【日本一周ツーリング1周目(71)】【2018年夏(2)】秋田~十二湖
2018年夏のツーリング2日目の朝を迎えた。現在地は秋田駅西口にあるホテルアルファーワン秋田。起床時間は午前5時半。
身支度を整えた後は、(朝食なしの素泊まりプランにしていたので)昨日の夕食後にファミマで買っておいたパンを朝食に食べた。
着替えを済ませ、バッグの中に荷物を詰めて、出発準備がほぼ整ったのは7時を過ぎていた。
ホテルをチェックアウトし、愛車のある秋田駅西地下自転車駐車場に移動した。
朝早いのにも関わらず、駐輪場内の自転車は昨日よりもかなり少なくなっていた。多分、私とは逆に、昼間駐輪場に自転車をとめていて、夜になって自宅へと帰ってしまったのだろう。
リアキャリアの天板の上にテント関連の袋をキャリアロープで固定し、リアキャリアのサイドレールにサイドバッグを固定。ハンドルバー前部の留め具にフロントバッグを固定した。外してあった前後のライトとサイクルコンピュータも取り付けた。
それと、旅のシンボルであるホクレンフラッグをリアキャリアの後方ポールに固定するのも忘れずにやっておいた。これがあると色々な人が手を振ってくれる気がするので大事である!
前輪と後輪を指先で摘んでみたが、(昨日の午後に秋田空港前で空気圧を調整しているので)今朝は空気圧調整は要らなそう…、そのままにしておいた。
ヘルメットを被り、グローブを嵌めて出発準備が整ったので秋田駅西地下自転車駐車場を出発することにした。
秋田駅西地下自転車駐車場の出入り口は、料金精算が済んでいない自転車が勝手に出て行けないように、精算機から金属のバーが出ているタイプなので、サイドバッグを取り付けて横幅が広くなった私の自転車には少々狭く、出るのに苦労してしまった。何とか出ることは出来たが、こんなことならサイドバッグを一旦取り外した方が良かったかなと、後になってから思った。
今日はまっすぐ北方面へと進む予定となっており、まずはこの辺りの大動脈である国道7号を走るべく、秋田市内の道を進んでいった。
やがて国道13号と国道7号が直角に交わる交差点。そこから国道7号に合流した。下の写真に写るまん丸な面白い形の建物は、"秋田市立体育館"。交差点を過ぎてすぐの所に見えた。
西の海岸沿いには、なまはげで有名な男鹿半島があるが今回はパスし、国道7号を真っ直ぐ北上する予定である。男鹿半島は別の機会にゆっくり廻りたいと考えているためである。
進行方向左手は八郎潟と呼ばれる大きな湖とそこから流れる東部承水路となっていたが、国道からだとその水域はあまり見えないらしく全然写真に収めることができなかった。釧路湿原と同様こういう低地にある水域の場合、高台にあるような展望台に行かないとまともに見えないのかもしれない。
9時50分頃、"道の駅ことおか"に立ち寄った。
トイレの後、ちょっと軽食でも…と思ったが、レストランに入らないと食べ物にはありつけないようだった。まあそこまで本格的に食べたかった訳ではないので、ここでは屋外のベンチシートに座って、携帯食のクッキーと自販機で買ったコカ・コーラで済ませることにした。
そうして休憩していると、私の座る屋外ベンチの近くでお土産の屋外販売をしていた女性が私に興味を持ったらしく声をかけてきた。
私が札幌に住む人で、昨日秋田空港まで飛行機で来て昨晩は秋田駅前のホテルに宿泊。その秋田駅前のホテルを今朝方出発してここまで走ってきた事を話し、この後の予定についても話した。
同じ話を九州の人とかに話すと、ひっくり返る程驚かれるものだが、流石に北海道からそう遠くない秋田県辺りだとそれ程ビックリされることはないらしい。それはそれで少々寂しいところだが、まあそれだけ私の日本一周の旅も北海道の近くまで戻って来たと言うことであり、それは喜ぶできところだろう。
屋外販売の女性の話では、この道の駅は国道7号沿いに位置するためか自転車日本一周の人をよく見掛けると言うこと。まあその辺りもあり今回はあまりビックリされなかったようである。
そういう感じで会話に花を咲かせていると、道の駅を訪れていた一般客の何人かは時折その会話に加わってきて盛り上がったりした。そして彼らは皆、去り際に「頑張って!」と激励してくれたのが嬉しかった。
屋外販売の女性はアコーディオン(←うろ覚え…)の演奏に長けた人で、何か買ってくれた人に演奏のサービスをしていたのが印象深かった。顔見知りらしい一般客が言うには、この人は結構有名な人なのだと言う話。
周囲に5~6人くらいの人が集まっていたので、ちょっと気になっていた(今日の宿泊地)十二湖周辺について聞いてみることにした。
ツーリングマップルで見た感じだと食事や買物のできそうな集落が周囲に無さそうに見えたので、十二湖に着く前に買い物を済ませて置いたほうが良いかも?と考えていたためである。
屋外販売の人は分からないと言うことで、一般客の一人が私のその質問に答えてくれた。
その話によると、能代市~十二湖の海岸線にはあまり大きな集落はないが、確かコンビニが1軒か2軒かあった筈と言うこと。まあもし心配なら能代市内で買っておいた方が無難だと言うこと。貴重な話を聞けて大変助かったので、丁寧にお礼を言っておいた。
そろそろ道の駅を出発しようと思い、飲み終わったコカ・コーラの空き缶を捨てるゴミ箱を探したがどうやら周囲にはないらしい。建物の中だろうか?
建物内だと、バッグから鍵を取り出して施錠してから行く必要があり面倒だなぁと思っていると、そんな私の行動を先程十二湖周辺について教えてくれた人が察知してくれたらしく、「空き缶捨てておいてあげるよ、よこしな」と声を掛けてくれた。流石にゴミ捨てを初対面の人にお願いするのは気が引けたので、「いえ、自分で捨ててくるので大丈夫です」と言ったが、「いいからよこしなさい」と言って空き缶を持って行ってしまった。全く見ず知らずの私にこんなにも親切にして頂き、本当に感謝の気持ちで一杯になった。
能代市街に入り、そこで国道7号は東へと逸れていき、北の海岸沿いは国道101号に変わったので、ここからはその国道101号を進んで行くことになった。
能代市街を抜けてしまうと昼食を食べる店を探すのが大変そうな気がしたので、市街北側にあるこちらの"そば処乃しろ庵 向能代店"という店で食べることにした。
同じ敷地内には"麺職人 暖家"というラーメン店もあり、そばにするかラーメンにするか随分悩んだが、ここではそばの方に軍配が上がった形である。
ミニ丼セットだと丼とそばの両方が食べられるようだったので、ここではミニ親子丼セットにした。
加えて、メニューにある通り、もりそば1段追加でも+160円と安かったので、ミニ親子丼セット+もりそば1段追加を注文した。950+160=1110円(税別)。時刻は12時ちょうど。
昼食を終えて午後の走行を開始。
道の駅での聞いた事前情報に従い、市街地を抜ける前に見掛けたコンビニで食料を買っておいた。
能代市を抜けた後の国道101号は風景の変化に乏しく少々退屈な感じだった。
13時少し前になり、下の写真にある"ハタハタ館"という施設前にやって来た。
ここは正式名称だと"八森いさりび温泉ハタハタ館"となっており、施設名の通り温泉施設となっている。そのすぐ北側には"御所の台オートキャンプ場"というキャンプ場があり、今日の走行案の一つではその御所の台オートキャンプ場にテント泊して、ここハタハタ館に入浴に来る案もあったりした。
まあここだと少々距離的に物足りないと言うことで、最終的に採用した案だと今日はもう少し先を目指すことになるのであるが。
"道の駅 はちもり 名水お殿水"の前を通過し、そこから1km弱。秋田県と青森県の県境に差し掛かった。
この辺りの海岸線の様子はこんな感じ。
ツーリングマップルによるとここは"須郷岬"という岬のようだが、断崖の海岸淵をジグザグに下る道路が美しかった。
前述したように、今日の宿泊先は十二湖と呼ばれる湖群の中にあるキャンプ施設を予定しているが、前方の看板にはその"十二湖"の文字が見えていた。どうやらゴールは近いらしい。
国道101号沿いに更に北上。道の起伏は殆ど気にならないレベルだった。
やがて右折方向に県道280号の交差点。ここを県道280号方面へ進み約4.7km行くと今日の宿泊先"十二湖リフレッシュ村"である。
事前に等高線を確認していて、この4.7kmは結構険しい登りになることが分かっていたので、最初から心構えが出来ていたが、それでもここの登りは結構キツかった。
全体的に見るとそれ程でもないのだが、局所的に勾配がキツいところがあり、全身から汗が滝のように吹き出し、ゼイゼイと呼吸が苦しかった。
観光バスでやって来ていた観光客らで賑わっていた辺りが、たまたまそんな勾配のキツい部分だったので、周囲から「頑張れー!」と声援が飛んできて少し恥ずかしかった。まあしかしその声援に後押ししてもらった感もあり、元気が出たのも事実だと思う。
過去に、勾配の険しい坂の上にあるキャンプ場を利用した(室戸岬の上のキャンプ場や今年の春の由利本荘のキャンプ場等)時に、キャンプ場内に飲料の自販機が無く泣きを見たことが何度かあったので、今回は同じ轍を踏まないように、キャンプ場の予約の電話をした時に自販機があることは事前に確認済み。安心してボトルの飲料をがぶ飲みしつつキャンプ場を目指して進んでいった。
やがて、今日の宿泊先"十二湖リフレッシュ村"に着いた。時刻は14:50頃だった。
ここには前以て予約の電話を入れているがその時の話だと、テントサイトは予約を受け付けていないと言うこと。テントサイト利用者が多すぎて利用できないと言うことは余程のことがない限りないと言うことだったが、まあ実際に来てみてチェックインしたが普通に大丈夫だった。
料金は1,500円(税別)で、少々高いと思うがまあ東北地方は大体この位が相場のようなので仕方がない。
今日は特に大汗をかいたのでサッパリしたかったところだが、シャワーは無いと言うことだったので、今日は濡れタオルで体を拭くのみで我慢するしかないのは残念。まあこれは自分の事前確認不足だったので仕方がないか。
今日の夕食と明日の朝食の食料は、能代市のコンビニで用立ててあるのでそれは心配なし。飲料の自販機は場内にあるのでそれも心配なし。そんな訳で後はテントサイトを見て回り、テントの設営場所を決める作業に移ることにした。
まず、こちらは管理棟前から見た場内の様子。
こちらはコテージのうちの一つ。
この草むらは2つあるテントサイトのうちの手前側の方。
こちらの通路を抜けた先に2つ目のテントサイトがあり、隠れ家的な雰囲気を楽しむのは良さそうだった(写真撮り忘れ)が、まあ最初に見たテントサイトの方で良いかな。
1つ目のテントサイトに戻り、平らな地面を探索中。
更に探索中。これはキャンプファイヤー用の台座だろうか。奥に見えるのは炊事場である。
結局この場所にテントを張ることにした(テント設営後の写真は撮り忘れた)。
後から思い返してみると、到着時刻的に時間もあったことだし、十二湖を散策してみる手があったと思うが、この時はその考えには至らずにテント内で地図を見たり、携帯ゲーム機で遊んだりに時間を使って気がつけば夕食の時間。
夕食を食べた後も、同じようなことをしてテント内で過ごした。
暗くなる直前頃、これまでテントサイトは私一人だけだったが、もう一張りテントが増設されたようだった。面倒だったのでこの時は特に挨拶に行くことはしなかったが、後でトイレに行く時に見たところ、新設されたのはソロテントで側に自転車は無かったので、多分ライダーか徒歩ダーのものだと思う。
夜はふけて明日に備えてそろそろ就寝しようと思っていると、ポツポツとテントに当たる音。どうやら雨が降ってきたらしい…。まあ既にテント内だし、濡れずに済んで良かった。
この雨、明日の朝には止んでくれていると嬉しいのだが…、そんな事を思いながらシュラフに包まって眠りについた。
■走行ルート
■2018/08/10(金) 晴れのち曇り
ルート: 秋田市~十二湖
走行距離: 114.61km
平均速度: 20.3km/h
最高速度: 44.4km/h
獲得標高: 684m
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宿泊地: 青森県西津軽郡深浦町
宿泊先: 十二湖リフレッシュ村

身支度を整えた後は、(朝食なしの素泊まりプランにしていたので)昨日の夕食後にファミマで買っておいたパンを朝食に食べた。
着替えを済ませ、バッグの中に荷物を詰めて、出発準備がほぼ整ったのは7時を過ぎていた。
ホテルをチェックアウトし、愛車のある秋田駅西地下自転車駐車場に移動した。
朝早いのにも関わらず、駐輪場内の自転車は昨日よりもかなり少なくなっていた。多分、私とは逆に、昼間駐輪場に自転車をとめていて、夜になって自宅へと帰ってしまったのだろう。
リアキャリアの天板の上にテント関連の袋をキャリアロープで固定し、リアキャリアのサイドレールにサイドバッグを固定。ハンドルバー前部の留め具にフロントバッグを固定した。外してあった前後のライトとサイクルコンピュータも取り付けた。
それと、旅のシンボルであるホクレンフラッグをリアキャリアの後方ポールに固定するのも忘れずにやっておいた。これがあると色々な人が手を振ってくれる気がするので大事である!
前輪と後輪を指先で摘んでみたが、(昨日の午後に秋田空港前で空気圧を調整しているので)今朝は空気圧調整は要らなそう…、そのままにしておいた。
ヘルメットを被り、グローブを嵌めて出発準備が整ったので秋田駅西地下自転車駐車場を出発することにした。
秋田駅西地下自転車駐車場の出入り口は、料金精算が済んでいない自転車が勝手に出て行けないように、精算機から金属のバーが出ているタイプなので、サイドバッグを取り付けて横幅が広くなった私の自転車には少々狭く、出るのに苦労してしまった。何とか出ることは出来たが、こんなことならサイドバッグを一旦取り外した方が良かったかなと、後になってから思った。
今日はまっすぐ北方面へと進む予定となっており、まずはこの辺りの大動脈である国道7号を走るべく、秋田市内の道を進んでいった。
やがて国道13号と国道7号が直角に交わる交差点。そこから国道7号に合流した。下の写真に写るまん丸な面白い形の建物は、"秋田市立体育館"。交差点を過ぎてすぐの所に見えた。
西の海岸沿いには、なまはげで有名な男鹿半島があるが今回はパスし、国道7号を真っ直ぐ北上する予定である。男鹿半島は別の機会にゆっくり廻りたいと考えているためである。
進行方向左手は八郎潟と呼ばれる大きな湖とそこから流れる東部承水路となっていたが、国道からだとその水域はあまり見えないらしく全然写真に収めることができなかった。釧路湿原と同様こういう低地にある水域の場合、高台にあるような展望台に行かないとまともに見えないのかもしれない。
9時50分頃、"道の駅ことおか"に立ち寄った。
トイレの後、ちょっと軽食でも…と思ったが、レストランに入らないと食べ物にはありつけないようだった。まあそこまで本格的に食べたかった訳ではないので、ここでは屋外のベンチシートに座って、携帯食のクッキーと自販機で買ったコカ・コーラで済ませることにした。
そうして休憩していると、私の座る屋外ベンチの近くでお土産の屋外販売をしていた女性が私に興味を持ったらしく声をかけてきた。
私が札幌に住む人で、昨日秋田空港まで飛行機で来て昨晩は秋田駅前のホテルに宿泊。その秋田駅前のホテルを今朝方出発してここまで走ってきた事を話し、この後の予定についても話した。
同じ話を九州の人とかに話すと、ひっくり返る程驚かれるものだが、流石に北海道からそう遠くない秋田県辺りだとそれ程ビックリされることはないらしい。それはそれで少々寂しいところだが、まあそれだけ私の日本一周の旅も北海道の近くまで戻って来たと言うことであり、それは喜ぶできところだろう。
屋外販売の女性の話では、この道の駅は国道7号沿いに位置するためか自転車日本一周の人をよく見掛けると言うこと。まあその辺りもあり今回はあまりビックリされなかったようである。
そういう感じで会話に花を咲かせていると、道の駅を訪れていた一般客の何人かは時折その会話に加わってきて盛り上がったりした。そして彼らは皆、去り際に「頑張って!」と激励してくれたのが嬉しかった。
屋外販売の女性はアコーディオン(←うろ覚え…)の演奏に長けた人で、何か買ってくれた人に演奏のサービスをしていたのが印象深かった。顔見知りらしい一般客が言うには、この人は結構有名な人なのだと言う話。
周囲に5~6人くらいの人が集まっていたので、ちょっと気になっていた(今日の宿泊地)十二湖周辺について聞いてみることにした。
ツーリングマップルで見た感じだと食事や買物のできそうな集落が周囲に無さそうに見えたので、十二湖に着く前に買い物を済ませて置いたほうが良いかも?と考えていたためである。
屋外販売の人は分からないと言うことで、一般客の一人が私のその質問に答えてくれた。
その話によると、能代市~十二湖の海岸線にはあまり大きな集落はないが、確かコンビニが1軒か2軒かあった筈と言うこと。まあもし心配なら能代市内で買っておいた方が無難だと言うこと。貴重な話を聞けて大変助かったので、丁寧にお礼を言っておいた。
そろそろ道の駅を出発しようと思い、飲み終わったコカ・コーラの空き缶を捨てるゴミ箱を探したがどうやら周囲にはないらしい。建物の中だろうか?
建物内だと、バッグから鍵を取り出して施錠してから行く必要があり面倒だなぁと思っていると、そんな私の行動を先程十二湖周辺について教えてくれた人が察知してくれたらしく、「空き缶捨てておいてあげるよ、よこしな」と声を掛けてくれた。流石にゴミ捨てを初対面の人にお願いするのは気が引けたので、「いえ、自分で捨ててくるので大丈夫です」と言ったが、「いいからよこしなさい」と言って空き缶を持って行ってしまった。全く見ず知らずの私にこんなにも親切にして頂き、本当に感謝の気持ちで一杯になった。
能代市街に入り、そこで国道7号は東へと逸れていき、北の海岸沿いは国道101号に変わったので、ここからはその国道101号を進んで行くことになった。
能代市街を抜けてしまうと昼食を食べる店を探すのが大変そうな気がしたので、市街北側にあるこちらの"そば処乃しろ庵 向能代店"という店で食べることにした。
同じ敷地内には"麺職人 暖家"というラーメン店もあり、そばにするかラーメンにするか随分悩んだが、ここではそばの方に軍配が上がった形である。
ミニ丼セットだと丼とそばの両方が食べられるようだったので、ここではミニ親子丼セットにした。
加えて、メニューにある通り、もりそば1段追加でも+160円と安かったので、ミニ親子丼セット+もりそば1段追加を注文した。950+160=1110円(税別)。時刻は12時ちょうど。
昼食を終えて午後の走行を開始。
道の駅での聞いた事前情報に従い、市街地を抜ける前に見掛けたコンビニで食料を買っておいた。
能代市を抜けた後の国道101号は風景の変化に乏しく少々退屈な感じだった。
13時少し前になり、下の写真にある"ハタハタ館"という施設前にやって来た。
ここは正式名称だと"八森いさりび温泉ハタハタ館"となっており、施設名の通り温泉施設となっている。そのすぐ北側には"御所の台オートキャンプ場"というキャンプ場があり、今日の走行案の一つではその御所の台オートキャンプ場にテント泊して、ここハタハタ館に入浴に来る案もあったりした。
まあここだと少々距離的に物足りないと言うことで、最終的に採用した案だと今日はもう少し先を目指すことになるのであるが。
"道の駅 はちもり 名水お殿水"の前を通過し、そこから1km弱。秋田県と青森県の県境に差し掛かった。
この辺りの海岸線の様子はこんな感じ。
ツーリングマップルによるとここは"須郷岬"という岬のようだが、断崖の海岸淵をジグザグに下る道路が美しかった。
前述したように、今日の宿泊先は十二湖と呼ばれる湖群の中にあるキャンプ施設を予定しているが、前方の看板にはその"十二湖"の文字が見えていた。どうやらゴールは近いらしい。
国道101号沿いに更に北上。道の起伏は殆ど気にならないレベルだった。
やがて右折方向に県道280号の交差点。ここを県道280号方面へ進み約4.7km行くと今日の宿泊先"十二湖リフレッシュ村"である。
事前に等高線を確認していて、この4.7kmは結構険しい登りになることが分かっていたので、最初から心構えが出来ていたが、それでもここの登りは結構キツかった。
全体的に見るとそれ程でもないのだが、局所的に勾配がキツいところがあり、全身から汗が滝のように吹き出し、ゼイゼイと呼吸が苦しかった。
観光バスでやって来ていた観光客らで賑わっていた辺りが、たまたまそんな勾配のキツい部分だったので、周囲から「頑張れー!」と声援が飛んできて少し恥ずかしかった。まあしかしその声援に後押ししてもらった感もあり、元気が出たのも事実だと思う。
過去に、勾配の険しい坂の上にあるキャンプ場を利用した(室戸岬の上のキャンプ場や今年の春の由利本荘のキャンプ場等)時に、キャンプ場内に飲料の自販機が無く泣きを見たことが何度かあったので、今回は同じ轍を踏まないように、キャンプ場の予約の電話をした時に自販機があることは事前に確認済み。安心してボトルの飲料をがぶ飲みしつつキャンプ場を目指して進んでいった。
やがて、今日の宿泊先"十二湖リフレッシュ村"に着いた。時刻は14:50頃だった。
ここには前以て予約の電話を入れているがその時の話だと、テントサイトは予約を受け付けていないと言うこと。テントサイト利用者が多すぎて利用できないと言うことは余程のことがない限りないと言うことだったが、まあ実際に来てみてチェックインしたが普通に大丈夫だった。
料金は1,500円(税別)で、少々高いと思うがまあ東北地方は大体この位が相場のようなので仕方がない。
今日は特に大汗をかいたのでサッパリしたかったところだが、シャワーは無いと言うことだったので、今日は濡れタオルで体を拭くのみで我慢するしかないのは残念。まあこれは自分の事前確認不足だったので仕方がないか。
今日の夕食と明日の朝食の食料は、能代市のコンビニで用立ててあるのでそれは心配なし。飲料の自販機は場内にあるのでそれも心配なし。そんな訳で後はテントサイトを見て回り、テントの設営場所を決める作業に移ることにした。
まず、こちらは管理棟前から見た場内の様子。
こちらはコテージのうちの一つ。
この草むらは2つあるテントサイトのうちの手前側の方。
こちらの通路を抜けた先に2つ目のテントサイトがあり、隠れ家的な雰囲気を楽しむのは良さそうだった(写真撮り忘れ)が、まあ最初に見たテントサイトの方で良いかな。
1つ目のテントサイトに戻り、平らな地面を探索中。
更に探索中。これはキャンプファイヤー用の台座だろうか。奥に見えるのは炊事場である。
結局この場所にテントを張ることにした(テント設営後の写真は撮り忘れた)。
後から思い返してみると、到着時刻的に時間もあったことだし、十二湖を散策してみる手があったと思うが、この時はその考えには至らずにテント内で地図を見たり、携帯ゲーム機で遊んだりに時間を使って気がつけば夕食の時間。
夕食を食べた後も、同じようなことをしてテント内で過ごした。
暗くなる直前頃、これまでテントサイトは私一人だけだったが、もう一張りテントが増設されたようだった。面倒だったのでこの時は特に挨拶に行くことはしなかったが、後でトイレに行く時に見たところ、新設されたのはソロテントで側に自転車は無かったので、多分ライダーか徒歩ダーのものだと思う。
夜はふけて明日に備えてそろそろ就寝しようと思っていると、ポツポツとテントに当たる音。どうやら雨が降ってきたらしい…。まあ既にテント内だし、濡れずに済んで良かった。
この雨、明日の朝には止んでくれていると嬉しいのだが…、そんな事を思いながらシュラフに包まって眠りについた。
■走行ルート
■2018/08/10(金) 晴れのち曇り
ルート: 秋田市~十二湖
走行距離: 114.61km
平均速度: 20.3km/h
最高速度: 44.4km/h
獲得標高: 684m
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宿泊地: 青森県西津軽郡深浦町
宿泊先: 十二湖リフレッシュ村



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