【日本一周ツーリング1周目(72)】【2018年夏(3)】十二湖~小泊

 2018年夏のツーリング3日目の朝を迎えた。現在地は青森県の十二湖にあるキャンプ施設"十二湖リフレッシュ村"である。
 ここで残念なお知らせ。昨晩遅くに降り出した雨は夜通し降り続き、起床時の4時半時点でもまだ降っているようなのである。まあ屋外型のレジャーの場合こればかりは避けられないので、文句を言っても仕方がないことではあるが…。

 外は本降りの雨なので、外に出る時はレインウェアの着用は必須な感じ。濡れたレインウェアで外に行ったり戻ったりでインナーテント内を濡らすのが嫌だったので、洗顔・歯磨き・トイレは撤収ギリギリまで後回しにし、まずはテント内で朝食を食べることにした。

 朝食を食べながらスマホで今日の天気をチェックしようと思ったが、そう言えばこのキャンプ場は圏外だった…。
 普段当たり前のように使っているインターネットだが、こうして使えない状況になってみるとその不便さが身に染みると言うもの。インターネットは最早必要不可欠なものになっているのかもしれない。
 そうなると、いつ止むかも分からない雨…。それでも今の本降りの雨がずーと続く訳はないと思うので、小降りになるまで少しだけ待ってみることにした。

 小降りになったらすぐに飛び出して撤収してしまいたいので、サイドバッグはすぐに取り付けられる状態にまでまとめておき、レインウェアの上下は着てスタンバイである。

 …やがて6時半頃、ようやく雨脚が弱まってきたので、今がチャンスとばかりに大急ぎで撤収作業に移ることにした。
 まずはテントの前室で靴を履き、その上にシューズカバーを巻き付けた。そしてヘルメットを被り、その上にレインウェアのフードを目深に被った。そして外へ。
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 すっかり濡れそぼったテントの記念写真を撮った後は、特にインナーテントの中を濡らしてしまうと、次に使う時にかなり不快なことになるので、テントは真っ先に片付けたのは言うまでもない。
 テントを片付けた後は、トイレと炊事場での身支度を済ませ、その後は自転車に荷物を取り付けた。
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 折角4時半に起床したのに、結局出発は2時間半も経過した7時になってしまいちょっと損した気分だった。

 昨夜日没頃に遅れてやってきたソロテントの住民も既に起床しているらしいが、まだテントの中でゴソゴソやっている様子。
 他のキャンプ場利用者は雨に濡れることとは無縁のコテージ&自動車の方々。
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 こういう雨天時は少々羨ましく思うが、まあ屋根のない二輪車にはその代わりに常時外気に触れることの出来る開放感があるので一長一短とも思う。

 雨に濡れたキャンプ場内の芝生と砂利道でスリップしないように自転車を押して進んでいき、キャンプ場の入り口まで来た。多少出遅れてしまったが、それでは今日の走行を開始しよう!

 十二湖から海岸線までは県道280号を一気に下っていく形。いつもなら一気に下るところだが、今日はずぶ濡れの路面でスリップしないように、慎重にブレーキを効かせながらゆっくり下っていった。
 日本海の海岸沿いにある国道101号に出た後は北方向へと進んでいった。

 この辺りの海岸沿いには"黄金崎不老ふ死温泉"という露天風呂がかなり凄い温泉旅館がある。
 2日目(昨日)の走行ルート案のトップは、実はその黄金崎不老ふ死温泉に宿泊する案だったのだが、かなり前から宿泊予約しようとしていたにも関わらず、結局予約できずボツ案になった経緯がある。今回はその温泉旅館は利用できなかったが、次回があれば絶対に利用したいと思う。まあ気になる人はググってみてほしい。

 9時半頃、"道の駅ふかうら 風合瀬いか焼き村"の前までやって来た。
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 写真を見て分かる通り、空は相変わらずドンヨリしているものの、雨は少し前に止んでくれて時折日が差してきていたので、路面は大分乾いてきていた。
 少し小腹が空いてきていたので、ここで少し休憩していくことにした。

 焼きイカが名物らしいので、その焼きイカを買ってきて食べることにした。
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 焼きそば1人前を入れるのによく用いられるタッパにたっぷり入って1パック350円。マヨネーズは使い放題だったので、タッパの中にタップリ掛けてからベンチシートに持ってきた。
 ここの焼きイカは名物と言うだけあってかなり美味しかった!これは超オススメである。
 焼きイカを食べて休憩していると、眩しいくらいの日差しになってきたので、ここで朝から着ていたレインウェア一式を脱いで身軽になっておいた。

 道の駅ふかうらを出発して5~6kmくらい進んだところに"千畳敷海岸"と呼ばれる名勝地があった。
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 当時の津軽藩の殿様が千畳の畳を敷かせ大宴会を開いたのが由来という事らしく、その由来どおりかなり広大な平磯の海岸となっていた。
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 千畳敷海岸から1時間くらい走り、鰺ヶ沢(あじがさわ)の街に入った。時刻は11時半を過ぎでいたので、この街で昼食を食べておきたいと思っている。
 ここも深浦と同様に焼きイカで有名な街らしいが、その焼きイカは先程深浦の道の駅で食べたばかりなので、ここでは違うものが良いかな。
 そんな訳で、今回昼食に立ち寄ったのはこちらのラーメン店。
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 愛車は店舗横の壁にこんな感じで立て掛けて店内へ。
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 この辺りでは、しじみラーメンが有名らしいのでそのしじみラーメンを注文。それと、メニューにあるライダー餃子250円も注文した。
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 少しして、しじみラーメンとライダー餃子が運ばれてきた。あれ?餃子が3つしかない?
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 なんでも店主がツーリングライダーらしく、ライダーには餃子3個無料サービスらしい。私の場合はライダーではなくチャリダーだが、有り難いことに同等に扱ってくれて無料で3個付けてくれたと言うことだった。
 サービスの餃子に喜んでいると、店主は更に「ライスも無料で付けるけどいるかい?」と聞いてくる気前の良さを発揮してくれた。
 折角の申し出だったが、道の駅ふかうらで食べたボリューム満点の焼きイカもあり、それ程腹は減っていなかったのでライスは辞退させてもらった。

 そうそう、上の写真のラーメンがしじみラーメンになるが、私はこのラーメンを見てビックリしてしまった。
 と言うのは、塩ラーメンに分類されるラーメンであっても大抵は、油が浮いていたり少し色が付いていたりするものだが、ここで食べたしじみラーメンは、油は全然浮いていなし、スープは完全に透明で凄く美しいのである!
 見た目もさることながら、しじみの旨味が凝縮されたスープは絶品で凄く美味しかった。ツーリング中に立ち寄る人が多いらしいのも頷ける店だった。

 津軽半島の根元の所まで来た。
 実は今日の走行ルートについても、昨日の走行ルートと同様に随分と悩んだ末に決めている。
 最初の案だと津軽半島の根元を横切って真っ直ぐ青森市へ直行だったりする。そんなに急がずとも…と言う意見はあると思うが、この案は、ねぶた祭開催期間中(8/2~7)に訪れる前提の案だったので、そのねぶた祭を見るため慌ただしく青森市まで行く感じになっていたわけである。
 結局、ねぶた祭に間に合うツーリング日程にならなかったので、だったら津軽半島は縁取るように綺麗に廻ろうと言うことで、それが今回の走行ルートに決まったのである。

 津軽半島を北上するルートは一般的には少し内陸に入ったところにある国道339号か、それよりも日本海側に近い位置にある県道12号あたりを使うのが一般的(だと思う)。
 だが今回の私の場合は、前述したように綺麗に縁取るように津軽半島を廻りたかったので、日本海側の海岸に一番近い道路をと言うことで、下の写真の青看板の交差点を左折し、名もなき広域農道を走るのである。
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 その広域農道はこんな感じの路面。大部分がセンターラインも無い狭い道路になっていた。
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 交通量はグッと少なくはなったが、それでも忘れた頃に車が通りかかるくらいの交通量はあった。
 昨日のルートで低地にある水域の八郎潟が全然見えなかったと嘆いていたが、津軽半島基部から十三湖に掛けての西部地区も同じような低地にある大規模な湿地帯となっている。
 その津軽半島西部地区の湿地帯の方は、(かなり近くを通ってくれる道だったため)時折その美しい水域を見渡せる場所が点在していてかなりテンションが上った。
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 今回の旅に持ってきた地図は、お約束のツーリングマップル(東北版)であるが、何と今から9年前の2009年版となっていた。
 これは、2008年にクロスバイクを購入して始めた私の自転車趣味が北海道内だけでは物足りなくなって、2年目でついに北海道を飛び出してしまった時に購入した地図。そういう意味で言うと私の自転車趣味も随分息の長い趣味だなぁと思う。

 その時に買った9年前の地図では、十三湖の手前で広域農道は丁字路となり、左折方面は海岸の所で行き止まり。右折方面は東に位置する県道12号への合流となっているように記されていたのだが、現在の広域農道は丁字路ではなく十字路に拡張されており、直進方向へ進むことで迂回せずに真っ直ぐ十三湖に出られるようになってくれているらしい。有り難い話である。

 十字路を直進しそのまま道なりに進むと、県道12号に自然合流する形で十三湖の西側に出た。
 十三湖周辺は午前中のドンヨリした空が嘘のような美しい青空が広がっていた。(下の写真3枚は十三湖北西部分に架かる十三湖大橋の上からの写真)
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 実際のところ、十三湖大橋よりも数キロ手前で十三湖沿いに出ていたのだが、どういう訳か対向車線にロードバイクに乗った自転車乗りが物凄く大勢(100人や200人できかない位の人数だと思う)が押し寄せてきて、それに圧倒されて写真撮影どころではなかった。
 猛烈に飛ばしている人は皆無で、みんな笑顔で私に手を振ってくれていたので、多分何かのレースイベントが開催されて、その帰りだったのではと思っている。
 そんな一幕があったので、十三湖の写真が十三湖の終点の十三湖大橋になってしまったという訳である。

 さて今日の宿泊先だが、実を言うと、まだ決まっていなかったりするw
 いつもなら事前予約しておいて、ガチガチに予定を組んでおくのが私のスタイルなのだが、この辺りはキャンプ場が複数あるらしく且つそれ程混まないようなので、今日は自分の体力や到着予定時刻と相談して最終的な宿泊地を決める腹積もりだったのである。

 その候補地の1つ目が十三湖の北西部にあるキャンプ施設"十三湖中の島ブリッジパーク"。
 ここは敢えて通り越しており、今日はもう少し行くつもりである。

 候補地の2つ目は"道の駅こどまり"の向かい側にある"中泊町折腰内オートキャンプ場"。
 現在地からもう少し進むとここに到着予定である。

 候補地の3つ目は津軽半島の先端 龍飛岬の近くにあるキャンプ施設"龍飛岬シーサイドパーク"。
 現在地からはまだまだ先である。

 地図の等高線と道の形を見た感じだと、候補地2の"中泊町折腰内オートキャンプ場"から龍飛岬まではかなり険しい道になりそうな予感。
 現在時刻は14時半なので、決して辿り着けないとは思わないが、そこまで無理する必要性もないのも事実。今日は候補地2の"中泊町折腰内オートキャンプ場"に宿泊することに決めた。

 キャンプ場の向かいの"道の駅こどまり"にはレストランがあるようだが、ラストオーダーは14:45と早いようだし、周囲に食事のできそうな店は無さそうな感じ。今回も手前のコンビニで買い物を済ませてからキャンプ場へ向かうことにした。
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 中泊町折腰内オートキャンプ場に着いた。
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 真っ直ぐ管理棟の建物へ向かい、まずはチェックイン手続きを行うことにした。
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 今回利用するのはフリーテントサイトで1区画1泊1,000円という料金設定だった。
 既に人が入っているフリーテントサイトの区画はホワイトボードに記されており、管理棟の受付の人はどこの区画を使うかを私が好きに決めて良いと言う。
 各区画に入っている人がどんな感じの人や家族なのか分からないし、各区画の周辺の状況も分からないので、結局のところ私としては左右両隣が使用区画と隣接しない区画の1つを指さして適当に決めてしまう以外ない訳である。

 管理棟を出て、今回の私の利用区画"20"番に向かうことにした。フリーテントサイトの他にオートサイトもあるなかなかの敷地面積を誇るキャンプ場のようである。
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 手前の青い屋根はゴミ捨て場で、奥に見える建物は道の駅である。
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 フリーテントサイトの前は整備された砂浜となっており、家族連れが波打ち際で遊んでいるのが見えた。
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 20番の区画発見!ここが私に割り振られた場所である。
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 区画はかなり縦長になっており、横幅は自転車2台分にも満たない幅となっていた。
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 この区画に実際に来てみて、なんとなく嫌な予感がした…。
 というのは、上の写真を見てもらうと分かるように、フリーサイトの一段上にはフリーサイト利用者向けの駐車場があるのだが、そこからの近道(不届き者が芝生を踏み荒らして出来てしまったと思われる)がちょうど私の区画の隣に通じているのである。
 私の隣は19番の立て札のある正式なフリーサイトの区画になっているのだが、ちょっとアレな感じの人達はお構い無しで隣の19番の区画をズカズカと踏み入って近道を通って駐車場まで行くのである。
 自分のテントのすぐ横を頻繁に人が行き来するのは正直気分の良いものではないと言うものである。

 管理棟へ行って使用区画を変更させてもらおうかなと考えたが、面倒臭いなって、結局テントの設営を開始している(下の写真)。
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 あ、そうそう、今朝は雨の中での撤収になっていたのでテントはずぶ濡れ。一旦裏返しにテントを張って、裏面を完全に乾かしてから正しい状態にテントを張り直している。

 テントの設営が終わった後は、場内のシャワー室を利用した。
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 昨日は濡れタオルで拭くので我慢していたが、やはりサッパリ具合はそれとは段違いと言うものである。
 シャワー室を利用した後は、場内をゆっくり歩いて自分のテントへと戻ることにした。こちらの車とテントが並んでいる辺りはオートサイト区画になる。
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 フリーサイトの方は比較的空きがあったが、オートサイトの方はびっしりだった。
 オートサイト区画には遊具も設置されており、ちびっこ達が遊んでいた。
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 フリーサイトの自分のテントに戻った後は、買ってきていた夕食を食べ、後はテント内で過ごした訳だが、やはり時折テントの横を許可なく通り抜けする人達が煩わしく感じた。やはり面倒がらずに区画を変えてもらうべきだったかな…。

 それと、右側のどこかのテントの住人が、スピーカで音楽を聞いているのが(音量はそう大きくはなかったが)気になった。まあ常識的な時間になったら自粛するだろうと思っていたが、スピーカから流れる音楽は、結局私が眠りに着くまで止むことはなかった(まあ私が眠った後も鳴っていたと思うが)。

 どうもこういったオートキャンプ場では自分は大抵不幸な目に合っており、あまり良い思い出が無い気がする。
 今後は"オート"の名が付くキャンプ場利用の際は、そのキャンプ場がどういうキャンプ場かを、きっちりかっちりチェックした方が良いだろうと真剣に考えてしまった。

■走行ルート

■2018/08/11(土) 雨のち曇のち晴
 ルート:  十二湖~十三湖~小泊
 走行距離: 113.01km
 平均速度: 19.1km/h
 最高速度: 54.1km/h
 獲得標高:  764m
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 宿泊地:  青森県北津軽郡中泊町大字小泊字折腰内
 宿泊先:  中泊町折腰内オートキャンプ場

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