日本縦断ツーリング[PART5]【2013春 南西諸島編】(4) 奄美大島~徳之島

 4日目の朝は5:00に起床した。ここまで3日連続3時台の起床だったので、今日は随分ゆっくりとした朝のように感じた。
 今日は10:30古仁屋港発のフェリーあまみに乗って徳之島の平土野(へとの)港へと渡り、徳之島の北東の畦プリンスビーチにある畦キャンプ場で宿泊の予定である。
 朝食を食べる場合は出発まで大体2時間を要するので7時キャンプ場出発。約10kmでアップダウンが多い道を行くので余裕を見て1時間。というところで多分8時には古仁屋港に到着し、乗船手続き時刻の9:30には随分早いが、まあどんなトラブルが起こるかはわからないので、時間に余裕も持って行動しておくと言うことで。

 そうそう、時間にも余裕があることだし、今日はキャンプ場出発前にチェーンオイルを念入りに差しておくことにしよう。
 前回チェーンへ注油したのは出発日前日の自宅でとなるので、4日前ということになる。この時はいつも使っているフィニッシュラインのテフロンプラス(通称"赤")。この赤の方は、ドライタイプなので埃が付きにくくチェーンやギアが汚れにくいのが特徴だが、欠点はオイル持ちがせいぜい持っても一週間と短いこと。
 それに対して、同じフィニッシュラインの製品だとクロスカントリー(通称"緑")があるが、こちらはオイル持ちは2~3週間と長持ちするが、ウェットタイプなのでチェーンやギアがすぐに真っ黒になってしまうという欠点がある。
 こまめにチェーンオイル差し直すことは別段苦にならない私としては断然赤派だが、今回は飛行機へと持ち込めないとあって色々工夫する必要があった。

 飛行機には預け荷物としても手荷物としても持ち込めない。かと言って、離島では現地で用立てるのも難しそう。そこで使った手段が、初日の記事で書いた飛行機の到着先となる鹿児島空港内の郵便局へ局留で送ってしまうという技。チェーンオイルは船には問題なく持ち込めるので、これで次に那覇空港→宮古空港の飛行機へと搭乗する11日目までのチェーンオイルの心配は無くなった。
 だがその後の日程では13日目、17日目、18日目が飛行機へ乗る予定なので、再びチェーンオイルをどうするかという話になる。再び着陸先の郵便局へ局留めで郵送するにしても、日にちが近すぎて届かない可能性がある。
 そこら辺も考慮に入れた上で、今回鹿児島空港内の郵便局へわざわざ局留めで送った物は、実は"緑"のボトルのフィニッシュラインのクロスカントリーなのであった。
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 緑にした理由は、2~3週間と持ちの良い緑を次に飛行機に乗る11日目にチェーンに差しておけば、その後はもうチェーンオイルを差す必要はなくなり、後は緑のボトルを捨てるなり、自宅へ送ってしまうなりすれば良いと考えたからである。

 前置きが長くなったが、その緑をチェーンの1コマ1コマに丁寧に差していった。オイルは透明のジェル状だった。チェーンの回り具合についてはこれから乗って確かめていこう。
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 荷物を片付けて出発準備に入った。ゴミ捨て場はキャンプ場内に無いので空のペットボトルやパンのビニール製は持っていくしかないが、たしか古仁屋港の港湾施設内にゴミ箱があった筈。
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 キャンプ場を出発したのは予定通りとなる7時。さて古仁屋港目指して今日も走ろう~。
 昨日苦労して進んできた道を今日は反対向きに進む。何となく昨日よりも全然楽な気がするのは、多分こちら側から進んだほうが傾斜が緩いためだろう。

 そして昨日立ち寄った"ハートが見える風景"へ今日も立ち寄ってみた。
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 昨日はわからなかったが、今こうやって見ていると何となくハートに見えてきた!
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 多分、下の写真の赤線で書いた部分が、ハートマークを右に90度傾けた形だと言っているのではないだろうか?
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 時刻は7時半。時間に余裕があるので、こちらのマネン崎展望台へも立ち寄ってみた。
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 古仁屋港に到着した。時刻は7:48。写真は古仁屋港"せとうち海の駅"の駐輪場となる。
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 せとうち海の駅のすぐ隣に、広い公園があったので暫しここでくつろぐことにした。こういうノンビリとした時間も悪くない。
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 フェリーは10:30出港後、12:50徳之島の平土野港へ寄港予定。そうなると昼食は船内でとなる。多分船内のレストランは割高だろうと、古仁屋港の近くのコンビニでパンを仕入れておいた。
 そうこうしていると、いつの間にかフェリーの受付が始まっていたので、用紙に記入して乗船手続きをした。2等和室2740円、自転車1580円。乗船手続きが済んだので、フェリー待合場所にて船を待つことになった。
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 フェリーが港に入ってきた。
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 今回乗るフェリーは、初日から2日目早朝に掛けて乗船した"フェリーあまみ"。また同じ船に乗るとはなんか感慨深いものである。
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 係員の誘導のもと、こちらで暫し乗船待ちとなった。
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 少しして車両デッキから乗船し客室へ。今回は下船港毎に使う部屋が分かれているようで、次の平土野港で下船する私は平土野港下船客用に充てがわれた2等和室へ入った。入室した時はこんな感じで物凄くガラガラ・・、この大部屋の先客は一人しかいなかった。このフェリーの経営は大丈夫なのか?と心配してしまった。(まあ後から車の人達が入室して来て10人くらいは増えたと思う)
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 この船でも区画割りされた座席のどこを使っても良いようだったので、コンセントのある窓辺の一等地を今回の私の居場所に決めた。
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 今回の最初の一週間は全部キャンプなので、隙あれば充電する。ここでは携帯電話と携帯ゲーム機の充電をしておいた。
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 11時を過ぎ、昼食に調度良い時間になったので営業していないレストラン内のテーブルでパンを食べることにした。
 ここでは持ち込んだパンだけを食べるつもりだったが、何となく自販機で売られていたフリーズドライ食品のたこ焼きに惹かれるものがあり、ついつい買ってしまった。
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 化粧箱を開けるとこんな感じ。あまりたこ焼きぽくない気がする。
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 青海苔を掛けてみたが、やはりたこ焼きぽくない。
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 裏返してみたら、たこ焼きぽくなった。
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 味の方はまあまあと言ったところ。

 平土野港下船直前になった。
 船内に持ち込んだ手荷物を持って車両デッキの愛車の前に移動して来て、ここで何となくデジャブな気分に襲われた!あ、ここは、初日に愛車が固定されていたのとまったく同じ場所だ!こんなに広い車両デッキなのに、ある程度自転車を固定する場所は決まっているものなのかな。
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 12:50定刻通り、徳之島の平土野港に下船した。
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 当初の予定では、平土野港出発後は、南から反時計回りで周って、途中で島中央部を越えて再び平土野港へ。そして今度は平土野港から北へ海岸線沿いに進み今日のキャンプ地 畦プリンスビーチへ向かうというルートを考えており、地図で見ると8の字を描くような予定走行ルートになっていた(詳しくは予定ルートの話のGoogleマップを参照)。だが、実はこれは大間違い!
 喜界島や奄美大島では早朝の時間帯に島に到着していたので、この徳之島でも同じノリで有り余る時間を目一杯使って島を一周してやろうと、予定を考えていた時は意気込んでいたが、よくよく考えてみると平土野港寄港は午後1時くらいなので、そもそもそんなに走行時間は取れず、今から予定ルートを走った場合、完全に真っ暗になった夜まで走らなければいけないのである。

 そんな訳で修正走行ルートでは、平土野港から南へ回る部分のルートは削除し、海岸線沿いに北へ進んでキャンプ場を目指すことにした。

 北へ進んで最初にやって来たのは徳之島空港。島民の移動手段を考えた場合、船での移動だとどうしても時間がかかってしまうので、急ぎの用事の場合空路を使う手もありだろう。
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 どんどん北へ進んで行き、ホテルサンセットリゾートという施設の駐車場へ。
 何しに来たかと言うと、このホテル内にある露天風呂付き大浴場で日帰り入浴するためである。ここまで3日間シャワーばかりだったので、湯船に浸かりたいと思ってしまう。まあこれは日本人の性だろう。
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 自転車カバーを被せようかと考えたが、まあ大丈夫だろうと荷物もそのままで駐輪しておいた。ちょっと不用心だったかな。
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 久しぶりの湯船ですっかり疲れを取って駐車場へ戻ってきた。入浴中、愛車のことが心配でたまらなかったが、どうやら無事だったようでホッとした。

 再出発し県道沿いに"金見崎ソテツトンネル"という観光地の近くへやって来た。時間には全然余裕があるし、ちょっと見に行ってみよう。
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 こちらがそのソテツトンネルの入口付近。
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 凄そうと言うか凄い!
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 数メートルか長くても20~30メートルくらいかと思っていたが、数百メートル規模の大ソテツ林になっていて見応え十分だった。
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 そんなソテツトンネルを抜けた先には高台があり、ご覧のように美しい海岸線が見て取れた。
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 県道に戻った後、少し進むと今日の目的地 畦プリンスビーチの看板が見えた。
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 畦キャンプ場もここからすぐのようである。
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 というわけで16:24 畦キャンプ場に到着した。
 看板にはキャンプ場使用の注意事項が書かれていたが、「ハブに注意しましょう。(草むらに入らない)」の一文が怖かった。
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 プリンスビーチの名は、1972年にまだ現在の天皇陛下が皇太子だった頃、天皇陛下と皇后陛下がともにこの浜で遊泳したことから名づけられたというのが由来らしい。そんな名を冠した海岸はどんなものかと思い、まずはそのプリンスビーチを見に行くことにした。

 こんな鬱蒼とした茂みを掻き分けて海岸に出てみると、
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 岩がゴツゴツした海岸が目の前に広がっていた。
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 (現 天皇陛下はこんなところで泳いだのですか?なかなかのチャレンジャーですね。。)とそっと心の中で思ってしまった。
 後でわかったことだが、キャンプ場の前も確かにプリンスビーチではあったが、同じプリンスビーチでももう少し北の方へ行くと綺麗な砂浜の海岸が広がっているらしく、陛下はそこで泳いだらしいとか。

 テントの設営場所を決めることにした。
 キャンプ場内はこんな感じで、草むらに入るなというのは無理な話。
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 このキャンプ場には私のほかに、キャンプ場利用者が2人いて、一人はオートバイ、もう一人はMTBの旅人のよう。2人ともブルーシートやタープを張り、洗濯物を大量に干している感じから長期滞在者のようだった。草木が生い茂っている草むらの奥の方にテントを張っているようで、ハブは大丈夫なのだろうかと心配してしまった。
 私の方はと言うと、あまり草の生い茂っているところは本気でハブが怖いので、少し拓けていて草の短いここら辺にテントを設営しようかなと考えていた。
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 と言うことで、その場所にテントを設営した。
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 落ち着いたところで、今朝塗布したチェーンオイルの具合をチェックすることにした。
 チェーンの側面や今日はあまり使わなかった端のギアは大丈夫だが、オイルを塗ったところとそのオイルが触れたギアはすっかり真っ黒になっていた!緑を使った後の汚れ具合の凄さは聞いていたが、まさかたった一日でこれ程黒くなるとは恐れ入るw。
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 このキャンプ場付近に店が無いことは予め予想出来ていたので、実は古仁屋港のコンビニでは3食分の食料を買い込んであったが、それはどうやら正解だったらしい。
 ということで、今日の夕食はおにぎり、明日の朝食はパンという感じで食べることに決め、日没が迫った今は夕食のおにぎりを引っ張りだして食べることにした。

 昨日はキャンプ場で時間を持て余した感じだったが、今日は到着が遅かったのでそれ程暇することもないうちに夜になった。後はいつものように携帯ゲーム機で遊び、眠くなったら早々に休むことにしよう。

■走行ルート


■2013/4/27(土) くもり
 ルート:   奄美大島(瀬戸内)→徳之島(平土野)
 走行距離: 42.65km
 平均時速: 14.3km/h
 最高時速: 46.9km/h
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 宿泊地:  徳之島
 宿泊先:  畦キャンプ場 テント泊

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