札幌~桂沢湖~富良野

 本州でのゴールデンウィークのツーリングを終えて北海道へ帰ってきた後、1ヶ月になるが、その全ての週末の土曜日に雨が降り続けている・・。今年の天気は一体どうなっているのか?
 そんな雨ばかりの週末なので、最近は平日の昼休みにポタリングをして、それを記事にしたりとやっていたが、それでも物足りないのである。宿泊ありの走行が出来ていないのがその物足りなさを感じる主原因だと思われる。
 そんな悶々としていて迎えた今週末。天気予報では土曜日日中が曇りで、土曜日の夜は雨。日曜は曇りのち晴れの予報であった。土曜夜が雨になるとテント泊は厳しいので、今週末も宿泊サイクリングは諦めるしかないかな?と思っていたが、考えてみればテント泊を諦めて屋根のある宿泊施設に泊まるなら土曜の夜に雨が降っても問題ないということに気が付いた。よしよし今週末はそれでいってみようー!

 最近あまり距離が走れていなかったので、100km以上は走りたい気分。それでいて屋根のある宿泊先。札幌を基点にしてそんな候補地は沢山あるが、走行距離130kmの旭川と110kmの富良野の2つで暫く悩んだ末、今回は起伏に富んで景色が楽しめる富良野に決めた。富良野だと料金的にリーズナブルな屋根付き宿泊施設のライダーハウスがいくつもあるという点も今回富良野に決めた理由になる。

 出発は8時少し前くらいで、出発時天候はどんよりとした曇り空。それでも午前~夕方くらいまでの降水確率は20%くらいだった筈、まあ気にせず出発するのみだ。
 とまあそんな感じで出発したものの、江別を過ぎた辺りからポツポツと降りだして、岩見沢手前に差し掛かる辺りまで来た段階では、写真で見てもらうと分かるくらいすっかり道路が濡れるくらいの本降りの雨になり、いよいよレインウエアを上下とも着込んで走らざるをえない状態になってしまった。
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 本降りの雨が降る中、岩見沢市内を進んでいる時に、今回は諦めて札幌に引き返すことを考え始めていたが、そんな矢先に雨が徐々に弱まってきて、岩見沢を抜けたところで有難いことにすっかり止んでくれたのであった。もう引き返すという選択はなしで良いだろう。

 札幌と富良野を結ぶ最短ルートは、桂沢湖を経由しその後国道452号から道道135号を経由するルートになる。冒頭に書いた自宅から110kmはこのルートを通る場合の距離になる。なので、岩見沢を抜けた後は三笠市内を通り桂沢湖を目指す。

 昼食は写真に写っている三笠市内のこのサンクスで買って食べた。写真を見て分かるとおり雨がすっかり上がり、地面も乾いてきていた。
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 昼食を食べた後、三笠市内の道を進み恐竜博物館前までやって来た。ちょうどこの恐竜博物館の前から桂沢湖までが登りが続く区間になる。この辺りでまたしても雨がポツポツと降り出してきたが、登り区間の途中からは覆道になり濡れずにすむのでまだレインを着るのは早いだろう。

 覆道を抜けると雨はまたしても本降りに変わっていた。仕方がないので桂沢湖のパーキングでレインウエアを引っ張り出して着ることにした。
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 2枚目の写真だが、雨雲の隙間から変な形で日が差してきて、何と言うか幻想的な写真が撮れてしまった。

 桂沢湖は今回が初めてではないが、以前来た時にもこんなに湖面が見える区間が長かっただろうか?それとこんな湖水の色だっただろうか?
 と言うのは、今回見た湖面の湖水の色は黄緑色に近い緑色をしているのである。それはもうバスクリンでも入れたかのような色であった。幻想的というのではなく何となく不気味な感じがするし、車も全然通りかからないし・・。それに先程も書いたが、前回来た時はこんなに長時間湖面を見た気がしないし何か気味が悪い感じ・・。
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 カメラをしまった後、道を進んでいく。トンネルを潜り坂道を下っていく・・。 う~ん、やっぱり変だ!前回は写真に写っている橋を渡った記憶もないし、トンネルを潜った記憶もない。
 雨が降っているので地図が濡れてしまうのが嫌で出来れば避けたかったが、今このタイミングで地図を確認しないと絶対後悔すると思った。
 地図を確認してみると、やはり橋手前の分岐を橋の方へ進んだのが間違いで、このまま進むと分岐する道は無く夕張へ行ってしまうところだったのだ。いやあ危ない危ない・・。下り坂を結構下ってしまい多分2kmくらいは戻るはめにはなるが、気付くのが早かったので時間ロスは全然少なく済んだ。まあ良しとしよう。

 桂沢湖から富良野へのショートカットの道道135号の分岐までは25kmくらい。地図で見るとそれ程でもない距離だが、起伏がある分それなりに長く感じる道でもあった。前回この道を通った時は7月の美瑛のラベンダーが見頃の時期で車の大渋滞の脇を抜ける感じで爽快感の欠片もない悪条件だったが、今回は車列こそないものの、雨が降りしきる中の走行というのが残念である。

 ようやく富良野市内へと入った。
 今日の宿泊先は富良野市内にある"ライダーハウス宝来"を予定している。ただこのライダーハウスは事前にネットで調べたところ現在営業していない可能性がある。その場合を見越して富良野スキー場近くにある"ライダーハウス ログ 由縁(ゆかり)"に泊まることも視野に入れている。

 富良野市内の道を進み、ライダーハウス宝来に到着した。
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 正面脇にあるドアをノックしても、大声を張り上げても応答なし。駐車場は裏にあるようなので、そちらへ移動してみることにした。裏口の方に人がいるかもしれないし。
 裏口も人気なし・・。ドアをノックしても応答なし、大声を張り上げても応答なし。
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 正面入口の看板に書いてあった電話番号に電話を掛けてみたりもしたが、「お掛けになった電話番号は現在使われておりません・・」のアナウンスが流れている。これはやはり営業していないということなのだろう。
 ここライダーハウス宝来は諦めて予備として抑えておいたライダーハウス ログ 由縁(ゆかり)"へ向かうことにした。

 ログ由縁へ向かっている途中で、北の国から '95秘密でロケ地として登場した喫茶店 北時計が見えたので、その看板前で記念撮影。
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 ログ由縁に到着した。
 ドアをノックしても、声を張り上げても反応が無く、困ったことにこちらも管理人が不在のようである。ただ、ライダーハウス宝来の時のように絶望的な状況ではないようである。というのは、入口のところに「一寸外出しています。部屋に上がってくつろいでいてOKです。」といった看板が掛けられていたからである。一寸がどれくらいかは分からないが念のため管理人が帰って来るまで敷地内を見て周って時間を潰すことにした。
 まずこちらがライダーハウスの建物らしい。
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 横を向くとコテージ群へ続く道になる。写真には写っていないがコテージもログハウスの建物になる。
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 駐輪場の裏には露天風呂もあるようだ。
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 これら全ては、オーナーが10年間の歳月をかけて、ご自身で作り上げたログハウスということらしいから驚きである。まさにリアル黒板五郎である。

 20分くらい敷地内をウロウロして待ったあたりでそろそろ室内に入りたくなってきた。
 今日は出発時と三笠市内の少しの間雨が降っていなかっただけで、結局一日中ほとんど雨が降っていたような気がする。天気予報では雨が降るのは夜となっていたので、レインウエアこそ上下とも持って来ていたが、靴に被せるレインスパッツまでは持ってきていなかった。そうなると、さすがのゴアテックスの靴も一日中雨に打たれると浸水するようで、靴だけはすっかり濡れそぼっており、歩くたびにぐちゃぐちゃと音を立てるのである。そんな訳で、部屋に入ってくつろぎたいと言うより、濡れた靴を脱いで靴下を履き替えたいと言うのが今の希望なのであった。

 さらに10分過ぎても管理人は戻ってこないようなので、痺れを切らして入口に書いてあった電話番号に電話を掛けてみることにした。携帯の電話番号ではなく、固定電話の番号だったので、もしかしたら建物の中にある電話が鳴るだけかもしれないが・・。
 電話が繋がり、管理人の奥さんと思われる人が電話に出た。どうやら電話番号は管理人自宅の電話番号だったらしい。今日宿泊したいことと、今ライダーハウスの前にいることを伝えると、とりあえず建物の中に入って休んでいて下さいと言うことと、後ほどライダーハウスへ来てくれると言うことの返答があった。正式に口頭での許可も貰ったことだし、もう外で待っている理由もないだろう、裏のライダーハウス入口から中に入らせてもらうことにした。ライダーハウス1階の談話室はこんな感じであった。
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 とりあえず靴下と靴を脱いで、ソファーの上で胡坐をかいて座ってくつろいでいると、程なくして管理人の男性がやって来た。利用者台帳に記名して、ライダーハウス素泊まり1泊1000円の利用料金を払う。その間、自転車で来たのか?どこから来たのか?何時に出てきたのか?・・と、そんな質問に答えたりする。こういうやりとりはもう恒例行事化している気がする。その後管理人から、食事と風呂はどうするかを聞かれた。食事は外で食べるので無し、風呂は使わせてもらいたいことを伝えると、管理人はすぐに風呂の準備を始めてくれた。

 風呂にお湯を張り終わるまで少し時間が掛かるらしい、その少しの時間を使い、管理人からライダーハウスを案内してもらうことにした。
 まず荷物は、今いる談話室の隣の部屋に専用の部屋があるのでそちらへ置いて良いと言われた。
 次に風呂場は、同じく談話室のある1階に脱衣場とセットであった。丸太小屋の中にある風呂場は凄く新鮮で、よくこれだけのものを作り上げたと感心してしまった。
 寝室は2階にあった。布団は既に敷かれていて好きなところを使って良いと言われた。一般的にライダーハウスは寝具持参で訪れる宿泊施設になるので、ここは珍しい部類になるだろう。手ぶらで来ることが出来、1000円で宿泊できるのは大変有難い。荷物をあまり積載できないロードバイクの自転車乗りにとって、きっとここは打ってつけの宿泊場所になっているのではないだろうか?そんな風に思った。

 寝床もさることならが、このライダーハウスログ由縁はそれ以外の設備も充実している。1階には洗濯機と乾燥機がありこれらは無料で使用可能。炊事場にはガスコンロ、炊飯器、鍋、フライパン、ボール、お玉、洗剤類と完備されており自炊は余裕で可能。さらに談話室にはテレビの他にDVDプレイヤーまで付いている。これはもう普通に住むことも可能な気がする。そんな私の想像通りで、管理人の話では今日時点でちょうど長期に渡り連泊している男性が1人いると言っていた。ライダーハウス宿泊者には、たまにガソリン代をバイトで稼ぎながらツーリングを続けるバイク乗りの人がいる。その連泊の人も日中は働きに出ているらしいが、どうやらツーリング中の人ではないと言うことらしい。

 そうこうしていると、風呂のお湯が溜まったらしく入浴OKと管理人から声が掛かった。私は早速着替えと風呂道具を用意し、風呂場を使わせてもらおうとしていると、管理人は「自宅の方へ戻るので後はよろしく~」と言って帰っていった。まあ自宅が別にあるようなのだからそうなるか。

 入浴後、再び雨の中自転車に乗って出掛けることにした。夕食のためである。
 夕食はライダーハウスの中に置いてあったチラシで見た"富良野オムカレー"にしようと先程決めていた。2店程このライダーハウスから近い場所にその富良野オムカレーを食べられる店があるようなので、そのどちらかへ行こうと思っていたのだが、ライダーハウスを出てすぐのところにあったレストランでも富良野オムカレーがメニューとしてあるようなのでそこで食べることしした。折角風呂に入ってさっぱりしたのに、店を探してウロウロして雨に濡れるのが嫌だったのだ。

 という訳で、写真がレストラン ノルドゥで食べた夕食の富良野オムカレーである。
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 富良野オムカレーの6ヶ条(こちら)に従い、オムカレーの上には旗が立ち、ふらの牛乳が付き、デザートにはふらの牛乳を使った"ふらの杏仁プリン"が添えられている。なかなか美味かった。

 夕食を終えライダーハウスへ戻ると、中年男性が談話室にいてテレビを見ていた。どうやらこの人が管理人の話していた連泊者らしい。私がこんばんわと挨拶をすると、彼はあまり話をしたくなさそうな様子で、こんばんわとだけ言って、すぐにテレビに視線を戻してしまったので会話は結局それっきりになってしまった。
 私はテレビには興味がないので、持ってきたDSで暫く遊んで暇を潰すことにした。彼の方は1時間くらいして先に2階へ上がっていき就寝したようだった。
 私の方も22時頃には眠気が差してきたので、2階へ上がっていき奥のほうの布団を寝床に決め眠りに着くことにした。



■2011/6/4(土) 雨
 ルート:   札幌~桂沢湖~富良野
 走行距離: 118.57km
 平均時速: 18.62km/h
 最高時速: 42.78km/h
 平均ケイデンス: 81rpm
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 平均心拍: 140回/分
 最大心拍: 183回/分
 消費カロリ: 3171kcal
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 宿泊地:  富良野
 宿泊先:  ライダーハウス ログ 由縁(ゆかり)

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この記事へのコメント

2011年07月18日 00:04
富良野は一日で行けるんだねぇ~。

因みに、恐竜博物館の裏手には、廃線跡地が散策路件サイクリングコースになっていて、隠れた穴場です。
距離は短いけど、渓流沿いの絶景ポイントがありますよ。

今度行くときは、通って見てください。お勧めです。
2011年07月18日 20:04
1泊2日サイクリングの行き先として富良野はなかなか良いですよ、今度行きましょうね。

恐竜博物館の裏にそんな隠れた穴場があるとは知りませんでした。機会を見つけて今度行ってみます。情報どうも~
hirugohan355
2011年08月06日 21:34
良いコースを教えてもらい感謝です。。
札幌から丁度良い1泊コース!!貴重です。
安平キャンプ場こんど行こうと思います。。
ではでは。。
2011年08月08日 19:36
次回掲載分の記事も札幌から1泊2日で行けるキャンプ場の話を予定しています。詳しくは記事の方に書きますので楽しみにしていて下さい。

ちなみに、1泊2日の話は「キャンプ」のテーマにまとめていますので、そのリンクをクリックすると探しやすいかもしれません。

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