日本縦断ツーリング[PART5]【2013春 南西諸島編】(8)(前編) 今帰仁~名護

 ひとつひとつ順番に島を渡リまくって一週間。昨日ついに辿り着いた沖縄本島! 今朝はその沖縄本島の今帰仁村にある乙羽岳森林公園キャンプ場で朝を迎えた。

 昨日の記事で昨晩は雨が降る予報であると書いていたが、その天気予報は的中し、夜のテントは結構いい音で雨粒が音を立てていたものだった。自転車は雨が降り出す前に屋根のある炊事場へ移動させていたが、それでも若干濡れてしまっていた。 
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 雨は今現在は上がっているものの、今日の日中も雨降りの予報となっている。まあここまで連日好天に恵まれていたので、たまには雨降りの日でも仕方がないことだろう。連日悪天候に悩まされている北海道に比べれば、私など恵まれ過ぎているのかもしれない。

 昨晩は早々に就寝し、今朝は午前4時に起床していた。その午前4時は沖縄ではまだ真っ暗だったので、テント内で自転車ライトを明かりに朝食を食べ、それから明るくなるのを待ってからテントの片付け、テントの前でお湯を沸かしているオートバイの人に「お先に~」と声を掛け、テントサイトを出発した。出発は6:30頃だった。

 昨日全身汗だくになって登ってきた乙羽岳森林公園内の急坂を、今日は逆に一気に下っていく。
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 昨日はキャンプ場のチェックインで急いでいたので写真を撮れなかったが、道はご覧の通りの横溝の入ったガタガタ道。多分スリップ防止か何かの理由があるのだろうが、この横溝のガタガタのために、昨日は荷物満載の私の自転車では直進安定せず押して登ることを余儀なくされ、今朝の下りでもあまり勢い良く下るのは車体が飛び上がって危険な感じだったので、ブレーキでスピードを殺しまくって下るしかなかった。
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 乙羽岳森林公園の入り口まで来た。ブレーキの掛け過ぎでリムが熱くなっていた。
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 今日の宿泊地は名護市のホテルを予定しており、実は現在地から真っ直ぐ南に10kmくらいの距離にある。直線距離的にはそんなものだが、今日8日目の一番最初の計画では、今日は海岸線沿いに時計回りにぐるっと進んで沖縄本島北部のヤンバル地方を経た後、名護のホテルの予定だった。ヤンバル地方の宿泊施設はどこもリゾート型なので料金が恐ろしく高いのが名護まで戻ってきて宿泊する理由だったが、予想走行距離は150kmくらいになっていた。
 150kmは走れない距離ではないが、この時期でも30度前後の日中気温の沖縄の150km走行は厳しいだろうと、結局ヤンバル経由は止めにして、沖縄本島の人気観光名所の1つの海洋博公園を見てから名護へ行くルートに変更することにした。ただ、海洋博公園を経由して、美ら海水族館を見てから名護に行くにしてもまだ時間的には余裕があるので、橋で渡れる奥武島、屋我地島、古宇利島、瀬底島の4島も見ていく・・と、そんな今日の走行ルートになっていた。

 県道84号へ入った後、すぐに県道123号を経て国道505号へ、左手には海が見えてきた。この海は奥武島、屋我地島、古宇利島の3島と沖縄本島の間にある羽地内海。
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 羽地内海を渡る橋で奥武島へ。
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 奥武島は1kmくらいの小島なので一瞬で通りすぎてしまい、すぐに次の屋我地大橋を渡り屋我地島へ。
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 昨日まで廻ってきた離島と比べると小さな島ではあるものの、屋我地島は人家や農場なども点在している島で、若干アップダウンのある島だった。下の写真は古宇利島へ渡る古宇利大橋手前の写真になるが、大きく下った先に掛かっている橋がまるでジャンプ台のように見える。
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 一気に下ってそのまま古宇利島へ飛んでいってもよかったが、写真撮影のため橋の手前で停車してみた。
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 南国の綺麗な海の上に掛かる古宇利大橋は爽快感抜群!
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 まるで海の上を走っている様な気分になってくる。
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 古宇利島でUターンして屋我地島へ戻った後、今度は屋我地島の西に掛かるワルミ大橋を渡って本島へ戻るつもりだが、ワルミ大橋は頭上に見えるので結構高いところまで登っていく必要がありそうだった。
 軽いギアでのんびり坂を登っていると、荷物を満載した自転車が対向車線を進んでくるのが見えた。今回の旅で道路上でチャリダーと出会ったのはこれが初だったので、テンション高めでいつもよりも大きく手を振ると、向こうの方がもっとテンションが高かったらしく、満面の笑顔で一直線に私の自転車のそばに!自転車を停め、このチャリダーと少し話をすることにした。
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 見た目20代後半くらいの青年のこのチャリダーは、少し前に職を失ってしまい無職らしく、現在は家財道具一式を処分して残ったものを自転車に乗せて、職を探しながら自転車でアテのない旅をしていると言うこと。現時点で、沖縄からのフェリーに乗る残金すらない状態なので、沖縄から出ることすらできないとか。
 今日はこれから、私がさっき立ち寄っていた古宇利島へ行って求人を当たってみる予定だと言う話。趣味の一環でこの地を訪れている私と比べると、随分ハードな状況にいるなぁと思ったが、当人は至って平然としており、心配は御無用と言った雰囲気で、逞しい人だなと思った。

 更に話を聞くと、去年の夏は北海道へ行っており、その時に出会ったライダーにホクレンフラッグのことを聞き、集めてみようと思ったらしく、よく見ると私の自転車と同様に、彼の自転車のリアにもホクレンフラッグが!しかも、私が去年入手できなかった道南の黄旗と道北の青旗ではないか!!
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 私の自転車には道央の赤旗と道東の緑旗がはためいているので、ここに2012年ホクレンフラッグ4種揃い踏みとなった。まさか沖縄を旅行していてこんな出来事があるとは思っていなかったので、二人して大笑いしてしまった。

 お互いの旅の無事を祈りつつ手を振って別れ、私は本島方面へ、彼は古宇利島方面へと進路を取った。
 少し走るとワルミ大橋へと辿り着いた。
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 ワルミ大橋は、前述した通り高い場所に掛かっている橋。こうして見ると結構高いところまで登っていたらしい。
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 沖縄本島へ戻り、国道505号を西へ進んで一路、美ら海水族館のある海洋博公園を目指す。
 ワルミ大橋~海洋博公園間は、少し粒の大きい雨が降ってきたので、レインウェアを上下とも着て走った。

 海洋博公園に到着した。
 広大な敷地面積を誇る海洋博公園にはP1からP9まで9ヶ所の駐車場があるが、自転車やオートバイを駐車できる場所は多くなく、係員からはP5の一角にあるこちらの駐輪スペースを使用して下さいと指示された。
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 屋根もなく、鍵を引っ掛ける車輪止めや鉄の棒も何もない駐輪スペース。二輪来場者のことをもう少し気遣って欲しいと思ってしまった。

 ぼやいていても状況が変わる訳ではないので、駐輪準備に掛かることにした。
 荷物を抱えて園内を廻るのは重労働過ぎるので、ここでは準備編で触れた通り、バッグ類を自転車に付けたまま自転車カバーで覆い隠してしまう手を使う。下の写真がカバーを被せる前の状態。
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 下の写真がカバーを被せた後の状態。透けないのでバッグが付いているかは判らないし、パッと見 自転車かどうかも判らない感じ。地味なつや消しグレーなので存在感の消し方も良い感じに見える。
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 この駐輪スタイルで暫く駐輪場を離れ、海洋博公園内を見て廻ることになるが、どうか無事でいますように。

 中央ゲートをくぐり海洋博公園内へ。海洋博公園自体には入園料はなく、各施設それぞれで入場料が掛かるシステムとなっているらしい。
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 平日の10時だと、ご覧のように園内はガラガラに空いていた。 
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 取り敢えず中央ゲート前から真っ直ぐ階段を降りて行ってイルカラグーンという施設を見に行くことにした。左右に街路樹として植えられているヤエヤマヤシが南国らしさを演出していた。
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 こちらは"オキちゃん劇場"。
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 時間的にイルカショー等はまだだったので、イルカラグーンの方はさっと切り上げて、次なるはいきなりメインの美ら海水族館へ行くことにした。
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 入場料を払って中へ。
 まずこちらは"イノーの生き物たち"という展示。
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 ここはおさわり自由のコーナー。
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 次は"サンゴの海"。
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 4日目の沖永良部島で潜って見た海の様子が、まさに下の写真のような感じだった。あそこの海は綺麗だったなあ。
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 "熱帯魚の海"の展示。
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 沖永良部島で見た魚もこんなちっこくて可愛いのだった。それとシマシマのもいたなぁ。ちなみに、手前のぬおっとしたのはいなかったけど。
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 流石にこれだけ沢山泳いでいたら圧巻である。
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 続いて"マングローブの生き物"。
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 そう言えば、沖永良部島の海にはこのウミヘビも沢山海底にいて、踏んだらやばそうだったので、サンダル履いて泳いだものだった。
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 まあその沖永良部島でも、さすがにこんな風に複数の個体が絡まり合っているのは見なかったけど・・。
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 さてさてやってきました!この美ら海水族館最大の見所がこの"黒潮の海"!
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 容量7,500m³の超巨大水槽を色々な角度から見ることができる作りになっているのが特徴。
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 小さい個体から巨大な個体までが一同に介した水槽は見る者を惹きつけてやまない。沢山の人がカメラを向けたり、じっと眺めたりしていた。
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 水槽の中で強烈な存在感を放つのは、10~12mになる魚類の中の最大種と言われる"ジンベイザメ"。同じ写真に写っている人間と比較すると、いかにその体が大きいかよく分かるだろう。
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 海洋博公園で写真撮りまくりの今日も、やはり文字数制限のため1つの記事に収まらず・・、続きは後編へ。

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この記事へのコメント

2013年06月09日 23:22
ワルミ大橋、いいね!
こんな綺麗な橋、ぜひ渡ってみたいもんです。
こんなところで、チャリ旅行者同士すれ違ったらテンション上がりまくるのも無理ないよね。
2013年06月10日 07:23
ここで出会ったチャリダーのその後を心配しています。
無事に職に付けていれば良いのですが。。

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