日本縦断ツーリング[PART5]【2013春 南西諸島編】(11) 那覇~宮古島~伊良部島~下地島

 11日目の朝を那覇市内の沖縄オリエンタルホテルの一室で迎えた。
 ささっと身支度を整え、すぐに朝食に。その朝食だが、時間があればホテルの朝食を食べたかったが、今日は9:40那覇空港発の飛行機に搭乗する予定なので、7:00開始の朝食をのんびり食べている時間はなく、昨日ローソンで買っておいたパンを朝食に食べた。

 愛車の入った輪行袋と荷物を抱えてフロントへ移動し、チェックアウトを済ませた。・・と言っても料金は昨日前払い済みなので、ここではルームキーを返却したのみだった。
 ちなみに、この日の沖縄オリエンタルホテルの宿泊料金は3,300円。この料金は、下手なカプセルホテルに泊まるよりも安いと思う。こんな格安でも勿論部屋ごとにバス・トイレは付いているし、ウォシュレット付トイレでもあった。
 料金の安さは建物自体の古さのためだとは思うが、清掃はしっかりと行き届いているし、ホテルの従業員の接客態度も良かったので私的には大変満足だった。

 チェックアウトを済ませてホテルを出たのは6時少し前だった。
 飛行機の出発時刻が9:40なので、8時に再び輪行袋へ入れた愛車を抱えて空港の出発ロビーに立っていたいと思ったら、ホテルのチェックアウトは6時少し前になったのだった。
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 輪行袋から愛車を出して、逆さまにした状態で前輪を取り付けていた時だった。逆さまにして置いた時のバランスが良くなかったらしく、愛車が横倒しに倒れてしまった!あっちゃ~
 目立った外傷は無かったが、一点だけダメージを負った部分があった。それはフロントの泥除けである。

 私の使っているクロモプラスチックという泥除けは、前後セットで愛車購入後すぐに買っているので2008年購入。年月の経つのは早いもので今年で6年目に突入していた。経年劣化と言うべきか、流石に歪みが酷くなっていて、輪行後にタイヤと接触してしまうケースが増えていたし、走行中にいつの間にかタイヤと接触してしまうケースも増えていた。そのたびに細かいクリアランスの調整が必要となるのが煩わしく、そろそろ買い換えようかとも考えていたものの、今回のツーリングではそのまま付けてきていた。

 そんな歪みまくった泥除けだったが、今回の横倒しで与えた更なる歪みが結構いやらしい感じだった。状態的には、片側がタイヤに完全にくっついてしまっている状態なのである。
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 少し拡大した写真。
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 もっと拡大した写真。
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 タイヤとの接触を解消しないことには走り出すことは出来ないので、指先とラジオペンチで強引に曲げるしかないが、プラスチック製の泥除けはなかなか曲がってくれず、部分的にパキっといってしまった箇所もあった。アルミ製の泥除けならもっと簡単に曲げたりできたのだろうが、まあ今更そんなことを言っていても仕方がない。

 どうにか前輪とフロント側泥除けの接触を解消し、ホテル前を出発した。
 だがしかし、タイヤとの接触、完全に解消したものと思っていたが、走りだしてすぐに、ガスーと嫌な音が鳴り始めた。安全に停車できる場所を見つけて、そこで泥除けを注視してみると、やはり予想通りで、泥除けがタイヤと接触していた。
 再び泥除けを指先で曲げ曲げし、今度こそタイヤと接触しなくなったのを確認後、再び空港へ向かって走りだした。

 そうして走りだして、ちょっとした道路の段差を越えたところで再び、ガスーと嫌な音が・・。またフロントの泥除けなのは間違いないだろうが、こう何度も止まって調整するのもいい加減嫌になってきた。そこで試しに、片手の指先で泥除けを持ち上げてやるとタイヤとの接触が解消することが分かった。片手運転になってしまい危険なのは重々承知だが、空港まで残り2~3kmくらいの距離だったので、もうその姿勢のまま走って空港まで行ってしまうことにした。

 那覇空港の出発ロビーは2階にあるが、ループ状になった道路を進むとその2階へ直接車両を横付けすることが出来る。普段なら立体交差のループ楽しいーー!となるところだが、今回は片手で泥除けを持ち上げながらと言うマヌケな格好で走っていてそんな余裕はなし、残念無念。 

 那覇空港2階の出発ロビー前に到着した。
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 ここで再び輪行袋に愛車を入れた後、輪行袋とトランクバッグとサイドバッグをカートに乗せてANAの手荷物検査場へ移動した。時刻は7:30になっていた。
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 こちらの出口から出ると、最近できた沖縄のモノレール"ゆいレール"へ乗車できるらしい。機会があれば乗ってみたい気がする。
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 手荷物検査と搭乗手続き、保安検査を終え、搭乗口へ向かう。
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 そうそう、書き忘れていたが、機内持ち込み制限品となっているチェーンオイル。自宅から鹿児島空港へ局留め郵便で送った後、ずーと持ち歩いていたが、実は今朝のチェックアウトの時にホテルへ預けていた。沖縄オリエンタルホテルは6日後の最終日にも宿泊予定となっているので今回はその手を使った。オイル持ちの良い緑ボトルを昨日差し直しているので、6日くらいオイルを差さなくても大丈夫だろうと言う思惑もあった。

 飛行機に搭乗し沖縄本島の那覇を離陸。50分後の10:30、宮古島の宮古空港へ着陸した。こう書くと沖縄本島と宮古島は近いと思うかもしれないが、実際には本島~奄美大島よりも遠かったりする。現在、沖縄本島~宮古島間はフェリーが運行されていないので、飛行機での移動を余儀なくされたが、もしフェリーで移動となった場合は、半日くらいは移動時間に取られていたことだろう。

 こちらがその宮古空港の写真。
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 シーサーがお出迎えである。
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 宮古空港の外の様子。南国らしい雰囲気である。
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 上の写真の場所で、輪行袋から愛車を出して組立作業を行うことにした。
 逆さまにして、前輪を嵌め、自転車を立てて、ハンドルを元の位置になるように90度捻って、バックミラーの角度を調整して、ペダルを取り付けて、空気圧を適正値に・・という感じで組立作業を終えた。いつもならこの後、バッグを取り付けて走り出すところだが、その前にフロントの泥除けのクリアランスを再度調整することにした。

 組み立て終わったばかりの愛車だが、すでにフロント側泥除けはフロントタイヤに少し触れてしまっているので、このまま走り出すとガスーと鳴るのは避けられそうにない状態。かと言って、那覇空港手前の時のように、手でつまみ上げて走り続ける訳にもいかないだろう、さすがに。

 泥除けと格闘すること10分くらい。何とかタイヤと接触しない状態になったので、やっと宮古空港前を出発した。

 那覇から宮古島まで移動してきた今日だが、実は宿泊地はここ宮古島ではない。何とここから2つ先の島となる下地島なのである。
 まず、宮古島から隣の島 伊良部島へ渡る訳だが、伊良部島へはフェリーで渡ることになる。

 宮古空港から5~6kmくらいの距離を移動し、平良港(ひららこう)に到着した。
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 今回乗船する船は、はやて海運のフェリーはやて。乗船時間は20分くらいの予定である。
 接岸したフェリーはやての車両デッキにいた係員から手招きされて乗船し、狭い車両デッキの端に愛車を駐めた。
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 鉄製の階段をカンカンカンと上って客室のある2階へ。
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 フェリーとは言うものの、鹿児島~沖縄本島間の巨大なものを想像すると拍子抜けするくらい小型船で、客室は椅子席のみとなっていた。こちらのその客室。
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 乗船後少しして、フェリーはやては平良港を出港した。
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 宮古島の平良港出港が12:10で、伊良部島の佐良浜港到着が12:30の予定となっていた。時間的にちょうど昼食の時間だったので、平良港の近くの釣り道具屋兼食料品店で買ったおにぎり弁当を船内で食べた。

 出港直後の船窓からでも見えるくらい隣の伊良部島は近い。写真では分かりづらいと思うが、宮古島と伊良部島とを結ぶ建造中の伊良部大橋も遠くに見えている。この伊良部大橋は2014年開通予定となっているので、もしまたここに来ることがあれば、次回はこの伊良部大橋を渡ることになるだろう。
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 伊良部島に着いた。
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 海岸線を時計回りに進み、左手に南国らしい海を見ながら気持ち良く自転車を走らせていると、前輪の方からガスーという耳障りな音が聞こえてきた。
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 このガスーという音の出処の話は今日の記事で何度も書いたのですぐに察しが付くと思うが、やはりフロントの泥除けなのであった。
 何度も何度も調整してもタイヤに接触してしまう歪みきった泥除けに、流石にイラッと来た感じだった。フロントフォークエンド付近のM5ネジを2つ外し、フロントフォークの股の長いネジを外し、フロントの泥除けを外して・・
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 おもむろにグニャっと二つ折りに曲げてトランクバッグ上部のネットの中に押し込んだ!さらばクロモプラスチックのフロント泥除け。まあ後悔はしていない。
 外した泥除けは、不燃物を捨てられるゴミ箱を見つけて廃棄することにしよう。見つからなかったら、またガソリンスタンドに持ち込んで廃棄をお願いする手もあるかな。
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 当然と言えば当然だが、以降はフロントタイヤと泥除けが接触して異音に悩まされるといった不快なことは皆無となった。

 伊良部島西部まで周ってきた。ここから隣の下地島へと渡るわけである。『両島は幅約40mから100mの入江(水路)で隔てられているが、幅が狭いため航空写真などではあたかも間に川が流れるひとつの島のように見える。この入江には6本の橋が架かる。』(Wikipediaより抜粋)とあるように、隣の島に渡るという感じではなく、幅の狭い川を橋で渡るという雰囲気があった。
 取り敢えず何も考えず最初の橋を渡ろうと思い、この伊良部島のビーチとして有名な渡口の浜を見てから最初の橋へ向かうと、橋が取り壊されていた・・。
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 しょうがないので、次の橋へ。2つ目の橋は伊良部橋と言うらしい。
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 それにしても、海の色が美しすぎる!よく南国の海はエメラルドグリーンと言うが、ホントに緑色掛かっているのがわかる。
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 下地島を進んでいった。青看板は、右折方向3kmで下地島空港となっている。時間的に14時でまだキャンプ場に向かうのは早いと思ったので、その下地島空港へ立ち寄ってみることにした。
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 下地島空港に着いたが、テロ対策警戒実施中、警備中、注意、警告となんか物々しい雰囲気。そしてひとけが全然ない、なんでだろう?
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 看板には、たしかに"下地島空港"と書かれており下地島空港に間違いはないと思うのだが・・。
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 空港ビルの前まで移動したが、ここでもひとけがないし、何となく、入っては行けないような雰囲気も出ていた。
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 後で知ったのだが、ここ下地島空港は、現在は定期便の就航が無いため実質民間パイロットの訓練専用空港として扱われているとか(Wikipediaより少し抜粋)。それなら納得である。

 宿泊先へ向かうことにした。
 今日の宿泊先は民宿キャンプ村。民宿?キャンプ場?どっちなの?とツッコミを入れたくなる宿泊施設名であるが、ここはコテージとテントサイトのあるキャンプ場である。

 下地島空港から伊良部島へ向かう幹線道路からコテージ群が見えたので、多分そこだろうと思い、向かってみた。すると、入り口に"民宿キャンプ村"の看板と、チェックインは最寄りのENEOSガソリンスタンドへ という内容の案内書きがあったので、なぜENEOSと言う疑問は一旦置いておいて、まずは近くに見えたENEOSへ向かうことにした。

 ENEOSのガソリンスタンドは・・、一応ガソリンスタンドの体は保っているものの、一般的なガソリンスタンドでスタッフが待機する事務所に該当する建物が、民家なのであった。何か不思議な雰囲気だった。
 そのENEOSで確かに民宿キャンプ村のチェックイン受付をしているらしいのだが、タイミング悪く大人は出払っていて、留守番の中学生くらいの女の子と、もっと小さい子供たちがいるだけだった。すぐ戻ってくると言っているし、待っているしかないだろう・・。

 15分くらい待ったところで、車がやってきてガソリンスタンドの敷地内に停めた。どうやらこの運転手が女の子の言っていた人らしい。やっとキャンプ場のチェックインをを済ませることができた。ついでに、道中で取り外したフロント泥除けもここで廃棄をお願いし、無料で引き取ってもらった。

 コテージ群を抜けると広くひらけた草地が見え、テントが2つ見えた。どうやらそこがテントサイトのようだ。
 道路から近い所には車が2台乗り入れられているので、そこから一番離れた炊事場が近く、ベンチのある場所を今回のテント設営場所に決めた。

 早速テントを張ろうと思い、フライシートとインナーテントを広げていたところで、ふと違和感を感じた。インナーテントの底の辺りに2ヶ所、虫食い穴が開いているのが写真から見て取れるだろう。
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 そう言えば、沖縄本島初日は夜中に雨が降り、朝方テント内で少し水滴が落ちていたのを見たが、まさか雨漏りだったとは・・。なにもテントなんか噛らなくても良いのに、と虫に文句を言ってみた。まあこのくらいなら、裏からビニールテープでも張れば何とかなるだろう。諦めるしかあるまい。

 気を取り直してテントを設営した。今回の居住スペースはこんな感じに仕上がった。
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 今朝、ホテルへ緑ボトルのチェーンオイルを預けたため、今日から17日目まではチェーンオイルが手元にない状態になる。緑ボトルのオイル持ち頼りになるが、今日現在のチェーンの様子は至って良好で、チェーン、ギア共に凄く静かで快適な状態だった。チェーン、ギア共に真っ黒になってしまうのは、ウエットタイプと言う性質上仕方ないので諦めることにした。
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 暫くテントの近くのベンチに座って地図を眺めたりした後、気が付けば18時になっていたので、夕食を食べに出掛けることにした。

 キャンプ場周辺に飲食店や食料品店が無いことを予想していて、一応、宮古島の平良港の近くの釣具店兼食料品店で、今日の昼食に食べたおにぎり弁当の他に、菓子パンの2つ買ってきていた。
 予想通り食料品店は近くになかったが、飲食店の方は、広い敷地面積を持つオーシャンハウスinさしばと言うマンスリーマンション型宿泊施設内に、施設利用者以外も入店可能なレストランがあったので、そちら食べることにした。
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 そのレストランで食べたのは、ゴーヤチャンプル定食700円。
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 ゴーヤチャンプル、島豆腐、豚の角煮と沖縄らしいものが複数食べられてお得だった。

 夕食後、暗くなった後はテント内で過ごした訳だが、さすがは沖縄、まだ5月なのに暑くて寝苦しいと感じた夜だった。

■走行ルート


■2013/5/4(土) くもり
 ルート:   沖縄本島(那覇)~宮古島~伊良部島~下地島
 走行距離: 33.37km
 平均時速: 14.9km/h
 最高時速: 40.0km/h
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 宿泊地:  下地島
 宿泊先:  民宿キャンプ村

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この記事へのコメント

2013年07月07日 23:20
もはや、読み方もよく分からない島になってきましたねぇ。
「下地島」って、やっぱり「したじしま」?
それにしても、綺麗な海ですね。

先月、泥除けが無くなっていたのは、このためですか。(w
2013年07月08日 07:06
「しもじしま」です。
北海道だと離島は5本の指で足りるくらいしかありませんが、沖縄は橋や船で簡単に渡っていける離島が多くて新鮮でした。時間さえあれば全部行ってみたかったです。

そう言えば、泥除けまだ買っていません。

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