【日本一周ツーリング1周目(69)】【2018年春(8)】由利本荘~秋田空港→札幌

 今回の旅の最終日にあたる8日目の朝を迎えた。現在地は秋田県由利本荘市にある三望苑という宿泊施設のあるキャンプ場。
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 天気予報だと昨晩から今朝に掛けては雨の予報だったが、有り難いことにその予報は外れてくれたらしく雨は全然降らなかった。
 昨晩強く吹き付けていた風も、朝方にはかなり弱まってくれていたのでこれも有難かった。ただ、気温的にはだいぶ冷え込みが厳しく、今回クリマプラス100のフリースを持ってきたのは正解だったらしい。

 冒頭で触れたように、今日が今回の旅の最終日になる。
 今日の予定を軽く書くと、現在地の由利本荘から内陸にある秋田空港へまず走り、秋田空港14:00発-新千歳空港15:05着のANA便に搭乗。
 新千歳空港からは特に決めてはいないが、到着時刻的に麻生行の高速バスに乗ることになると思っている。
 現在地の由利本荘から秋田空港までは40km弱の距離。秋田空港は内陸側の高地にあるようなので、その登りを考慮に入れて3時間弱くらいで見積もっておけば良いだろうか。それにプラスして、搭乗1時間前くらいには空港内に入りたいのと、自転車をバラして輪行袋に入れる時間、手荷物検査やチェックイン手続きの時間、出発時刻的に空港で昼食を食べる時間も計算に入れておいた方が良いか。勿論移動中に万が一パンクした時の予備時間も必要。…などなど、色々込み込みで、搭乗時刻の6時間前の8時にキャンプ場を出発することにした。
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 三望苑は高台の頂上にあるキャンプ場だったので、出発して体がまだ全然温まっていないのに、いきなり うぉぉぉぉぉーーーーー!!!と猛烈に下って寒くなってしまった。
 海岸線の国道7号に合流した後は、そのまま北方面へと進んだ。この辺りは所々に風力発電の風車があり、風が強いことが伺い知れたが今日はその風の影響はあまりない感じだった。

 "道の駅 岩城"の看板が見えたので、少し休憩していくことにした。
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 道の駅のすぐ側にまで風力発電の風車があった。
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 天気予報がすっかり外れてくれて、現在はご覧のような見事な快晴だった。

 トイレ休憩を済ませ、昨日の夜 郵送の準備を済ませたゴム糊とチェーンオイルを入れた封筒をポストに投函し終えて、さっさと出発しようとしていると、不意に後ろから「こんにちは!日本一周?」と声を掛けられた。
 20代前半、いやもしかしたら10代と思われる若い女性一人。格好からして自転車乗りぽい感じだった。だが、何か違和感がと思っていると、「こんにちは」と「日本一周」以外の日本語を殆ど話せない台湾の人だった。

 台湾人女性は英語で話してくるが、私は英語があまり達者でないので、なかなか意思疎通出来なくて苦労した。後で思い返してみると、スマホに入れてあるGoogle翻訳のアプリを使えばよかったと思ったが、この時は迫りつつある搭乗時刻を気にするあまりそこまで考えが及ばなかった。

 まあうまく話が伝わらない時は、いつものように地図での情報交換が手っ取り早いと思い、スマホ上でGoogleマップを表示し、今日の私の出発地点とこれから向かう秋田空港を指差すと、やはりこれはうまく伝わってくれたらしい。
 彼女の方は昨晩からここ(道の駅 岩城)に居るらしかった。(いや、もしかしたら数日間ここに滞在中と言っていたかもしれない)。あまり自転車を漕ぎ進める筋力がないと言っており、かなり進みは遅いが日本海側をずーと北上して来ていると言っていた(と思う)。
 彼女は滞在中の施設が"道の駅"という名称の施設であること知らなかったらしいが、今回の会話で"道の駅"という言葉を覚えたことを凄く喜んでいたのが印象的だった。
 それにしても、若い女性が単身で海外を自転車ツーリングかぁ。正直、凄いチャレンジングな人だなぁと感心せずにはいられなかった。(少し離れた場所にも自転車乗りが数人居たので、もしかしたらその人達と一緒だったのかもしれないが、そのあたり定かではない)

 彼女はかなりの話し好きのようで、どうやら立ち話では物足りなくなったらしく、中に入って一緒に食事しないか?とゼスチャーを駆使して誘っているのが分かった。こういう旅先での出会いは大事にしたい気持ちはあったが、私はこのあと秋田空港から飛行機に乗って飛び立つ用事があるので、ここでのんびり食事する余裕はちょっとなかった。
 日本語が通じるならもっと丁寧と断ることも出来たと思うが、今回は不慣れな英語でしか会話出来ない状態。「no time」「time limit」「flight」「sorry」この辺りの言葉を発したら伝わったらしいが、凄く残念そうな顔をしていてホント申し訳ない気分で一杯だった。
 別れる前にFacebookのアカウントを教えてほしいと言われたが、あいにく私はFacebookはやっていないのでそれを伝えた。ブログのURLを教えようか悩んだが、完全に日本人向けに書いているブログなので、多分読めないだろうと判断し伝えるのは止めておいた。

 台湾人女性と手を振って別れ、道の駅岩城の前を出発した。
 すぐに県道44号との交差点に差し掛かり、ここからその県道44号を走って山間部に位置すると思われる秋田空港を目指す。

 県道44号、途中から県道46号を走り秋田空港へやって来た。結構険しい道を進むものと覚悟していたが、大した事はなかった。
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 今回搭乗する飛行機はANAの飛行機なので、ANAの看板のあるこちらの入口の近くで作業に入ることにした。
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 時刻は10:19で出発時刻まで3時間41分。まあ結果論で言うと道の駅で食事するくらいの時間は取れたのかもしれないが、飛行機に乗り遅れる事態だけは避けなければいけなかったし、まあ仕方がなかったと思う。

 10:41、輪行準備の作業を終えた。
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 今回はカートが見当たらなかったので、これらの荷物一式を抱えてチェックインカウンターまで移動する必要がある様子。但し、作業場所からANAのチェックインカウンターまでは20~30mくらいの近距離だったのでそれ程気に病む必要もなかった。

 タイミング良くチェックインカウンターは空いていたので、すぐに手荷物検査とチェックインを済ませられそうだった。

 今回ここで預ける物は、オルトリーブのバックローラークラシック(サイドバッグ)2つ、リクセンカウルのデイパックボックス(フロントバッグ)1つ。それとオーストリッチの超速FIVE輪行袋1つ。
 超速FIVE輪行袋の場合、リアキャリアを付けたままで自転車を仕舞うことが出来るし、更にそのリアキャリアの天板の上にキャンプ場具一式を紐で括ったままでも自転車を仕舞うことが出来る。私の場合そうしていつも自転車を手荷物検査場に持っていく訳である。
 
 輪行袋は手荷物検査場のX線検査装置に入らないので、係員による目視確認が行われることは何度か書いたが、輪行袋の中の検閲については今まであまり書いていなかった気がするので、今回はそのあたりについて少し書いておくことにする。
 リアキャリア天板の上に括られたテント一式の検閲についてだが、各航空会社の方針か、空港の方針か、検査員の性格かは分からないが、毎度まちまちの対応だったりする。
 今回の秋田空港のANAの手荷物検査場では、キャリアロープを解いてリアキャリアからテント一式の袋を下ろし、袋の口を広げて中を覗き見てもらい、それでOKをもらう形だった。この対応は結構厳しい方の部類で、緩いところだと、テント一式の袋については中身を聞かれるだけで、その中身まで検閲されない場合もある。
 往路同様今回もANAプラチナ会員の待遇を受けて、手荷物重量による追加料金(2500円)の発生はなかった。この追加料金も往復分だと5000円になるので、それの支払いが無いのは結構大きい。
 手荷物検査とチェックイン手続きを終えたので、携帯マグと携帯ゲーム機とヘルメット、ウインドブレーカーを入れたリュックと貴重品を入れたヒップバッグだけの軽装になった。

 チェックインカウンターのある秋田空港1Fの様子はこちら。
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 2階にレストランがあるようなので、そこで昼食にすることにした。
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 今回昼食に立ち寄ったのは"レストラン そら"というお店。
 秋田県では比内地鶏が有名なので、ここで注文したのはその比内地鶏の親子丼(1280円)。
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 もうワンランク上の"極上"比内地鶏の親子丼という料理も1890円であったが、こちらの極上じゃない方でも結構美味しかった。この昼食が大体11時頃。

 秋田空港にはANAのラウンジは無いと言うことだったので、昼食後はまだ保安検査場のゲートへは行かずに、ゲートの外にあるカードラウンジで少しコーヒーでも飲むことにした。(カードラウンジ内での写真は撮り忘れた)

 搭乗時刻40分前の13:20に保安検査場へ行って検査を済ませて、そして搭乗口の近くへと移動した。
 やがて搭乗時刻の少し前になり、ここでもプラチナ会員は優先搭乗させてもらえると言うことだったので、さっさと飛行機内へ移動し着席して出発を待つことにした。
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 真っ白い内装の比較的新しい機体のようだった。それと、これは知らなかったことだが、秋田空港から新千歳空港の路線はプロペラ機を使用しているようだった。
 左右2列ずつの座席レイアウトで、私は左の窓側の座席を指定してあった。窓からは今まで居た秋田空港の建物が見えていた。
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 一時間と少しのフライトを終え、飛行機は新千歳空港に着陸した。
 預けた荷物を引き取った後、それらをカートに乗せて1階の到着ロビーへ移動した。いつもなら到着地の写真を撮っておくところだが、ゴールデンウィーク終盤5月5日の新千歳空港は人でごった返していて、周囲の人の迷惑になりそうだったので自重しておいた。

 前述した通り、新千歳空港から札幌への移動は高速バスに決め、バスの乗車券を買い求めるためその受付カウンターへ向かった。
 受付の人の話では、今日は麻生行や東区役所前行のバスは特に混み合っており、輪行袋の積み込みを断られる可能性があると言うこと。比較的空いている大谷地駅行のバスならその可能性が少し低いかもと言うこと。さてどうしたものか。

 少しだけ考えた末、今回は大谷地駅行のバスに乗ることにし、バスチケットを購入した。
 往路の時にバスを2台見送った経験談から、乗れないと言うのはあながち誇張ではないと思ったのと、今日の新千歳空港の混雑具合が初日の時よりも凄かったのがその理由である。以前白石に住んでいた時とは異なり、大谷地駅から自宅のある栄町駅までだと、15km弱とまあまあ距離があるが、まあクールダウンにちょうど良いと走行距離だろう。
 バス停に移動してすぐは(ちょうど前のバスが発車した直後だったため)、乗車待ち客は私一人しかいなかったが、次第に人が集まりだしてきた。
 大谷地行と麻生行のバスは同じバス停からの乗車となっており、並ぶ列が隣り合っていたので、その列の長さの対比がよく分かったのだが、(バス到着直前)大谷地行が10人くらいの待ち行列だったのに対し、麻生行は遥か後方まで列が続いており、多分100人くらいは並んでいたのではないかと思った。混むとは言われたが、まさかここまでとは予想していなかったので、これには驚いてしまった。

 大谷地行のバスがバス停にやって来た。
 バス停では私が先頭に並んでいたが、後ろの人に順番を譲り、私はトランクルームのハッチを開けている係員の所へ。輪行袋の積み込みOKの返事を貰えたので、持ち方にコツの要る輪行袋は自分で積み込んだ。そして自分もバスに乗り込んだ。
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 写真は国内線ANA側のバス停を出発した直後だったと思う。この後、国内線JAL側のバス停で20人くらい、国際線のバス停で5~6人くらい乗車した後、大谷地行のバスは新千歳空港を出発した。

 今回の旅のことを色々と思い出したりして物思いに耽っていると、あっという間に大谷地バスターミナルだった。時刻は16時半頃。
 バスターミナル正面付近は、以前組み立て作業中に文句を言われたことがあるので、その後は、もっぱらバスターミナル横のこちらの自転車駐輪スペースが自転車組立の作業場所となっている。
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 自転車の隙間を見つけて、今回はここで輪行袋から自転車を出すことにした。
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 17時頃自転車の組み立てと空気圧調整と荷物の積み込みが終わり出発準備が整った。
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 作業中にポツポツと雨が降りだしてきて、ご覧の通り地面がしっとり濡れるくらい降られてしまった。まあ急いでレインウェアを着込んだのでそれ程濡れずには済んでいる。
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 駐輪スペースのすぐ横は"こころーど"(旧白石サイクリングロード)なので、東札幌まではそのこころーどを走っていくことにした。

 下の写真は厚別川に架かる虹の橋の手前の辺り。ゴールデンウィーク中、結局旅行先で見ることが叶わなかったソメイヨシノがここに!
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 この様子だと、今年の札幌はどうやら今時期がソメイヨシノの見頃になっているらしい。大谷地駅行のバスに乗ることにして良かったし、こころーどを走ることにしたのも正解だった。

 早めに開花したと思われる南郷13丁目付近はイマイチだったが、環状通に架かる環状夢の橋付近のソメイヨシノは素晴らしかった。
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 ここの良い点は、自分の目線と同じ高さで桜の花を見ることが出来る点だと思う。
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 写真は環状夢の橋を下った辺り。この辺りが今日見た桜の中で一番良かったと思う。

 東札幌のイーアスの前までこころーどを進んだ後は、国道12号に出て苗穂駅のアンダーパスをくぐって進み、やがて自宅へと帰り着いた。
 今年のゴールデンウィークは明日5/6(日)までとなっているが、今回の旅は一日残して今日で終了とし、ゴールデンウィーク最終日は荷物の後片付けと休息に充てる予定である。

 今回は北陸地方の小松空港から東北地方の秋田空港まで走行し、金沢市、富山市、新潟市という都市を経由。そして大きな峠はなく割と平坦な道を走っている時間が長かったと思う。サイクリングロードは楽しかったし、田園地帯ののどかな道も良かった。
 天候的には、終盤雨に降られはしたが、概ね好天に恵まれ、暑すぎず寒すぎずちょうど良かった感じだった。
 去年の旅行だと、SPDのネジを紛失したり、キャリアダボが破損したり、サイドバッグの留め具が破損したり、足の痛みで連日ロキソニンを服用したりと、色々と酷い状況だったが、今年はそのようなトラブルもなく、せいぜい小銭入れを無くしたのとパンクした事くらいがトラブルらしいトラブルで、まあ幸運だったと思う。そして最終日、旅の最後の最後に札幌の桜が見られるラッキーにも恵まれた。
 秋田空港まで進んで来て日本一周の旅もかなりゴールが近づいてきた感じ。続きの計画を立てるのが今から楽しみである。

■本日の走行ルート

■本日の走行ログ
 2018/05/05(土) 秋田:晴 札幌:雨
 ルート:  由利本荘~秋田空港→新千歳空港→大谷地バスターミナル~栄町
 走行距離:  53.22km
 平均速度:  18.1km/h
 最高速度:  51.4km/h
 獲得標高:   380m

■2018年春のツーリング全走行ルート
2018GW全走行マップ
出典:国土地理院ホームページ(http://www.gsi.go.jp/index.html
地理院地図(新版-標準)を加工して作成

■2018年春のツーリング走行ログ
 ルート:   札幌→小松空港~秋田空港→札幌
 総走行距離: 679.53km
 平均速度:  18.2km/h
 最高速度:  55.9km/h
 総獲得標高: 4036m

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この記事へのコメント

2018年07月02日 08:27
次の休みで、一週できそうなところまで来たねぇ。
( ̄▽ ̄)b
2018年07月02日 21:23
去年のGWに九州に居た筈だったのが、今年はもう北海道が目と鼻の先の場所まで来た。案外日本は狭いなぁと実感しています。
2018年07月05日 08:24
日本は弓形なので、日本海側は距離が短いのもあるかもね。

次は竜飛岬かな。( ̄▽ ̄)b
2018年07月05日 20:45
確かに日本海側の方がかなり距離が短くなりますね。
それと、能登半島と佐渡ヶ島をパスしてしまったのも日数が少なくなった理由ですね。この辺りもし2周目をやるようなら、是非立ち寄るつもりで考えています。

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