日本縦断ツーリング[PART4]【2012春 山陽・九州編】(6) 宇部~福岡

 6日目の朝を江汐公園キャンプ場の炊事場でAM4:30に迎えた。
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 本日の天気はと言うと、
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 上の小さい写真でも十分分かるくらい激しく降っているのであった。

 今日の宿泊先も、明日の宿泊先も、その次の日の宿泊先も、その更に次の宿泊先も予約済みという日程に余裕のない会社勤めの自転車ツーリングの悲しい定めで、雨が降っても槍が降っても先へ進まない訳にはいかない!こんな悪天候でも今日も元気に走る!これは決定事項なのである。

 テントを出て1秒の炊事場(笑)で身支度を整えた後、昨日セブンイレブンで買ってきたパンを朝食に食べた。
 朝食を取りながら携帯サイトで今日の天気予報をチェックしたところ、この雨は次第に収まりやがて止むらしい!いくらレインウェアでそれ程濡れないとは言っても、やはり雨天の走行は気分的にあまり楽しいとは言い難いので、雨が止んでくれるのは嬉しい限りである。

 テントの中を片づけた後、テントの方も片付けた。炊事場の屋根の下のテントは全く濡れておらず、管理人の厚意にはホントに感謝でいっぱいであった。
 
 レインウェアに身を包み、足元をレインスパッツでガードした後自転車に跨ってキャンプ場をあとにした。そして広い江汐公園内の道を走り抜けて江汐公園の方もあとにした。

 県道71号を南下し、昨日の入浴後に立ち寄ったセブンイレブンの前まで来た。そしてそこから更に南下し、小野田駅前を通過し国道190号へ入った。
 県道71号と国道190号ではなく、国道2号を進む手もあったが、国道2号から江汐公園までは結構坂を下ってきていたのでその坂を引き返すのに少し嫌気が差したのと、等高線を見ると国道190号の方が平坦で走りやすそうだったからである。

 その国道190号はやがて国道2号と合流、国道2号が逸れるまでのあと10kmくらいの距離を国道2号で進む。
 そして約30分後、その10kmくらいを走り、ここでついに初日の神戸から6日間に渡って走ってきた国道2号とはお別れとなった。右折方向の国道2号は関門トンネルへと向かうので自転車はここまでなのである。
 自転車乗りの私は直進方向の国道9号を進み、関門トンネルの人道トンネルへ向かう。いよいよ九州が近くなってきたという実感が湧いてきた。そんな実感にワクワクしていると、瀬戸内海を挟んで九州の大地が目の前に見えるようになってきた。ついに九州、ここまで来たんだ!
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 そんな空気を察してか、雨も止んでくれていたのが有難かった。

 少し進むと高速道路が走る関門橋も見えてきた。
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 更に少し進み関門橋の少し手前の地点へ。ここ"みもすそ川公園"は壇ノ浦古戦場跡を公園として整備した場所。並べて配置された大砲が当時の決戦跡を物語る。
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 その壇ノ浦古戦場跡もとい みもすそ川公園のちょうど道路を挟んで向かい側に見えるのが、関門トンネル人道入口。
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 関門トンネル人道の通行料、歩行者は無料。自転車と原付は20円、安っ!
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 通行料20円を払った後、人道トンネルへ降りるエレベータを待つ私と我が愛車。
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 関門トンネルは二重構造になっており、上部が自動車道、下部が人道となっている。下部にある人道へはエレベータに乗って地下約55mまで降下するのである。
 エレベータを降りた先はこんな感じ。
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 九州へ向かう道がついに目の前に!(もうこの辺はテンションMAX状態ww)
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 関門トンネル人道は自転車に乗車しての移動は禁止されているので、自転車を押してゆっくり進んでいった。
 この辺りの住人のジョギングコースとして広く利用されているらしく、トンネル内は息を弾ませて駆け抜けていく人と多くすれ違った。時折ツーリング装備の私の自転車に気づいた人からは、頑張って下さいとエールを頂いたりもした。

 総延長780mの人道トンネルのちょうど中間地点まで来た。ここが本州の山口県と九州の福岡県の県境となる場所。
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 そして、その県境を超えて、いよいよ九州は福岡県へ!
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 九州側のエレベータに乗って地上へ移動。
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 九州の大地に降り立った!
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 対岸に見えるのは先程までいた本州の大地になる。つい先程まで対岸からこちらを伺っていたので凄く不思議な気分である。
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 トンネルの中は寒いかなと思い、脱がずにそのまま着ていたレインウェアはここで脱いでバッグに仕舞いこんでおくことにした。 
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 それとツーリングマップルは、九州沖縄編にチェンジになる。今まで6日間に渡ってフロント側のバッグの上で頑張ってくれていた中国四国編をバッグの奥にしまい、九州沖縄編をマップケースに入れた。
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 今まで山陽地方で国道2号を中心に進んできたのと同様に、九州では主に国道3号を中心に移動することになる。その国道3号は門司市内から始まる道路、私は早速その国道3号へ入り進路に取った。

 国道3号を走り北九州市内を進む。
 九州に入ってすぐ思ったのが、道路端の白線の引き方が北海道の道路と似ていて、自転車での走行前提の白線の引き方になっていないのである。
 関東~東海~関西~山陽辺りの道路端の白線は、白線の外側に自転車が1台すっぽり入るくらい余裕がある感じ。それに対して九州の白線は狭く、酷い所ではマンホールの上や排水口の上に白線が引かれていて、白線の外側など走れたものではないのが殆ど。本州の道路のような排水口の形状を邪魔にならないように工夫した物も殆ど無く、走りにくさは北海道の市街地に通じるものがあった。これはこの日から10日目の最終日までずーと感じた九州の道路についての感想になる。次に走りに来る時まで改善してくれると自転車乗りの自分にとっては大変有難いのだが・・、まあ難しいだろう。

 道路の走りにくさに注意がいって、気が付くと北九州市内を抜けてしまう寸前の場所まで進んできてしまっていた。昼食がまだなのだ。とりあえずここを逃すと街を抜けてしまいそうな気がしたので、慌ててこのマクドナルドへ立ち寄ることにした。
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 復刻したチキンタツタに惹かれたと言うのもあるが。。
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 チキンタツタをLセットで頼み、ハンバーガを単品で1個付けた。飲み物は当然のようにコカ・コーラを注文。
 自転車が心配だったのでテイクアウトにして駐輪場の愛車の側で食べることにした。
 
 ハンバーガを頬張っていると、隣の生鮮食品店の女性が「どこから来たの?」と気さくに声を掛けてきた。乗っている自転車を見て旅行者だと気付いたらしい。「北海道の札幌からです」と答えると、ひっくり返るくらい大袈裟に驚いていた。関東や関西辺りで聞かれて北海道から来たと言うと、まあそれはそれで驚かれることもあるが、九州にいる状況下で北海道から来たと言うと相当遠くに聞こえるのかもしれない。
 この女性からは、一日に何kmくらい走るのかとか、平均速度何km/hくらいで走るのかとか、宿泊先はどうしているのかとか、食事はどうしているのとか、とにかく色々なことを質問されまくったのだった。色々な人と会話に花を咲かせられるのも自転車ツーリングの楽しさの一つ、今日もそれを実感した日だった。(大変話し好きの人だったので、結局1時間近くここで話し込んだのは時間的には誤算であったが・・)。

 北九州市を抜けた後の国道3号、やはりこの国道3号でも自転車は虐められるようだった。
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 自転車は国道3号の本線を走ることが許されず、ガタガタの側道へ行けの看板。何この下ってすぐに上る自転車泣かせの側道は!
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 ついでに地面を見てもらうと分かると思うが、雨が再び降りだして地面がすっかり濡れてしまっている。一旦はバッグに仕舞いこんだレインウェアだったが、ここに来て再び着て走ることになってしまった。

 雨が降ったり止んだりする中、博多駅に到着した。こちらの写真は横の方から。
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 そしてこちらの写真は正面から見た博多駅になる。
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 博多駅からは南西方向へ延びる住吉通を走っていき今日の宿泊先の"アパホテル福岡渡辺通"へ行くつもりだったのだが、道を間違えてしまい那珂川の中洲にあるキャナルシティ博多がある若者で賑わう場所に出てしまった。
 自転車を停め地図をじっくり見た後、気を取り直し那珂川をそのまま南下して住吉通へ。後は那珂川を渡って道なりに進むとアパホテル福岡渡辺通に到着したのだった。
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 広島のホテル泊の時と同様に、ここでも超速FIVE輪行袋へ自転車を収納し、ホテルのフロントへ移動。
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 フロントの人は輪行袋を見て自転車が入っていることに気付き、「自転車でいらしたのですか?凄いですね、今日はどこから走ってきたのですか?」と興味本位で聞いてくるだけで特に咎められるようなことはなかった。やはりここでも、この超速FIVE輪行袋に入れて部屋に持ち込むのは全然問題ないのを再確認するに至ったのだった。
 今日の宿泊先アパホテル福岡渡辺通の客室内はこんな感じ。
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 館内は吹き抜けになっており、開放感抜群のホテルである。
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 部屋で一息ついたところで、夕食を食べるために外出することにした。行き先は"博多だるま"、博多ラーメンの店である。博多ラーメンのおいしい店を探すと必ず候補に上がってくる有名店であり、この博多だるまが徒歩圏内のホテルを探して、今回アパホテル福岡渡辺通に決めている訳で、博多だるまへ夕食を食べに行くことは前々からの決定事項だった。

 やって来た博多だるま、店内は混んでいたが行列が出来る程ではなかった。注文したのはラーメン(煮玉子入)750円。
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 最近のラーメンは豚骨をベースにして醤油、味噌、塩味を付ける物が多くなっており、下味としての豚骨スープ自体はよく口にしているが、本場の博多ラーメンのとんこつラーメンは純粋なとんこつのみの味。この純粋なとんこつラーメンというものを私は殆ど食べたことがなかったが、ここで食べたラーメンは絶品だった!私は味評論家ではないので良い表現を知らないが、ここのラーメンはとにかく美味かった。替玉を頼んだのは言うまでもない。

 ホテルの部屋に戻ってきた。外は街頭が灯り夜へと移行しようとしている時間に差し掛かっていた。後はゆっくり部屋でくつろいでいたい気分だったが、今日はもう一仕事残っていた、洗濯である。
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 広島のホテルで洗濯してから今日で3日経過し、残るは明日着る服のみだったので今日洗濯しておかないとならない。あまり部屋でつくろいでいると益々億劫になるので、さっさとやってしまうことにしよう。

 その後は、洗濯をし、客室内のユニットバスに入り、DSで遊んだりして福岡のホテルでのひとときを過ごしたのだった。

■走行ルート


■2012/5/2(水) くもり時々雨
 ルート:   宇部~福岡
 走行距離: 120.42km
 平均時速: 17.3km/h
 最高時速: 42.1km/h
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 宿泊地:  福岡
 宿泊先:  アパホテル福岡渡辺通

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この記事へのコメント

2012年05月27日 23:02
祝、九州上陸♪
すごいねぇ~。
ほんとに九州まで行っちゃったねぇ。
人道トンネルは、入り口まで行ったことがあります。
くぐってみたかったな。
2012年05月28日 07:03
ありがとうございます。
記事に書き忘れましたが、九州上陸は自転車以外でも自身初の出来事だったので、テンションがもう凄いことになっていました(笑)

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