日本縦断ツーリング[PART5]【2013春 南西諸島編】(15)与那国島~石垣島~西表島

 15日目は日本最西端の島、与那国島の民宿の一室で朝を迎えた。
 近頃ニュースで頻繁に聞く尖閣諸島。実は与那国島よりも東側の、より日本に近いところにあったりする。

 身支度と部屋の片付け、荷物の整理を終えてから、荷物を持って食堂へと移動した。
 今朝の朝食は、アジの開き、目玉焼き、サラダ、納豆、海苔、お吸い物、ご飯という純和風の朝食だった。

 今回宿泊したさきはら荘では、食事付きプランにすると、食堂にみんな集まって同じ時間に食事を取る決まりになっていたので、今朝の朝食もみんな集まってワイワイ話しながらとなった。
 そんな中、隣の中年の男性と向かいの席の青年と私が話した内容だと、今ここにいる宿泊客はみんな本土からの旅行者だと言う話。まあ同じ島に住む島民が、わざわざ民宿に泊まりにくると言うのもそうそうあるとは思えないし、当たり前と言えば当たり前かな。それと、私のように1泊だけしてすぐ帰る客は少ないらしく、3~4日くらい滞在する人が多いと言うこと。あと、やはり私のように船で来る人は少なく、大半は飛行機で与那国島へ来るのだそうだ。

 沖縄本島から南西方面の離島へは、現在フェリーがない状態になっているので、ライダーが自分のオートバイでツーリングで訪れるのは無理になっている。まあ貨物船をチャーターすれば無理やり自分のオートバイを持ってくることもできなくはないが、まあ現実的には難しいだろう。その点自転車はフェリーがなくても、飛行機輪行で今回の私のように沖縄本島より南西へと訪れることができる。そう言った背景があるので、このさきはら荘の宿泊客にもライダーの姿は無し。それとチャリダーも今回は私だけだったので、同じツーリング旅行者同士で会話の花を咲かせることができなかったのが少々残念だった。

 食事を終え、その後も宿泊客と少し話をした後、チェックアウトして出発することにした。
 庭先で自転車に荷物を積んでいると、民宿の女将さんが記念に写真を撮ってあげると声を掛けてくれた。折角だからお言葉に甘え、私のデジカメ内にここの玄関先での写真を数枚撮って入れてもらった(顔がバッチリ写っているのでここには掲載しないでおく)。

 今日はこの後、フェリーに乗って石垣島まで戻る予定。その乗船予定のフェリーよなくにの出港時刻は10:00となっていた。その出港時刻にはまだまだ早い8:30過ぎ、与那国島の久部良港に着いた。
 フェリーよなくには、他のフェリー会社よりも早めに乗船できることを昨日知ったので、超余裕を持って早めに来たが、係員に聞くと8:30過ぎの時点で、もういつでも乗船OKと言われた。 
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 乗船時間は10:00~14:00と、昼食は昨日と同じく船内で食べることになるが、船内には食堂がないので、こちらの日本最西端の店で昼食に食べるおにぎりと惣菜がセットになった弁当を買っておいた。
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 弁当を買った後は、再びフェリーの前へ移動し、昨日と同様に愛車の移動を係員に委ねてから、私は単身一般客乗船口からフェリーよなくにに乗船した。そして昨日と同じ座敷スペースを陣取ることにした。
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 フェリーの船窓からは、昨日歓喜した日本最西端の西崎展望台が見えた。
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 出港時刻になり、フェリーよなくには久部良港をゆっくりと離れた。

 今日から最終日までの予定について触れておく。

 当初の予定では、今日は14時に石垣島に着いた後、石垣島北東部を巡り、その後一昨日利用した米原キャンプ場に宿泊する予定。
 そして明日は石垣島から日本最南端の島 波照間島へ渡り、そのすぐ次の船で当日のうちに西表島へ渡って、西表島北部の星の砂キャンプ場で宿泊。
 さらにその翌日は、午前のうちに西表島から石垣島へ船で移動して、12:30石垣空港発の便で飛行機輪行して那覇へ移動。そしてその日は那覇市内のビジネスホテルへ宿泊。
 そして最終日は那覇空港から新千歳空港まで直行便で移動。と言う予定で考えていた。

 最終日前日に那覇市内のビジネスホテルに宿泊するのと、最終日に那覇空港から直行便に乗るのは変更不可事項。そうすると最終日前日は、西表島から石垣島経由で那覇へ移動することを確実にこなす必要がある。だが、この辺りの海域は高波で船が欠航することが結構あると言う話を聞いていたので、西表島から石垣島への移動は本当に大丈夫か?欠航しないにしても、午前中船が出港せず、午後に出港となってしまっただけで那覇へ移動するのがやばくなってしまう・・。そんな不安がよぎって、実は昨日、民宿の部屋でじっくりと今後の予定を練り直していたと言う訳である。

 明後日(17日目)の午前中の、西表島から石垣島へ移動する部分に不安がある訳なので、その部分を是正する改訂案として考えたのが以下の内容。(改訂前のスケジュールを見る場合はこちらを参照)

15日目: 5/8(水)
与那国島→<フェリー>→石垣島→<高速艇>→西表島(上原港)~星の砂キャンプ場

16日目: 5/9(木)
星の砂キャンプ場~西表島(大原港)→<高速艇>→波照間島→<フェリーはてるま>→石垣島~米原キャンプ場

17日目: 5/10(金)
米原キャンプ場~石垣空港→<飛行機>→那覇空港~沖縄オリエンタルホテル

 西表島への移動を1日前倒しにして今日にし、明日(16日目)の宿泊地を石垣島に変更することにした訳だが、これで船の欠航や遅れを気にしなくて良くなった。

 西表島行きを今日にしたのであれば、与那国島から直接西表島行きの船に乗れば?と思うかもしれないが、残念ながら与那国島から真っ直ぐ西表島へ行く船や飛行機はないので、これは致し方ないことである。

 14時過ぎ、フェリーよなくには石垣港に到着した。
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 愛車を係員から受け取った後は、上記に書いた通り、西表島へ渡るチケットを求めすぐさま石垣港の港湾施設内にある八重山観光フェリーの窓口へ直行した。
 で、こちらがそのチケットになる。乗船券2,300円、自転車700円。
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 今回乗船したのは、フェリーではなく高速艇。車両デッキはなく後部の荷室兼甲板座席に自転車を抱えての乗船となった。
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 高速艇速ーーい!水面をかっ飛んでいく感じが水しぶきの雰囲気から見て取れるだろうか。
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 だが、船尾のエンジンが物凄い轟音を轟かせて、暫くの間、耳が暫くおかしくなってしまった。。

 今回乗船した西表島の上原港行の高速艇は、西表島の北にある鳩間島を経由する便だった。お陰で少しだけだが鳩間島を船窓から見られたので得した気分だった。写真は、潮を被りすぎて曇りガラスのようになった船窓越しに見た鳩間島。
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 西表島の上原港に着いた。
 桟橋には折り返しで石垣島へ向かう乗船待ちの人が沢山並んでいた。
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 上原港の桟橋を渡ったあと、乗船待合室へトイレを借りに行って戻ってきて、今日の宿泊先の星の砂キャンプ場までの道を地図で確認していると、自転車ジャージを着た人が声を掛けてきた。話を聞くとこの人は、私が今日これから行く予定の"星の砂キャンプ場"に宿泊していると言うことだった。

 星の砂キャンプ場はここから3~4kmくらいのわりとすぐの場所だと言う話。キャンプ場の近くには食料品を買える店がないので買いに来たのと、星の砂キャンプ場は、陽当り良好過ぎて日が照っている日中帯はテント内は暑すぎて居られないらしく、ここ上原港には涼みに来たと言っていた。
 星砂の浜には"星の砂キャンプ場"と、もう一つ"ほしずな亭キャンプ場"というキャンプ場があるらしい。どちらも無料の水シャワーはあるが、温水シャワーが使えるのは星の砂キャンプ場の方だけだと教えてくれた。

 自転車ジャージを着たロードバイク乗りの人が宿泊しているのは、温水シャワーのある星の砂キャンプ場の方で、星の砂キャンプ場には、この人の他に札幌から来ているトホダー(徒歩旅行者)もいると言っていたので、私の中ではもう"星の砂キャンプ場"の方でほぼ決まりとなった。

 ロードバイクの人は買い物を済ませてからキャンプ場へ戻ると言うので、後でまた会いましょうと言って一旦別れた。
 県道215号を北上すると、すぐに案内標識に"星砂の浜"の文字が見えたので、この交差点を右折した。
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 ロードバイクの人の言う通りで、確かにキャンプ場は2つあり、その一つ目がこちらの"ほしずな亭キャンプ場"(の水シャワー室の前)。
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 そしてこちらが"星の砂キャンプ場"(の受付をやっているペンション星の砂)。
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 利用するキャンプ場は星の砂キャンプ場で心は決まっていたので、お土産屋兼ペンション星の砂兼星の砂キャンプ場の受付をやっている上の写真の建物の中へ。宿泊者名簿に記名して宿泊料金一泊分300円を払った。温水シャワーも同じく300円で、こちらは使う時に改めて声を掛けて下さいと言うこと。

 傾斜地になっているキャンプ場内へ愛車を押して移動。
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 道路側から見た時にはそれ程でもないと思ったが、入ってみると場内は予想よりも遥かに広かった。そんな広いキャンプ場内に小ぶりのソロテントが2つ。先程会ったロードバイクの人のと、札幌から来たトホダーのもので間違いないだろう。

 お互いのテントを隣接させている感じではなく、それぞれ気に入った場所を選んでテントを張っている感じに見えたので、私もそれにならって南国系の巨大植物を背後にする感じの場所にテントを張ることにした。
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 テントを張り終わって場内を見て回っていると、先程まで洗濯をしていた年配のキャンプ場利用者が洗濯を終えてテントの前に居たので声を掛けた。
 (札幌市の何区だったかは失念してしまったが)やはりこの人が札幌から来たトホダーで、ここ西表島にはもう随分長く滞在していると言う話だった。
 この人とは、札幌の話やこれまでの私の旅の話や、これから行く予定の西表島東部海岸線の話、波照間島の話などで盛り上がった。

 今日は船の移動だけで大半が過ぎてしまっていて、気が付くと時刻は17時半過ぎになっていた。暗くなる前にシャワーを浴びに行きたかったので、トホダーの人との話を終わりにして、テントの中で風呂道具と着替えを準備してキャンプ場受付のペンション星の砂へ。時間的に夕食の時間だし、食事もペンション星の砂で一緒に済ませてしまうことにした。
 ペンション星の砂へ移動している途中、上原港で会ったロードバイクの人が帰ってきたので、少しだけ話をすることにした。
 まずは、キャンプ場のこと詳しく教えてくれたお礼を言った。そしてこれから温水シャワーと夕食でペンション星の砂へ行くと予定であることを話した。

 ロードバイクの人も先程話したトホダーと同様にここは長いらしく、夕食を食べに行くならペンション星の砂の他に、キャンプ場から県道の方に少し上がったところにあるレストランと言う手もあると教えてくれた。まあ味の好みは人それぞれであるが、ロードバイクの人としては後述のレストランの方が味は好みだと言う。これは良いことを聞いた。折角のオススメなのでここはこのロードバイクに人が教えてくれたレストランで夕食を食べることに決めた。

 シャワーを浴び、一旦風呂道具と着替えをテントに置きにいった後、反対側のレストランへと徒歩で向かうことにした。自転車に乗ってキャンプ場へ向かっている時には気づかなかったが、レストランはすぐに見つかった。

 18時以前は食事のできる普通の飲食店で、18時以降は居酒屋となる店らしく、私が入店した時は18時を過ぎていたので居酒屋メニューになっていた。テーブル席中心の店で、大きいテーブルは全て埋まっているなかなかの繁盛ぶりだった。私は小さいテーブル席に案内された。

 居酒屋メニューとはなっているものの、沖縄料理はいろいろメニューにあるようなので、それら一品料理とご飯、それとウーロン茶を頼むことにした。

 まずは島豆腐の冷奴とミミガーで、どちらも代表的な沖縄料理となっている。
 島豆腐は本土の豆腐とは製法が異なる豆腐で、エネルギー量は本土の豆腐の1.4倍、栄養素も島豆腐の方がより多く含んでいるとか。
 ミミガーは豚の耳をスライスした食べ物で、この店ではポン酢で味付けしたものにきゅうりを添え、さっぱり仕立てにしていた。
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 島豆腐はさっぱりしていて美味しく、ミミガーはコリコリした食感ときゅうりのポリポリした食感が面白かった。

 ご飯と漬物。まあこれは特筆することはないか。
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 最後にこちらが"てびち"(豚足)である。
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 てびちとは、『肉質の部分は少なく、大部分が皮と筋、軟骨から構成され、コラーゲンを多く含み、煮ることでゼラチン質となる。茹でたものに辛子醤油、唐辛子味噌などをつけて食べるほか、調味料を使って柔らかく煮込んだり、焼いたり、燻製などにも用いられる。沖縄県、鹿児島県など以外の日本では、以前は酒場でつまみとして出される男性向けのやや特殊な食べ物(ゲテモノ)という認識であったが、近年は(コラーゲンが含まれることから)肌の美容に良いとして食する女性も徐々に増えてきている。』(Wikipediaより抜粋)。そんなてびちを食べたのは、今日が初めてだったが、ムニュムニュとした独特の食感の何とも変わった料理だと感じた。

 食事を終え、自分のテントのそばへと帰ってきた。
 少しすると日が暮れて辺りが暗くなったので、あとの時間はテントの中で過ごすことになるが、石垣島での夜よりは幾分ましだったものの、それでもここ西表島の夜も暑く寝苦しかった。

■走行ルート


■2013/5/8(水) 晴れ
 ルート:   与那国島~石垣島~西表島
 走行距離: 14.03km
 平均時速: 15.7km/h
 最高時速: 43.2km/h
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 宿泊地:  西表島
 宿泊先:  星の砂キャンプ場

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この記事へのコメント

2013年07月28日 23:21
南の島のサイクリングキャンプ。
あこがれますね(寝苦しかったようですが)。

影響されて、軽量テント物色中です。

それにしても、走行距離、14km?
師匠にしては、近所に買い物にいくような距離ですね。(w
2013年07月29日 07:33
うお!?ホントだ、走行距離が14.03kmですねwww
(書いてた本人も気づいていませんでした)
今回は今のところ100km超えが0回。のんびり船旅メインと言う感じになっていますね。

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