日本縦断ツーリング[PART4]【2012春 山陽・九州編】(4) 広島~宮島~岩国

 4日目の朝は自転車ツーリングの朝としては遅めのAM6:00に起床。今回宿泊したコンフォートホテル広島の無料朝食の開始時間がAM6:30からと言うのが理由の1点目。今日の宿泊先である岩国ユースホステルまで真っ直ぐ向かった場合の距離が45km程と近いのが理由の2点目。本日のメインイベントの宮島行で、AM9:10以降の大鳥居大接近ルートのフェリーに乗船するためと言うのが理由の3点目になる。

 身支度を整えた後、ホテル1階の朝食バイキングコーナーへ移動。
 どうやらゴールデンウィーク期間は、30分繰り上げて6時から朝食バイキングが始まっていたらしく、既に食事を終えて食器を下げて出てくる人もちらほら見受けられた。席はかなり埋まっていたが、それでも私一人が座る場所くらい問題なかった。
 朝食バイキングではパン、ご飯、卵料理、ウインナーソーセージ、サラダ等が好きなだけ取り放題になっており、自転車乗りの自分としては朝から皿を盛り盛りにしても良かったが、起きがけでそれ程空腹でもなかったので控えめにこんな感じに皿に盛った。ちなみに私は朝食パン派である(今までの記事を見ていればとっくに知っているとは思うが)。
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 部屋に戻ってきて、荷物を整理し、何気にカーテンを開けて外を見てみた。
 流石にこの時刻だとホテル前の広い道路でも車は疎ら、徒歩で歩く人も疎らだった。路面電車の電停には電車が停まっているのが見えた。札幌の路面電車よりも近代的なデザインの電車でかっこ良い!
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 電車を見ていて何か違和感が・・? よく見ると地面が濡れていて道行く人は傘を差しているではないかー!
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 天気予報をチェックすると、いつの間にか今日はすっかり雨の予報になっていた。まあ天気に文句を言っても仕方がないが、このツーリングの中で今日は一番晴れて欲しい日だったのに・・。

 ぼやいていても仕方がないので、雨対策をすることにした。
 まずは地図が濡れてしまっては困るので、Ziplocの中にツーリングマップルを入れ、それをいつものクリアファイルに入れた。多分これなら濡れないだろう。

 次に防水バックになっていないリアのトランクバッグの防水対策をする。
 一応トランクバッグの専用のレインカバーを買ってあり、今回も持ってきてはいたが、正直言って長時間の雨天走行だと大抵濡れてしまい役立たずなのである。それでいてレインカバーを掛けると中の物にアクセスできなくなり不便でしょうが無い。折角持ってきたが今回はレインカバーを掛けず、中の物で濡れてしまって困るものだけをそれぞれビニール袋に入れて防水対策することにした。トランクバッグは濡れてしまうが、晴れた日に走っていればいつの間にか乾いてしまうのは以前確認済みだからまあ良いだろう。

 最後に私自信の雨対策に入る。サイドバッグからレインウェアを引っ張り出して上下とも着て、レインスパッツを靴の上に付けた。多分レインスパッツ+ゴアテックスの靴でも一日中雨に晒されていれば濡れてしまうと思うが、こちらも晴れた日に走っていればいつの間にか乾いてしまうのでまあ良いだろう。

 2回に分けて荷物を運び1階のフロントへ、チェックアウトを済ませた。
 ホテルを出て、昨日と同じ場所を陣取って輪行袋から出した自転車をチョイチョイと組み立ててしまった。やはりこの超速FIVE輪行袋は自転車ツーリングには相性抜群である。
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 ヘルメットインナーキャップを被り、その上からレインウェアのフードを頭に被り、その上からヘルメットを被った。このままだとレインのフードで耳が隠れて外の音が聞こえづらくなってしまうので、フードを少し後方へ引っ張って耳を露出させておく。この状態でヘルメットを被れば音が聞こえない件はクリア。これで雨対策が唯一施されていない部位はグローブのみとなる。一応ゴム手袋を嵌めればこれも問題無くなるが、今回はパッドの厚い指切りのグローブと薄手の指先までのグローブの2つを持ってきているので、薄手ですぐに乾く方を防水対策せずそのまま付けておくことにした。ゴム手袋で濡れずに済むが、ハンドルを握った時のフィーリングが今一と言うのが最大の理由。それと操作性が著しく低下するのも嫌、それがゴム手袋をしない理由である。

 雨の降る中、ホテル前を出発し国道2号を走り広島市街地を離れた。
 広島~宮島間の国道2号も市街地を行く旧道の他に、山間部をトンネルで繋ぐ形で市街地を大きく迂回するバイパス道路があるが、自転車にとってはどれもデメリットでしかないのでバイパスではなく旧道の方を進んだのは言うまでもない。

 宮島到着直前という場所で、ふと見えたのがボートレース宮島の競艇場だった。北海道には競艇場は無く、私はこれまで競艇というものを生で見たことがなかった。こうして今見えているのがレース中なのか練習中なのかは分からないが、大きな水しぶきを上げてターンしていくボートが、自分の予想していたものよりもずーとスピード感溢れるものだったことに驚いたのだった。
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 宮島へ渡るフェリーが出る港である宮島口に到着した。
 冒頭に書いた大鳥居に大接近するフェリーは9:10以降のフェリーで、到着時その時刻は過ぎていたので、すぐにフェリーに乗るべく乗船券を購入し乗船の待合場所へ移動した。宮島往復の大人1人の往復乗船券は340円。自転車を載せる場合でも大人1人の運賃込で往復540円と200円アップするだけだったので、愛車も宮島へ連れていくことにした。コインロッカーでもあれば荷物を下ろしていこうと思っていたが見当たらなかったので荷物は付けたまま行くことにした。
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 フェリーが接岸し、車両デッキに乗船した。係員に聞いたところ、車両デッキにずーと居ても良いと言うことだったのでそのまま船室には入らず車両デッキから近づいてくる宮島を眺めた。
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 乗っていたフェリーは約10分で宮島の桟橋に着いた。・・て、大鳥居に大接近は??
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 宮島でもやはり雨、雨の中 海を左手に見ながら海岸線沿いの道を自転車に乗って走りだすと、あんなにたくさんいた人がどんどん疎らになっていき、気が付くと人っ子一人居ない状態になってしまった。厳島神社とは反対の方向でこちら側は、宮島シーサイドホテルやキャンプ場のある方向になるがこの時間帯はあまり需要がないらしい。何となく興味が沸かなかったので、宮島桟橋へ戻り反対方向の厳島神社へ進むことにした。

 厳島神社の方向へ進むと、おみやげ屋や食事処が立ち並ぶ通り(表参道商店街)へ、こちらはさっきとは打って変わって人人人・・・、下の写真で見るとそうは見えないかもしれないが、そんな人混みの中で写真撮影なんか当然無理、写真は空いている場所での撮影になっている。
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 表参道商店街を抜けると御笠浜に出た。雨は小降りになったものの砂地の地面は所々大きな水溜まりになっていた。
 濡れた砂地は足元が不安定で自転車を押して進むのが結構重労働。なんか小腹が空いてきた。
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 そんな訳で表参道商店街へ戻り、あなご蒲鉾を買ってきて食べた。宮島の名物はあなご飯、カキ、もみじ饅頭あたりが有名だが、にぎり天、蒲鉾、竹輪、揚げもみじといった食べ物の店が軒を連ねていてこちらも人気があるようだった。
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 フェリーから見損なった大鳥居の前までやって来た。これが海の中に建つ宮島のシンボル大鳥居!
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 ・・って、工事中かい!がっくり フェリーが大鳥居に大接近しなかった理由がここでやっと理解できたのだった・・。
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 厳島神社前へやって来た。タイミング的に現在は干潮らしく海上に浮かぶように佇む様子こそ見られなかったが、赤を基調とした社の神々しい存在感は感じられた。
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おいた。
 
 厳島神社の広大な外周を自転車を押して歩きながら進むと、進行方向左手に五重塔。
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 厳島神社のちょうど真裏あたりの写真。
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 人が疎らになったところで、自転車に乗って坂を駆け上がり大聖院前へ。
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 宮島でも奈良公園と同様に、所々に人によく慣れた鹿が何頭もいて島を訪れた観光客を和ませていた。
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 大聖院前をざっと一回りした後、坂を自転車で下り再び厳島神社の裏へ戻ってきた。
 次に立ち寄ったのは大願寺。七福神の一員"弁財天"が祀られているようである。
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 宝物館へ向かって移動中。
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 宝物館前で記念撮影。こちらの建物も赤と白の色彩が鮮やかである。
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 そろそろ12時。ここらで宮島名物のあなご飯にしようかと思って先程から店を見ていたのだが、どこも混んでいて待ち行列が出来ている状態。こんな雨天なのに、よくもまあこんなに観光客がいるものだと感心してしまう。そうしてあなご飯を求めて彷徨っていると、止んでいた雨が再び降り始めてきてしまった。今日は朝からレインウエアを着たまま行動しているので特段雨が降っても濡れはしないが、気分的にあまり良い気分とは言えないのも事実。

 取り敢えずまだ見ていなかった清盛神社を見に来た後・・、
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 その後の天候の回復が見込めなさそうだったので、予定を早めてフェリーで宮島をあとにしたのだった。
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 ここまでの(宮島での自転車を押しての徒歩移動を含めて)走行距離は25km。
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 宮島口の桟橋に戻ってきた。
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 宮島ではあなご飯の昼食を食べ損ねた訳だが、折角だからあなごが食べられる店は無いかと宮島口桟橋付近で周囲を見渡すと、桟橋の目の前に宮島口もみじ本陣という大きな駐車場を完備したお土産屋があり、その中に"磯もみじ"というあなごがメニューにある食事の出来る店を発見!ここで昼食にすることにした。
 ここで注文したのは"本陣御膳"。あなご飯と天ぷらと刺身、茶碗蒸しや酢の物も付いて1200円とまずまずだった。
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 どうにかあなご飯にありつけて腹が膨れたところで、今日の宿泊先の岩国を目指すことにした。
 今日は宮島での観光をメインにした休憩日のような位置付けで、走行距離は冒頭で書いた通り45kmくらいと比較的短い方である。広島からここ宮島口まで約20km、ここ宮島口から岩国まで残り25kmくらいとなっており、多く見積もっても1時間半から2時間くらいで岩国のユースホステルに到着するだろう。ユースホステルのチェックインは16時からとなっているが、それよりも少し早く着いてしまうかもしれない。

 岩国までの国道2号区間は海辺を走る割りと雰囲気の良い道、そんな道をのんびり進んだ。
 ユースホステル方面へ向かうため、西岩国駅の手前で国道2号を離れて一方通行の道を真っ直ぐ進んでいくと"錦帯橋"という橋の前に着いた。
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 その錦帯橋の頭上高い位置には岩国城が見えた。
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 どうやってあの位置まで登っていくのか凄く気になる。まあとにかく難攻不落な城であることには間違いなさそう。

 地図で見ると岩国ユースホステルは、この"錦帯橋"を超えた延長線上にあるように見えるが、錦帯橋は入橋料300円と書かれたどう見ても観光名所な美しい橋。ユースホステルへ向かうのにここを渡るのはどう考えてもおかしいと思ったので、橋の近くで交通整理をしていた係員にユースホステルへの行き方を聞いてみた。
 係員が言うにはやはりこの錦帯橋ではなく、この錦帯橋よりも南にある橋を渡って対岸に渡るらしい。係員にお礼を言って出発した後、言われた通りに進んでいくとこんな綺麗な日本庭園の場所に出た。
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 この素晴らしい日本庭園を抜けて少し進んだ先に今日の宿泊先の岩国ユースホステルはあった。
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 防犯のことを考慮し、宿泊予約時に玄関ガラス戸の中に自転車を入れて良いと言われていたので、今日はこんな感じに自転車を保管させてもらった。
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 宿泊簿に記入し、宿泊料金を払った。
 管理人の話では今日宿泊するのは私一人だけと言うことだった。2日前の里庄のキャンプ場と同様になるが、キャンプ場のテントという閉鎖的な場所と違い、こんな広い建物の中で一人きりと言うのは寂しい気分である。

 管理人から、ユースホステル館内についての説明を一通り受けた後、宿泊予約時に指定してあった夕食は、18時半頃談話室にて準備するのでその時刻には談話室にいるようにと言われた。

 自転車から外した荷物を持って、2階にある寝室へと移動した。今日の宿泊先寝室はこちらになる。
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 寝室の窓から外の様子。
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 今日の雨で濡れてしまったグローブと靴下、トランクバッグを広げて乾くように置いたり、トランクバッグの中の整理をしたりした後、寝室に鍵を掛けて1階の談話室へと下りていった。ユースホステルでは寝室は基本的に寝る時だけ使用し、それ以外は談話室で過ごすのが一般的となっているからである。

 こちらがその暖話室となり、コミックがかなり豊富にあったので、暇つぶし用に2階から持ってきたDSはこの部屋では使うことはなかった。
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 そうこうしていると夕食の時間になっていたらしく、談話室のテーブルに夕食が準備された。ご飯が何と おひつ1つ用意されており、ご飯茶碗で大盛り3杯くらいあったので、空腹だったお腹が一気にいっぱいになり大満足であった。
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 風呂は18時以降になったらボイラーが使用可能になるので、自分で好きな湯量を貯めて入って良いと言われていた。4~5人くらいが一度に入れそうな大きな湯船にである。流石に私一人が入るために湯船満杯にするまで貯めるのは勿体無い気がしたので、湯船1/2の湯量まで貯めた後、体を寝そべらせて浸からせてもらうことにした。

 風呂を使った後は、談話室でコミックを適当に流し読みし、眠気がさしてきたところで寝室に引き上げて休むことにした。

■走行ルート


■2012/4/30(月) 雨
 ルート:   広島~宮島~岩国
 走行距離: 52.57km
 平均時速: 13.7km/h
 最高時速: 31.2km/h
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 宿泊地:  岩国
 宿泊先:  岩国ユースホステル

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