【日本一周ツーリング1周目(73)】【2018年夏(4)】小泊~青森

 2018年夏のツーリング4日目を迎えた。今朝時点の所在地は北海道が目と鼻の先の津軽半島となっていた。
 昨晩は、遅くまでスピーカーで音楽を鳴らしているグループに悩まされて、なかなか寝付けなかったし熟睡も出来なかった…。ガラの悪そうな集団だったので注意しに行くことも出来ずで本当に勘弁してほしかった。

 そんな夜から一転、一夜明けた早朝の静かなこと静かなこと。。
 今朝は5時半に起床し、朝食はファミマで昨日のうちに買っておいたパンを食べた。
 身支度と片付けが済んで、空気圧調整やオイル差しも済んで、後は自転車に積み込むだけとなったのは7時過ぎだった。
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 キャンプ場出口付近のゴミステーションにゴミを捨てた後、キャンプ場の目の前の国道339号へ出た。
 そのまますぐに走り出そうと思ったが、そう言えばボトルが空だったのを思い出した。
 キャンプ場の道路を挟んだ向かいには道の駅"こどまり"があり、そこには飲料の自販機がたくさん立ち並んでいたので、そこで買った飲料をキャメルバックのボトルとサーモスのマグカップに詰めておいた。

 今度こそ出発準備が整ったので、本日の最初の目的地"龍飛岬"を目指して走り出すことにした。

 出発して30分くらいは、海岸沿いをゆるゆる進む自分的には足慣らしに感じる道になっていた。
 写真を見て分かる通り、今日は朝から青空が見える好天に恵まれていた。
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 上の写真の道の先をよく見ると、数メートル先からクネクネとした上り勾配の山道に変わっているのが分かると思う。
 数メートルだけ進んで、実際にその勾配が変わる所に立ってみたのが下の写真。
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 道路脇にある上り勾配を示す黄色看板の数値は12%! 朝一番からなかなか手強そうである。

 龍飛岬に向かう道が勾配のキツい九十九折の道だと言うことは、前以て把握していたのでそれ程面食らってはいないし、実際に来てみて寧ろ楽しみでワクワクだった(けっして坂マ○と言う訳ではない)。
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 ブラインドコーナーの連続になっているので、先が見えずいつ終わるかも分からない道。そして延々続く険しい登り坂。ここは険しかった!でも楽しかった!
 結局、勾配が変わったところから約1時間走り、この区間の頂上に位置する"眺瞰台"に着いた。
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 標高は470m。海抜高度約0mから1時間でこの高度まで登ってきたと言うことになる。

 登ってきた最後の区間の写真がこちらだが、見てほしい!このホントに見事で美しい九十九折の道を!
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 パッと見、北海道の屈斜路湖の側にある美幌峠を彷彿させる形に見えるのがまた良い。

 北側のもう少し先には龍飛岬が!更にその先には津軽海峡が見える!
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 ん? ガードレールの下で何か動いたような気がする!
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 よく見ると、野生の猿が二匹、ガードレールの外に座り込んで寛いでいた。親子かな?

 大汗を掻いて服はずぶ濡れだったので、体が熱いうちにさっと下りつつ風圧で服を乾かしてしまうことにした。
 頂上までの登りでは1時間掛かったが、やはり下りは早く、数分でもう下に着いてしまった。

 さて龍飛岬は? …と見渡してみると、道路標識が示す龍飛岬はどうやら現在地からは見上げる位置(丘の上)にあるらしいw さて、また登りますか。

 9:18、本日最初の目的地にして今回の旅におけるターニングポイント"龍飛岬"に着いた。
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 目の前に見える海はもちろん津軽海峡である。
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 そしてその津軽海峡の先に見える大地は、『北海道』である!
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 ああ、私の日本一周の旅もついにここまで帰ってきたんだなぁ…。北海道の大地を遠目に見て感慨深い気持ちになった。

 龍飛岬の灯台をバックにもう一枚写真を撮った後、自転車を押して龍飛岬の駐車場まで移動した。
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 龍飛岬の駐車場にはお土産屋が数店並んでおり、軽食も食べられるようだったので少し覗いてみることにした。

 店先をウロウロしていると、"あっちゃの店"というお土産屋の店主に、おいでおいでされたのでついて行ってしまった。
 "あっちゃの店"では焼きたてのホタテ焼きを1つ購入し、店内のテーブルで食べた。
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 もう一つの皿はホタテの白子をサッと湯通ししたものらしく、これはサービスで付けてくれた。どちらも美味しかった。

 龍飛岬のある丘を下りてすぐのところへ移動。
 ここにあるのは日本国内唯一の、"階段国道"なのである。
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 ご覧の通り、こんなに狭い階段なので車での通行はもとより、自転車での通行も無理という歩行者専用の道路である。でも国道である!
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 折角なので階段国道を階段の下まで行ってみることにした。
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 以外に長い…。民家の軒下まで通るw そしてまた階段を下りる。
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 やがて下の市道と合流したところで階段国道としては終了。
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 国道339号自体はそこを右折してまだまだ続く訳で、そちらの先は愛車に乗ってこの後走る予定である。
 なので一旦階段国道の上に戻って、愛車に乗って階段国道とは別の道から国道339号に合流するのである。

 津軽半島北部の道を海岸沿いに東へと進んでいった。
 11時を過ぎそろそろ昼食をと思ったが、この辺りには全然食事の出来そうなところはなかった。
 仕方がなかったので、道路脇でフロントバッグに入れてあったクリーム玄米ブランを昼食代わりに食べた。
 まあ龍飛岬でホタテを食べていたし、こういうわびしい昼食もたまにはありかも…
 そのわびしい昼食を終えた後、30分くらい走ったところに津軽半島の北部のもう一つの岬である"高野岬"があった。
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 こちらの高野岬も、龍飛岬と同様大きな駐車場とお土産屋があったのは予想外だった。
 なんと、立派なレストランや蕎麦屋、ラーメン屋まであった。
 そうと知っていれば30分前にクリーム玄米ブランを食べるのは我慢したのに…。と思って悔やんで出発しようと思っていたのだが、美味そうなラーメンの匂いに釣られてついフラフラと…。
 ふと我に返ると、こちらのラーメンを注文していたのだったwww
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 このラーメンは"焼干しラーメン"というラーメン。
 焼干しは煮干しと同じ魚を使って作ってはいるものの、煮干しとは違い内臓を取るのと、焼くことで余分な脂分を落とすことで雑味がなくて上品な味になるらしい。さらに煮干しの約4倍の出汁が出ると言う話。
 最近は青森県の煮干しラーメンが有名になってきているが、焼干しラーメンの方は知名度的にはまだまだと思う。だが、ここで初めて食べた焼干しラーメンはとても美味しかったので、近いうちに流行り始める可能性は自分的には高いと思う。

 高野岬での二度目の昼食を終えて、午後の走行を開始した。
 今日の宿泊先は青森市内のビジネスホテルを予定しているので、津軽半島北部の高野岬を過ぎた後は、津軽半島東部海岸沿いの国道280号を南方面へと進む感じになる。

 津軽半島東部の海岸線は、なだらかな道が続き走行自体は楽なのだが、自分的には少々退屈だった。
 津軽半島の中腹あたりでこちらの青看板。ツーリングマップルを見て、どちらへ進むかをチェックすることにした。
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 ツーリングマップルによると、ここから青森市街までの国道280号は、少し内陸部に入ったところにあるバイパス道路と、海岸沿いの旧道に分岐するらしい。
 余程の急ぎでもない限り自転車でバイパス道路を進むメリットは薄いので、今回は直進方向の旧道の方を進むことにした。
 その判断はどうやら正解だったようで、車の往来はかなり少なくなり、静かにのんびり走ることができた。

 14時頃、青森市街に入った。現在地は青森駅の西側エリア。
 青森駅周辺は、青森駅とその線路の軌跡の影響で、駅の西側エリアと東側エリアの行き来に国道4号の高架か青森ベイブリッジを通行する必要がある。
 駅の北側をバイパスする青森ベイブリッジの方を通ると大きくバイパスしすぎるので、駅の南側を少しだけバイパスする国道4号を選択することに決め、市街の道を経て国道4号へと合流した。
 すぐに高架に差し掛かったので、そこを越えて青森駅の東側エリアへと渡った。

 そのまま国道4号をもう少し直進すれば今日の宿泊先のホテルに到着できたが、実はその前に立ち寄る予定の場所があったので、高架を渡ってすぐの交差点を左折し青森駅東口方面へと移動した。
 その立ち寄る予定の場所というのは、こちらの"青森魚菜センター本店"。
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 その青森魚菜センター本店の名物が"のっけ丼"。観光ガイドには必ずと言って良い程掲載される有名スポット、有名グルメである。

 『元祖[青森のっけ丼]は市場内のお店に並ぶ青森ならではの新鮮な魚介類をはじめ、惣菜、地元の特産物や名物から、自分の好きな具材、好きな量をチョイスし温かなごはんにのっけて食べる丼です。青森をてんこ盛りにのっけて、元祖「青森のっけ丼」をお楽しみください。』(公式サイトの原文まま)
 そんな謳い文句の のっけ丼を食べようと、14:40という昼食にしては遅いし、夕食にしては早すぎる変な時間ではあるが、それでもやって来た訳である。(ん?今日何度目の食事?と言う疑問は一旦忘れてくれ)

 実は北海道の釧路市にある和商市場でも同じようなコンセプトの"勝手丼"というものがあり、勝手丼の方が元祖らしいが、私はそのどちらも食べたことがなかったのでちょっと楽しみである。
 残念ながら駐輪場は無かったので、店先に立て掛けてとめるしかなかった。のっけ丼目当ての観光客が多く訪れていて人通りがそれなりにあったので、愛車が少々心配な状況だったが、ここまで来て行かないと言う選択肢は無さそうだったので、店内へと進むことにした。

 のっけ丼はまず案内所で、10枚券1300円か5枚券650円の食券を買うところから始まる。
 私はちょっと欲張って、その10枚券と5枚券の両方を購入した。まあ折角なのである程度色々のっけてみたかったのが理由である。

 まず最初に丼に入れるものと言えば、当然だがご飯である。
 ご飯は普通盛りが食券1枚、大盛りが2枚となっており、今回の私は普通盛りのご飯を食券1枚で購入した。
 その後は、ご飯の上に乗せる具材を市場内に20店舗くらいある店を渡り歩いて購入。最後に味噌汁も食券で購入して、私の のっけ丼1950円が完成したのであった。
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 賑やかし系のエビやウニもあったが、食券3枚とかでお高かったのでパスして、具材の大きいタコやマグロや玉子焼き等をのせてみた。あと、写真では隠れて見えづらいが中トロやイクラも入っている。

 アジア系の観光客にはかなり知れ渡っているらしく、店内で のっけ丼を楽しんでいるのは8割方そういう人達だった。
 彼らは集団で訪れており、市場内のテーブルの空き席を見つけるのには随分苦労したが、どうにか奥の方に空いている席を見つけて着席し、のっけ丼を食べることができた。
 ネタの新鮮さも勿論だが、自分でネタを選べる楽しさもあり、かなり満足いく食事だった。
 食券の台紙は抽選券となっていたので、テーブル席にあった鉛筆で氏名と住所を記入して投票箱に投函しておいた。

 のっけ丼を食べ終えた後は店外の自転車のところへ。自転車とその自転車の積荷が無事だったのでホッとした。

 今回の旅では利用予定はないが、一応と言うことで、青森駅にやって来て記念撮影。
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 奥に見えるカッコいい吊橋が、前述した青森駅をバイパス青森ベイブリッジである。
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 青森駅の記念撮影を終えた後は、今日の宿泊先である"青森グリーンパークホテル"まで移動した。
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 ホテルに自転車を置いてから青森魚菜センター本店へ行くことも当初考えたが、徒歩で移動するには微妙に距離があったので、今回は危険を承知で自転車で向かった訳である。

 今回利用する青森グリーンパークホテルはそれ程広い敷地面積のホテルではないようで駐輪場は無かった。
 そして徒歩圏には市営等の別の駐輪場も無し。今回はここで自転車をバラして輪行袋に入れて客室へ持ち込む形をとる。
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 楽天トラベルで予約して料金も事前に決済済みとなっているので、ホテルのフロントでは利用者名簿に記名して、鍵を受け取ってチェックイン手続きは終了である。
 輪行袋とバッグ類を抱えてシングルの客室へと移動した。ホテルの客室到着は16時頃だった。
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 この後の予定だが、替えの着替えの枚数の都合で、まずはホテルのコインランドリーで洗濯と乾燥の予定。
 それと、のっけ丼は夕食にしては早すぎる時間だったので、夜にもう一度食べる分と明日の朝に食べる分を合わせた食料の買い出し。入浴はそれらが終わってから客室のユニットバスで済ます予定である。

 洗濯物を持ってホテル館内のコインランドリーへ。洗濯機には空きがあったので洗濯物を放り込んですぐに洗濯を開始した。
 洗濯の待ち時間の間に済ますべく、一旦客室へ戻った後は財布を持って買い物に出掛けることにした。

 買い物にやって来たのは、ホテルから2区画西にある"ハートブレッドアンティーク クロスタワー ア・ベイ青森店"というパン屋である。
 青森の名物と言えば真っ先に思い浮かぶのは"リンゴ"だと思うが、普通にリンゴを買ってきて食べるのでは芸が無いと思ったので、今回はアップルパイを食べようと考えたのがその理由。

 再びホテルの客室。
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 買ってきたパンはこちらとなっているが、明日の朝食の分も含めて買ってきたのでこんな量となっている。

 洗濯物を洗濯機から乾燥機に移した後、再び客室に戻ってきてユニットバスに湯張りしながら待つことにした。
 洗濯物の乾燥と風呂を済ませた後は、買ってきたピザパンとアップルパイを夕食に食べた。

 昨日のしじみラーメンを皮切りに、ホタテ焼き、焼干しラーメン、のっけ丼、アップルパイと、今回の旅では青森県の食の名物にかなりありつけたので大満足だった。
 それはまあ良かったのだが…
 今日は朝のテント内でファミマのパン、午前に龍飛岬でホタテ焼き、昼前に高野岬手前でクリーム玄米ブラン、昼に高野岬で焼干しラーメン、変な時間に青森市内の青森魚菜センター本店でのっけ丼、そして夜食にピザとアップルパイ。なんと一日6食! 腹の方は大満腹だったwww

 いつもなら後は、『明日に備えて早めに就寝した』と締めくくるところだが、今回はちょっと気掛かりがあり就寝はもう少し後になりそうだった。

 気掛かりが何かと言うと、それは明日の行動予定に関わる話。
 それを少しだけネタバラシすると、実は、明日は北海道へ渡る予定で考えている。
 その移動手段としては、青森港から函館港行のフェリーで渡る予定で考えているが、実はそのフェリーの予約はしていない。まあフェリー内はカーペット敷きの自由席だし、他には不人気の椅子席もあるし、乗れないことは無いだろうと言う甘い考えからそうしていた訳である。
 それと、自転車は車両デッキの隅に括り付ける形なので、こちらも乗せてもらえないくらいの状況になることはないだろうと言う勝手な思い込みがあった訳である。
 そんな楽観視したフェリーだったが、前日の夜になって急に不安、と言うか嫌な予感がしてきたので、念の為フェリー会社に電話して予約しておこうと考えたのである。

 青森港から函館港へのフェリーを運行する会社は2社あるが、そのうちの一社、"青函フェリー"に電話してみた。
 「え? 明日ですか? 明日の二輪車は予約で一杯です。明後日の昼の便なら1台分空きはあるのですが…。」っと言う驚きの返答を頂いてしまった!

 フェリー内での置き場に苦慮しそうで出来れば避けたかったが、それならば輪行袋に入れて船内に持ち込む手段をと言うことで、車両デッキ使用なしで客室利用のみの乗船での空きが無いかについて聞いてみた。
 その返事は「08:10発の便は乗船券も予約で一杯。11:35発の便なら大丈夫です。」と言うこと。
 11:35青森港発の便は15:25函館港着となっている。ちょっと到着時刻は遅いが、明日以降の予定を考えるとこの便が一応ギリギリセーフのライン。
 予約してしまおうかと思ったが、そう言えばもう一社の方のフェリーの空き状況を聞いていなかったので、それを聞いてから決めようと考え、一旦予約は保留して青函フェリーとの電話を切った。

 すぐにもう一社の"津軽海峡フェリー"に電話を掛けた。
 津軽海峡フェリーで私の予定に合う船は、[5:20青森発~9:00函館着]と[7:40青森発~11:20函館着]、[10:00青森発~13:40函館着]の3便だったが、明日どころか数日先まで予約で一杯と言うこと。輪行袋での持ち込みでも同様と言うことで、こちらのフェリー会社の空き状況の方が絶望的だった。
 津軽海峡フェリーとの電話を切った後、速攻で青函フェリーに電話を掛け直して明日の11:35発の便を予約したのは言うまでもない。

 まあそんな訳で結果的に嫌な予感は的中だった。
 元々は青函フェリーの08:10発の便に自転車は車両デッキに乗せて乗船予定だったので、旅行予定は若干狂ってしまったが、それでもギリギリのラインでリカバリ出来て良かった。今後は宿泊を伴わないフェリーの場合でも予約はしっかりしておいた方が良いだろう。今回は良い教訓になった。

 そんなこんなで、今度こそ明日に備えて就寝した。

■走行ルート

■2018/08/12(日) 晴れ
 ルート:  小泊~青森
 走行距離: 105.87km
 平均速度: 18.5km/h
 最高速度: 53.9km/h
 獲得標高:  924m
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 宿泊地:  青森県青森市
 宿泊先:  青森グリーンパークホテル

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