む形になってしまったし、それならば輪行袋に入れて北海道新幹線に乗ることにしても同じではないか! しかも、青函フェリーだと所要時間3時間50分なのに対し、北海道新幹線だと所要時間約1時間である。本数も1時間に1本とかある。まあ運賃はフェリーが2000円なのに対し新幹線は指定込みで7060円とかなり割高ではあるが、初物の北海道新幹線に乗る良い機会だし、まあOKだろう。
フェリーをキャンセルして北海道新幹線に変更することでほぼ気持ち的には固まった。
新幹線のチケットは駅に行ってからになるし、そうと決まったら、ホテルをチェックアウトしてさっさと出発してしまおう。
ホテル前の歩道の端に荷物一式を持って移動して来た。
他に良い作業場所も無いし、ここでサクッと輪行袋から自転車を出して出発準備を整えてしまうことにした。
荷物の積載が終わり、走り出せる状態になったのは8時半頃だった。よし、では駅に向かうとしよう!
…と思ったところ、ここで思わぬトラブルが発生!!
下の写真、これがそのトラブルである!
ちょっと分かりにくいかもしれないのでちゃんと書くと、前輪のスポークが折れているのを見つけたのである!
幸いだったのは折れていたスポークは1本だけだったこと。
自転車のスポークというものは1本折れてしまうとバランスが崩れてしまい、連鎖的にどんどん折れてしまう代物らしいので、今回折れているのを見つけたのが1本の時点だったのはかなり幸運だったと思う。実際に前の自転車の時にもスポーク折れは経験しているが、その時は確か2本逝っていたと思うし。
スポークというものは、1本折れたくらいですぐに走行不可になる訳ではないが、放置しているとどんどん折れていくのは前述の通り。そしてそれに伴い、車輪が歪んでフレが出てきてしまう。今日がツーリング最終日であればこのままという選択肢もあるが、そうではないので、やはりこのスポークは今なんとかしておく必要があるだろう。
私の自転車の前輪は、以前紹介した通りDeoreXTのハブダイナモを組み込んだ手組ホイールとなっており、現地修理でスポークの在庫が無いと言われると困るので、予備のスポーク(4本)はサイドバッグに忍ばせて持ってきてある。
加えて、ニップル回しも持ってきているので、一応自分でスポーク交換と振れ取りを行うことも無理ではない。だが、現在地は青森市内で、周囲にはちゃんとした自転車屋も確実にあると思われる状況。無理に自分で修理するよりかは自転車屋に持っていった方が間違いないだろう。
そんな訳で、今日の予定を少し変更して今からスポーク交換と振れ取りのため、青森市内の自転車屋へ行くことにした。
スマホで最寄りの自転車屋を検索してみたところ、現在地(青森グリーンパークホテル前)から2.3kmのところに"サイクル館たてやま"というスポーツ車の扱いもある自転車屋があるのが分かった。営業時間はこの辺りの自転車屋の中では一番早い9時開始となっていた。取り敢えずこの店に仮決めして電話を掛けてみたが、開店時間前なせいか電話は応答なしだった。
まあそれでも、現在地から10分くらいだし行ってみることにした。
国道4号を西に進み、県道120号との交差点を左折し南方面へ。
青い森鉄道の線路を高架で越えてすぐの道路の向かい側に"サイクル館たてやま"はあった。
到着は9時ちょうどくらいの時間だったが、店の入口は施錠されており店内は無人の様子だった。
もしかしたら、今日は定休日なのだろうか? どうやら別の自転車屋を探す必要がありそう…。
無人の店の前で、再びスマホを取り出して周囲の自転車屋を検索してみた。
結果、サイクル館たてやま のすぐ裏手500mくらいのところに"木村輪業"という自転車屋があることが分かった。営業時間は不明だがすぐ近くだし、取り敢えず行ってみるかなと考えた。おっと、その前に電話掛けてみた方が良いかも?
…と、そんなことを考えて実際に電話を掛けようとしていると、1台の車がやって来て店先の駐車スペースに車をとめたようだった。
そしてその車の運転手が下りてきて、私に「店に用かい?」と声を掛けてきた。少々遅刻だったが、サイクル館たてやまの店主とその奥さんのようだった。
前輪のスポーク折れてしまったので、そのスポークの交換(交換用のスポーク持参あり)と、多分既に歪みが出ていると思うので、そのフレ取りをお願いしたい旨を伝えて作業可能かを聞いてみたところ、「問題ない。すぐにやるよ。」と言う有り難い返答だった。助かったー。
私の方でハブダイナモの端子を外し、キャリパーブレーキをリリース。すぐに店主の方でクイックリリースを上げて前輪を取り外して店内へと持っていった。
折角の良い機会なので私も店内へ付いて行き、店主に張り付いてじっくり作業を見させてもらうことにした。
まず折れたスポークの除去。これはスポークをクルクル回していくと簡単にリム側にあるニップルから抜けてそれで終了。5秒くらいの出来事だった。
次に新しいスポークをハブ側の穴の方から通して周囲のスポークに絡めつつリム側のニップルに差し込んだ後、ニップル回しをニップルにあてがい、ある程度締め付けた。これは1分くらい。
前輪を振れ取り台に乗せカラカラと回してみると、やはり目に見えて歪んでいるのが良く分かった。
店主はニップル回しで様々なスポーク締めたり緩めたりを繰り返す…。
やがて、振れ取り台の上でカラカラやっても殆ど振れは分からないレベルになったところで振れ取り作業も終了。これは大体5分くらいやっていたかな。
結局、タイヤやチューブを外すこともリムテープをめくったりも無しだったし、空気すら抜かずだった。
そんな作業内容を見て、スポーク折れの修理は案外簡単なんだなぁと思わずにはいられなかったが、まあこれは慣れたプロだからなのだろう。
空気圧の調整をしてもらって、前輪を自転車に取り付けて作業はこれで完全に終了となった。全作業合わせて10分くらいと、自分が予想していたよりも遥かに早い作業時間だった。
そして何より驚いたのは、今回の工賃が1000円だったこと! 多分5000円とか掛かるんだろうなぁと覚悟していたので本気で驚いてしまった。この自転車屋の店主がもう神に見えてしまった。
結果的にたいして時間的なロスや金銭的なロスなしで、このように元通りになってくれた愛車の前輪。
気を取り直して青森駅へ向かうことにした。
県道120号を戻り国道4号との交差点。今回はここを直進し、青森駅が左手に見える交差点を曲がって青森駅東口へと行った。自転車は一旦駅舎前に立て掛けておき、みどりの窓口へ直行した。
もし新幹線の切符が取れたらここから北海道新幹線に乗ることになるので、ここで輪行袋に入れる作業になるし、もし新幹線の切符が取れなかったら、昨晩決めた予定に従いフェリー埠頭から青函フェリーに乗ることになる。
直近の新幹線は、新青森09:51発~新函館北斗10:57着。その次は11:21発~12:22着。以降まだまだ後続列車あり…
有り難いことにその直近2便とも空席ありと言うことだったので、現在時刻的にほぼ余裕がない09:51発ではなく、その次の11:21発の新幹線の指定席を購入することに決めた。
進行方向に向かって左側が2列のシート、右側が3列のシートとなっているらしく、前以て得ていた情報によると3列シートの最後尾席の後ろに超速FIVE輪行袋がスッポリ収まると言うことだったので、3列シートの最後尾の空席が無いかを窓口の人に聞いてみたところ、空席ありと言うことだった。おお、ラッキー! と、その窓側席の切符を購入したいと告げたのは言うまでもない。
そのまますぐに支払いになると思っていると、窓口の人は「当駅からの切符はどうしますか?」と聞いてくる。
「え?ですから、11:21発の3列シートの最後尾窓側席をお願いします」と私は答える。
すると、窓口の人は「では当駅からの切符は別途購入と言うことで宜しいですか?」と、何故か会話が噛み合っていない感じに。
実を言うと、私は少々勘違いと言うか思い違いをしており、北海道新幹線の青森側の『新青森駅』と言う駅は、青森駅構内を歩いて接続できると思い込んでいたのである。
だが、実際は青森駅と新青森駅とは、電車に乗って一駅、距離にして5km程離れているのである。その思い違いがあり、私と窓口の人の会話が少々噛み合わない感じだったという訳である。
窓口の人の詳しい説明を受けてやっとその事が分かった無知な私なのであった。
結果的に、みどりの窓口では新青森11:21発~新函館北斗12:22着の指定席+乗車券を購入。青森駅から新青森駅までは電車ではなく、自転車で移動することにした。
国道を経て約30分移動し、新青森駅の駅前広場までやって来た。
まだ真新しい建物が良い感じだし、周囲は広いし、(たまたまタイミングが良かったのか)人通りも少なかったので、輪行袋に入れる作業は容易にこなせそうだった。
…と思っていたのだが、周囲に複数の禁煙の看板があるにも関わらず、何故か喫煙者が風上のベンチシートにやって来て煙草を吸い始め、私の方にもろに煙が来る感じに。。
輪行袋に入れている作業が終わると、その人はプイと行ってしまったので、嫌がらせのたぐいだったのだろうか。
そんな事はあったが、時刻は10:37で発車まで44分の余裕を残して輪行袋に自転車を入れ終わった。
フェリーの予約の方は、時間まで受付に行かなければ自動的にキャンセルになり、キャンセル料金も発生しないとは言われていたが、念の為電話して予約キャンセルしておいた。
まだ全然早いとは思うが、ギリギリになって混んでくる前に他の荷物も持ってホームへと移動することにした。
ということで、やって来たのは新青森駅の新幹線のホームである。
このホワイトとグリーンの列車が"新幹線はやぶさ"である。
上の写真の列車は帯がピンクとなっているが、これは2011年に東北新幹線はやぶさとしてデビューした"E5系"。
新たに北海道新幹線はやぶさとしてデビューした車両の方は"H5系"と呼ばれ、帯はラベンダーやライラックに因んで紫色になっているとか。
時間になり、乗車する新幹線がホームに入ってきた。東京から来た車両らしいので車内清掃はなく即乗車となるらしい。
私はホーム入りが早かったので乗車口の先頭に並んでいた訳だが、輪行袋とその他荷物を全て抱えて乗るのは移動速度的に邪魔になりそうだと言う判断から、二回に分けて乗車することにした。
まず最初は輪行袋のみを持っての乗車。車両ドアを入ってすぐの所の座席裏に輪行袋を入れようとしたところ、予想外のベビーカーの先客があった。
後部座席の後ろは若干余裕があり、ベビーカーと輪行袋両方を収納できる余地はあったので、少しだけベビーカーの位置を変えさせてもらってどうにか輪行袋を座席裏に押し込んだ。
その後、乗車客の列が無くなったのを見て、残りの荷物を取りに再びホームへ移動。そして荷物を抱えて急いで再乗車した。
新幹線が走り出す前に着席しようと、輪行袋を押し込んだ3列シート最後尾の窓側席に目を向けると何故か若い人が座っているのが見えた。
号車番号と座席番号を念の為チェックしたが間違えていなかったので、私の切符を見せつつ「すみません、座る座席間違えていませんか?」とその若者に声を掛けると、若者はバツが悪そうな顔をしつつ無言で席を空け、私が窓側席に座った後、通路側の席に座ったのだった。
そんなやり取りがあった後、新幹線は新青森駅を出発した。車内の雰囲気は下の写真のような感じだった。
新幹線の車窓からの風景はこちら。
昨日の午後に走った津軽半島東部の平坦路が物凄い勢いでどんどん過ぎ去っていく様は、さすが新幹線!と感動してしまった。
やがてあっという間に、津軽半島先端の龍飛岬の下を通り抜けて青函トンネルへと入っていった。
青函トンネル通行時間は30分くらいだったと思う。やがて青函トンネルを出て、遂に北海道の大地へ。
新幹線車内で過ごす時間はあっという間に過ぎ去り、新幹線は定刻通り新函館北斗駅に到着した。
私の席は車両ドアの近くで下りやすかったのはあるが、新函館北斗駅が現在の終着駅だったのと、大荷物を持って他の人の迷惑になるのを避ける意味合いで、私は最後に降車することにした。
そんな感じで、私が新函館北斗駅の駅舎前に出てきたのは12時半過ぎだった。
新青森駅も真新しい建物だったが、こちらの新函館北斗駅も負けずに真新しい建物だった。
屋外の比較的人通りの少ない場所を選んで、そこで輪行袋から自転車を出して走行準備を整えた。時刻は13時前となっていた。
こちらが新函館北斗駅を正面から見た写真。
さて、ここらでこの後の今日の予定を書いておく。
現在地の新函館北斗駅は、『函館』の文字が駅名に含まれてはいるものの、実は函館市の北にある『北斗市』にある駅である。
フェリーで渡った場合は函館市を経由する形になるが、今回のように北海道新幹線で輪行すると、北海道の玄関口である函館市を完全にスルーしてその北にある駅に出る形になるのである。
青森から津軽海峡を渡った後なので、順当に考えると(南方面へ戻る形になっても)函館市内へ行って観光し、函館市内に宿泊が旅行プランとしては良さそうではある。
まあそれは分かるのだが、私は函館生まれで社会人になるまで函館で生活していた人間なので、今更函館観光と言われてもそれ程ワクワクしないのが実情。実家は今も函館市内にあるが、実家に寄るのは年末の帰省時で良いし、もし函館観光したければそれもその時で良い。
まあそういう訳で、今回は函館市へは寄らずに、道南北西方向の厚沢部町をこれから目指すことになる。
ここから厚沢部町までは山道になるので、直行すると食いっぱくれるのは確実と思われたので、その前に新函館北斗駅付近で昼食を食べておくことにした。
新函館北斗駅は結構郊外にポツンとある駅と言う印象で、全く無いとは言わないがどうも ここだ!と言う店が周囲になくて断念。
結局国道227号を少し進んだところにあったこちらの"そば処みやこ庵"という店に立ち寄ることにした。
昼食に食べたのは、カツ丼とお蕎麦のセットだった。
"中山峠"と書くと、札幌在住の人は確実に定山渓~喜茂別間にある峠を思い浮かべると思うが、実は北斗市~厚沢部町間にも同じ"中山峠"の呼称の峠があったりするのである。
道央の中山峠は標高値835mを誇る登りごたえのある峠であるが、道南の中山峠の方は標高値358mの少々控え目な峠である。
今日はここまで殆ど走っておらず、足はまだまだ全然元気だったので、軽々と登っていき頂上のこちらの中山トンネルまで到着したのだった。
トンネルを過ぎった先は下り坂。
その下り坂を一気に駆け下りると厚沢部へ入った。少々小雨が降ってきていたが、すぐに今日の宿泊先に到着する辺りまで来ていたのでそのまま走った。
やがて時刻は16時過ぎ、今日の宿泊先"レクの森キャンプ場"を示す看板があった。
今日は結局、12:22に新函館北斗駅に着いた後、約3時間半(食事の時間の除くと3時間弱くらい)掛けて宿泊先のキャンプ場に到着と言うことになった訳だが、元々の予定の15:25函館港着のフェリーだったら、『北斗市~厚沢部町の3時間+函館港から北斗市の移動時間(予想1時間)』となり、途中休憩を考慮すると20時とかになっていたことだろう。やはり北海道新幹線に変更して正解だったと思う。
看板に従って国道を左折し、キャンプ場の管理棟へ。そして管理棟にて受付を行った。
まあ受付と言ってもレクの森キャンプ場ではフリーテントサイトの利用は無料だったので、利用申請書の書類を出して終わりだった。やはり北海道のキャンプ場は太っ腹だと感じた瞬間だった。
今回のキャンプ場のフリーテントサイトは、雰囲気の良い林間のサイトだった。その奥の方を今回の居住地に決め、こんな感じでテントを設営した。
時刻は16時半、入浴と買い物のため出掛けることにした。
今回入浴に訪れたのは、"俄虫温泉旅館大成"という宿泊施設のある温泉。
"俄虫"という施設名、これは初見には驚いてしまうことだろう。何となく虫が湯船に大量に浮いているのでは?という変な先入観を抱かずにはいられないと言うか。
だが実際は、"俄虫"は地名で、アイヌ語の"カムイウシ"に由来するのだと言うこと。更に付け加えると、アイヌ語の"カムイウシ"とは『熊が多い』と意味だとか。(←虫よりも熊の方が怖いです。はい)
そんな色々な想像力を掻き立てる温泉施設名だが、実際は近代風の綺麗な温泉で露天風呂もなかなか良い温泉だった。
入浴後は通り道にあったセイコーマートで今日の夕食と明日の朝食を買ってからテントに戻った。
テントに戻った後は、今日のように予定していたフェリーに乗れない可能性を考慮し、念の為明日利用予定の某所に電話を入れてみたが、予約は受け付けておらず先着順と言う話だったので、まあ寝坊せず早めに現地着することを心掛けるしかなさそうだった。
夕食をテントの中で食べ、後はテントの中でおとなしく過ごす形になるが、今日のキャンプ場はそれなりに人数が居たにも関わらず、比較的皆静かに過ごしているらしく快適だった。
暗くなってから雨脚が強まったのが、テントに当たる水滴の音から分かった。
スマホで天気予報をチェックすると、今晩からお盆期間の最後まではずーと雨の予報だった。
明日は初めて行く場所になるので、出来れば晴れてほしいなぁと思いつつ、明日に備えて今日は早めに就寝することにした。
■走行ルート
■2018/08/13(月) 青森:晴れ 道南:曇り時々雨
ルート: 青森~新青森→新函館北斗~厚沢部
走行距離: 63.17km
平均速度: 17.6km/h
最高速度: 50.6km/h
獲得標高: 464m
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宿泊地: 北海道檜山郡厚沢部町
宿泊先: レクの森キャンプ場

朝食なしの素泊まりプランとなっているので、今朝の朝食は、昨日最寄りのパン屋で買ってきた調理パンを食べている。
さてさて、結局今日は11:35青森港発の青函フェリーに輪行袋を抱えて乗ることに決まったと、前回の記事の最後はそれで締めくくってはいたのであるが…
15:25函館港着と言うのがどうにも自分の中で気に入っていないと言う気持ちがあった。
もう今日の予定をネタばらししてしまうと、今日は函館港に着いた後、山間部に入って江差町手前にある厚沢部町まで行く予定で考えている。予想走行距離は函館の青函フェリーのターミナルから厚沢部までで大凡57kmとなっている。
函館港に船が着いた後、自転車を組み立ててから走り出すことを考えると、函館港出発は16時頃になりそうで、そこから57km。山道なのでアベレージ17km/h辺りで見積もると3時間20分くらい…。休憩時間も考慮すると4時間前後になりそうな計算。そうなると山道を進んでいる間に日が落ちて周囲が真っ暗なのは確実である。
私の場合、自転車旅行中に事故に合うリスクを減らす上で、なるべく夜間走行は避けており、街頭の無い山道での夜間走行などもってのほかと言うのが本音。まあ命あっての物種と言う奴である。
そんな訳で、やはり15:25函館港着では遅くので、もっと早い時間に到着する方法を改めて模索していたのである。ということで、それが朝食中のこと。
ふと『北海道新幹線』という単語がピン!と頭の中に閃いた!
そうそう、どうせ今回のフェリーでは輪行袋に入れて持ち込む形になってしまったし、それならば輪行袋に入れて北海道新幹線に乗ることにしても同じではないか! しかも、青函フェリーだと所要時間3時間50分なのに対し、北海道新幹線だと所要時間約1時間である。本数も1時間に1本とかある。まあ運賃はフェリーが2000円なのに対し新幹線は指定込みで7060円とかなり割高ではあるが、初物の北海道新幹線に乗る良い機会だし、まあOKだろう。
フェリーをキャンセルして北海道新幹線に変更することでほぼ気持ち的には固まった。
新幹線のチケットは駅に行ってからになるし、そうと決まったら、ホテルをチェックアウトしてさっさと出発してしまおう。
ホテル前の歩道の端に荷物一式を持って移動して来た。
他に良い作業場所も無いし、ここでサクッと輪行袋から自転車を出して出発準備を整えてしまうことにした。
荷物の積載が終わり、走り出せる状態になったのは8時半頃だった。よし、では駅に向かうとしよう!
…と思ったところ、ここで思わぬトラブルが発生!!
下の写真、これがそのトラブルである!
ちょっと分かりにくいかもしれないのでちゃんと書くと、前輪のスポークが折れているのを見つけたのである!
幸いだったのは折れていたスポークは1本だけだったこと。
自転車のスポークというものは1本折れてしまうとバランスが崩れてしまい、連鎖的にどんどん折れてしまう代物らしいので、今回折れているのを見つけたのが1本の時点だったのはかなり幸運だったと思う。実際に前の自転車の時にもスポーク折れは経験しているが、その時は確か2本逝っていたと思うし。
スポークというものは、1本折れたくらいですぐに走行不可になる訳ではないが、放置しているとどんどん折れていくのは前述の通り。そしてそれに伴い、車輪が歪んでフレが出てきてしまう。今日がツーリング最終日であればこのままという選択肢もあるが、そうではないので、やはりこのスポークは今なんとかしておく必要があるだろう。
私の自転車の前輪は、以前紹介した通りDeoreXTのハブダイナモを組み込んだ手組ホイールとなっており、現地修理でスポークの在庫が無いと言われると困るので、予備のスポーク(4本)はサイドバッグに忍ばせて持ってきてある。
加えて、ニップル回しも持ってきているので、一応自分でスポーク交換と振れ取りを行うことも無理ではない。だが、現在地は青森市内で、周囲にはちゃんとした自転車屋も確実にあると思われる状況。無理に自分で修理するよりかは自転車屋に持っていった方が間違いないだろう。
そんな訳で、今日の予定を少し変更して今からスポーク交換と振れ取りのため、青森市内の自転車屋へ行くことにした。
スマホで最寄りの自転車屋を検索してみたところ、現在地(青森グリーンパークホテル前)から2.3kmのところに"サイクル館たてやま"というスポーツ車の扱いもある自転車屋があるのが分かった。営業時間はこの辺りの自転車屋の中では一番早い9時開始となっていた。取り敢えずこの店に仮決めして電話を掛けてみたが、開店時間前なせいか電話は応答なしだった。
まあそれでも、現在地から10分くらいだし行ってみることにした。
国道4号を西に進み、県道120号との交差点を左折し南方面へ。
青い森鉄道の線路を高架で越えてすぐの道路の向かい側に"サイクル館たてやま"はあった。
到着は9時ちょうどくらいの時間だったが、店の入口は施錠されており店内は無人の様子だった。
もしかしたら、今日は定休日なのだろうか? どうやら別の自転車屋を探す必要がありそう…。
無人の店の前で、再びスマホを取り出して周囲の自転車屋を検索してみた。
結果、サイクル館たてやま のすぐ裏手500mくらいのところに"木村輪業"という自転車屋があることが分かった。営業時間は不明だがすぐ近くだし、取り敢えず行ってみるかなと考えた。おっと、その前に電話掛けてみた方が良いかも?
…と、そんなことを考えて実際に電話を掛けようとしていると、1台の車がやって来て店先の駐車スペースに車をとめたようだった。
そしてその車の運転手が下りてきて、私に「店に用かい?」と声を掛けてきた。少々遅刻だったが、サイクル館たてやまの店主とその奥さんのようだった。
前輪のスポーク折れてしまったので、そのスポークの交換(交換用のスポーク持参あり)と、多分既に歪みが出ていると思うので、そのフレ取りをお願いしたい旨を伝えて作業可能かを聞いてみたところ、「問題ない。すぐにやるよ。」と言う有り難い返答だった。助かったー。
私の方でハブダイナモの端子を外し、キャリパーブレーキをリリース。すぐに店主の方でクイックリリースを上げて前輪を取り外して店内へと持っていった。
折角の良い機会なので私も店内へ付いて行き、店主に張り付いてじっくり作業を見させてもらうことにした。
まず折れたスポークの除去。これはスポークをクルクル回していくと簡単にリム側にあるニップルから抜けてそれで終了。5秒くらいの出来事だった。
次に新しいスポークをハブ側の穴の方から通して周囲のスポークに絡めつつリム側のニップルに差し込んだ後、ニップル回しをニップルにあてがい、ある程度締め付けた。これは1分くらい。
前輪を振れ取り台に乗せカラカラと回してみると、やはり目に見えて歪んでいるのが良く分かった。
店主はニップル回しで様々なスポーク締めたり緩めたりを繰り返す…。
やがて、振れ取り台の上でカラカラやっても殆ど振れは分からないレベルになったところで振れ取り作業も終了。これは大体5分くらいやっていたかな。
結局、タイヤやチューブを外すこともリムテープをめくったりも無しだったし、空気すら抜かずだった。
そんな作業内容を見て、スポーク折れの修理は案外簡単なんだなぁと思わずにはいられなかったが、まあこれは慣れたプロだからなのだろう。
空気圧の調整をしてもらって、前輪を自転車に取り付けて作業はこれで完全に終了となった。全作業合わせて10分くらいと、自分が予想していたよりも遥かに早い作業時間だった。
そして何より驚いたのは、今回の工賃が1000円だったこと! 多分5000円とか掛かるんだろうなぁと覚悟していたので本気で驚いてしまった。この自転車屋の店主がもう神に見えてしまった。
結果的にたいして時間的なロスや金銭的なロスなしで、このように元通りになってくれた愛車の前輪。
気を取り直して青森駅へ向かうことにした。
県道120号を戻り国道4号との交差点。今回はここを直進し、青森駅が左手に見える交差点を曲がって青森駅東口へと行った。自転車は一旦駅舎前に立て掛けておき、みどりの窓口へ直行した。
もし新幹線の切符が取れたらここから北海道新幹線に乗ることになるので、ここで輪行袋に入れる作業になるし、もし新幹線の切符が取れなかったら、昨晩決めた予定に従いフェリー埠頭から青函フェリーに乗ることになる。
直近の新幹線は、新青森09:51発~新函館北斗10:57着。その次は11:21発~12:22着。以降まだまだ後続列車あり…
有り難いことにその直近2便とも空席ありと言うことだったので、現在時刻的にほぼ余裕がない09:51発ではなく、その次の11:21発の新幹線の指定席を購入することに決めた。
進行方向に向かって左側が2列のシート、右側が3列のシートとなっているらしく、前以て得ていた情報によると3列シートの最後尾席の後ろに超速FIVE輪行袋がスッポリ収まると言うことだったので、3列シートの最後尾の空席が無いかを窓口の人に聞いてみたところ、空席ありと言うことだった。おお、ラッキー! と、その窓側席の切符を購入したいと告げたのは言うまでもない。
そのまますぐに支払いになると思っていると、窓口の人は「当駅からの切符はどうしますか?」と聞いてくる。
「え?ですから、11:21発の3列シートの最後尾窓側席をお願いします」と私は答える。
すると、窓口の人は「では当駅からの切符は別途購入と言うことで宜しいですか?」と、何故か会話が噛み合っていない感じに。
実を言うと、私は少々勘違いと言うか思い違いをしており、北海道新幹線の青森側の『新青森駅』と言う駅は、青森駅構内を歩いて接続できると思い込んでいたのである。
だが、実際は青森駅と新青森駅とは、電車に乗って一駅、距離にして5km程離れているのである。その思い違いがあり、私と窓口の人の会話が少々噛み合わない感じだったという訳である。
窓口の人の詳しい説明を受けてやっとその事が分かった無知な私なのであった。
結果的に、みどりの窓口では新青森11:21発~新函館北斗12:22着の指定席+乗車券を購入。青森駅から新青森駅までは電車ではなく、自転車で移動することにした。
国道を経て約30分移動し、新青森駅の駅前広場までやって来た。
まだ真新しい建物が良い感じだし、周囲は広いし、(たまたまタイミングが良かったのか)人通りも少なかったので、輪行袋に入れる作業は容易にこなせそうだった。
…と思っていたのだが、周囲に複数の禁煙の看板があるにも関わらず、何故か喫煙者が風上のベンチシートにやって来て煙草を吸い始め、私の方にもろに煙が来る感じに。。
輪行袋に入れている作業が終わると、その人はプイと行ってしまったので、嫌がらせのたぐいだったのだろうか。
そんな事はあったが、時刻は10:37で発車まで44分の余裕を残して輪行袋に自転車を入れ終わった。
フェリーの予約の方は、時間まで受付に行かなければ自動的にキャンセルになり、キャンセル料金も発生しないとは言われていたが、念の為電話して予約キャンセルしておいた。
まだ全然早いとは思うが、ギリギリになって混んでくる前に他の荷物も持ってホームへと移動することにした。
ということで、やって来たのは新青森駅の新幹線のホームである。
このホワイトとグリーンの列車が"新幹線はやぶさ"である。
上の写真の列車は帯がピンクとなっているが、これは2011年に東北新幹線はやぶさとしてデビューした"E5系"。
新たに北海道新幹線はやぶさとしてデビューした車両の方は"H5系"と呼ばれ、帯はラベンダーやライラックに因んで紫色になっているとか。
時間になり、乗車する新幹線がホームに入ってきた。東京から来た車両らしいので車内清掃はなく即乗車となるらしい。
私はホーム入りが早かったので乗車口の先頭に並んでいた訳だが、輪行袋とその他荷物を全て抱えて乗るのは移動速度的に邪魔になりそうだと言う判断から、二回に分けて乗車することにした。
まず最初は輪行袋のみを持っての乗車。車両ドアを入ってすぐの所の座席裏に輪行袋を入れようとしたところ、予想外のベビーカーの先客があった。
後部座席の後ろは若干余裕があり、ベビーカーと輪行袋両方を収納できる余地はあったので、少しだけベビーカーの位置を変えさせてもらってどうにか輪行袋を座席裏に押し込んだ。
その後、乗車客の列が無くなったのを見て、残りの荷物を取りに再びホームへ移動。そして荷物を抱えて急いで再乗車した。
新幹線が走り出す前に着席しようと、輪行袋を押し込んだ3列シート最後尾の窓側席に目を向けると何故か若い人が座っているのが見えた。
号車番号と座席番号を念の為チェックしたが間違えていなかったので、私の切符を見せつつ「すみません、座る座席間違えていませんか?」とその若者に声を掛けると、若者はバツが悪そうな顔をしつつ無言で席を空け、私が窓側席に座った後、通路側の席に座ったのだった。
そんなやり取りがあった後、新幹線は新青森駅を出発した。車内の雰囲気は下の写真のような感じだった。
新幹線の車窓からの風景はこちら。
昨日の午後に走った津軽半島東部の平坦路が物凄い勢いでどんどん過ぎ去っていく様は、さすが新幹線!と感動してしまった。
やがてあっという間に、津軽半島先端の龍飛岬の下を通り抜けて青函トンネルへと入っていった。
青函トンネル通行時間は30分くらいだったと思う。やがて青函トンネルを出て、遂に北海道の大地へ。
新幹線車内で過ごす時間はあっという間に過ぎ去り、新幹線は定刻通り新函館北斗駅に到着した。
私の席は車両ドアの近くで下りやすかったのはあるが、新函館北斗駅が現在の終着駅だったのと、大荷物を持って他の人の迷惑になるのを避ける意味合いで、私は最後に降車することにした。
そんな感じで、私が新函館北斗駅の駅舎前に出てきたのは12時半過ぎだった。
新青森駅も真新しい建物だったが、こちらの新函館北斗駅も負けずに真新しい建物だった。
屋外の比較的人通りの少ない場所を選んで、そこで輪行袋から自転車を出して走行準備を整えた。時刻は13時前となっていた。
こちらが新函館北斗駅を正面から見た写真。
さて、ここらでこの後の今日の予定を書いておく。
現在地の新函館北斗駅は、『函館』の文字が駅名に含まれてはいるものの、実は函館市の北にある『北斗市』にある駅である。
フェリーで渡った場合は函館市を経由する形になるが、今回のように北海道新幹線で輪行すると、北海道の玄関口である函館市を完全にスルーしてその北にある駅に出る形になるのである。
青森から津軽海峡を渡った後なので、順当に考えると(南方面へ戻る形になっても)函館市内へ行って観光し、函館市内に宿泊が旅行プランとしては良さそうではある。
まあそれは分かるのだが、私は函館生まれで社会人になるまで函館で生活していた人間なので、今更函館観光と言われてもそれ程ワクワクしないのが実情。実家は今も函館市内にあるが、実家に寄るのは年末の帰省時で良いし、もし函館観光したければそれもその時で良い。
まあそういう訳で、今回は函館市へは寄らずに、道南北西方向の厚沢部町をこれから目指すことになる。
ここから厚沢部町までは山道になるので、直行すると食いっぱくれるのは確実と思われたので、その前に新函館北斗駅付近で昼食を食べておくことにした。
新函館北斗駅は結構郊外にポツンとある駅と言う印象で、全く無いとは言わないがどうも ここだ!と言う店が周囲になくて断念。
結局国道227号を少し進んだところにあったこちらの"そば処みやこ庵"という店に立ち寄ることにした。
昼食に食べたのは、カツ丼とお蕎麦のセットだった。
"中山峠"と書くと、札幌在住の人は確実に定山渓~喜茂別間にある峠を思い浮かべると思うが、実は北斗市~厚沢部町間にも同じ"中山峠"の呼称の峠があったりするのである。
道央の中山峠は標高値835mを誇る登りごたえのある峠であるが、道南の中山峠の方は標高値358mの少々控え目な峠である。
今日はここまで殆ど走っておらず、足はまだまだ全然元気だったので、軽々と登っていき頂上のこちらの中山トンネルまで到着したのだった。
トンネルを過ぎった先は下り坂。
その下り坂を一気に駆け下りると厚沢部へ入った。少々小雨が降ってきていたが、すぐに今日の宿泊先に到着する辺りまで来ていたのでそのまま走った。
やがて時刻は16時過ぎ、今日の宿泊先"レクの森キャンプ場"を示す看板があった。
今日は結局、12:22に新函館北斗駅に着いた後、約3時間半(食事の時間の除くと3時間弱くらい)掛けて宿泊先のキャンプ場に到着と言うことになった訳だが、元々の予定の15:25函館港着のフェリーだったら、『北斗市~厚沢部町の3時間+函館港から北斗市の移動時間(予想1時間)』となり、途中休憩を考慮すると20時とかになっていたことだろう。やはり北海道新幹線に変更して正解だったと思う。
看板に従って国道を左折し、キャンプ場の管理棟へ。そして管理棟にて受付を行った。
まあ受付と言ってもレクの森キャンプ場ではフリーテントサイトの利用は無料だったので、利用申請書の書類を出して終わりだった。やはり北海道のキャンプ場は太っ腹だと感じた瞬間だった。
今回のキャンプ場のフリーテントサイトは、雰囲気の良い林間のサイトだった。その奥の方を今回の居住地に決め、こんな感じでテントを設営した。
時刻は16時半、入浴と買い物のため出掛けることにした。
今回入浴に訪れたのは、"俄虫温泉旅館大成"という宿泊施設のある温泉。
"俄虫"という施設名、これは初見には驚いてしまうことだろう。何となく虫が湯船に大量に浮いているのでは?という変な先入観を抱かずにはいられないと言うか。
だが実際は、"俄虫"は地名で、アイヌ語の"カムイウシ"に由来するのだと言うこと。更に付け加えると、アイヌ語の"カムイウシ"とは『熊が多い』と意味だとか。(←虫よりも熊の方が怖いです。はい)
そんな色々な想像力を掻き立てる温泉施設名だが、実際は近代風の綺麗な温泉で露天風呂もなかなか良い温泉だった。
入浴後は通り道にあったセイコーマートで今日の夕食と明日の朝食を買ってからテントに戻った。
テントに戻った後は、今日のように予定していたフェリーに乗れない可能性を考慮し、念の為明日利用予定の某所に電話を入れてみたが、予約は受け付けておらず先着順と言う話だったので、まあ寝坊せず早めに現地着することを心掛けるしかなさそうだった。
夕食をテントの中で食べ、後はテントの中でおとなしく過ごす形になるが、今日のキャンプ場はそれなりに人数が居たにも関わらず、比較的皆静かに過ごしているらしく快適だった。
暗くなってから雨脚が強まったのが、テントに当たる水滴の音から分かった。
スマホで天気予報をチェックすると、今晩からお盆期間の最後まではずーと雨の予報だった。
明日は初めて行く場所になるので、出来れば晴れてほしいなぁと思いつつ、明日に備えて今日は早めに就寝することにした。
■走行ルート
■2018/08/13(月) 青森:晴れ 道南:曇り時々雨
ルート: 青森~新青森→新函館北斗~厚沢部
走行距離: 63.17km
平均速度: 17.6km/h
最高速度: 50.6km/h
獲得標高: 464m
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宿泊地: 北海道檜山郡厚沢部町
宿泊先: レクの森キャンプ場



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